チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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第190話 公然の秘密

2011年11月20日 | チエちゃん
本日11月20日は、福島県議会議員選挙の投票日でした。


次の日曜日に、村議会議員の選挙投票日を控えたある日のことです。

おじさん:いらったがい?(居ますか?)
お母さん:ああ、ご苦労さまだない。
おじさん:今度の日曜には、ひとづよろしくお願いします。
お母さん:はいはい、うちはもう全員○○さんに決めてますがら・・・
おじさん:そうがい。ほんじゃ、安心しました。
     んだげんちょも、選挙は開げでみねど、わがんねがらない。
それから、おじさんは懐から封筒を出し、
おじさん:くれぐれも、よろしくお願いします。
と言って、封筒を畳の上に置くと、そそくさと帰って行きました。

お母さん:まったぐ、困ったもんだ。
     こんなごどしなくたって、○○さんに入れるのに。
     国や県の選挙は遠いがらいいげんちょも、村の議員は地元だがらなあ。
     うるさくて、かなわね。
     チエ、あのおじさんがこの封筒持ってきたごど、
     絶対よその人に言っちゃだめだぞ。
チエちゃん:母ちゃん、それ、もらっちゃダメなんじゃないの?
お母さん:ああ、そうだよ。だがら、誰にも言っちゃダメだよ。
チエちゃん:だったら、もらわなきゃいいのに・・・
お母さん:そんなごどしたら、あそごの家はうぢに入れながったって、
     後々まで恨まれるがら。
     それに、どごの家でも、もらってるんだがら。

ははぁ~、これが公然の秘密というものか。
そして、お母さんは、どこの家でももらっているということで、良心を納得させようとしているのだとチエちゃんは思ったのでした。


グリムス3本目

2011年11月19日 | チエの玉手箱
グリムス3本目が、1年以上かかって大人の樹へ成長しました。
5か月ほど、ブログを休んだので仕方がない。
今回は、ひょうたんみたいな樹だなあ。

今日、4本目が芽を出しました。
今度は、どんな樹に成長するのか楽しみです。



16日、ヒロシは心臓カテーテル検査を受けました。
もちろん、私もモニター室から検査に立ち会いました。

13時カテーテル挿入。
モニターに画像が映し出される。
ヒロシの背骨。画面は上へ上へと進んでゆく。
もごもごと動く臓器に到達。ヒロシの心臓だ。よかった!動いてる。あたり前か~(笑)
造影剤注入。パァッと心臓の血管が映し出される。
あれっ? 途切れそうになっている箇所がある。

先生:ヒロシさん、やはり血管が細くなっている部分があります。
   このままでは危険な状態なので、血管を膨らませて金属製のステントを入れる施術を行います。
   ただし、これには危険が伴います。
   血管が破れて、大出血を起こしたり、施術中に血管が詰まって心不全を起こす可能性があります。
   まあ、ほとんど起きないのですが、一応説明しておかないとできないですから。
   奥さんも、よろしいですか?

よろしいですかも何も、やっていただくしか選択の余地はない。

はい、よろしくお願いします。

15分ほどで、ステントの挿入は完了。
開始から、40分程度で終了しました。

スゴイ技術です。医療って、こんなに進んでいるんですね。
1週間ほどで退院できるんですもの。


心臓カテーテル検査

2011年11月16日 | チエの玉手箱
ヒロシは心臓カテーテル検査を受けることになった。
ヒロシの心臓は、肥大しているのだという。
人工透析は、心臓に負担がかかるのだ。
このままでは、あと1年持たないと医師に脅かされたらしい。
おどされたというより、事実なのだろう。
医師はいろいろな症例を診ているから、この状態なら次はどうかるか簡単に予測がつくのだと思う。

実際、最近のヒロシは背中が痛いと言っている。
私は、心臓のせいではないかと疑っている。
夜中寝ている時の呼吸も、苦しそうなときがある。
1年以上前から、ニトロなんたらという貼り薬を胸に貼り付けているのだ。

カテーテル検査は手術と同じ取扱いらしく、家族の立合いが原則のようだ。
それだけ、リスクが伴うということだろう。
希望すれば、モニタールームから見学することができる。
ドラマで、手術室を上階のガラス張りの部屋から見学するアレだ。
私は、いつも見学することにしている。

さて、出かける時間です。
いってきま~す。





ペアマフラー

2011年11月11日 | チエの玉手箱
ジャジャーン! ペアマフラー完成です

昨年、ヒロシのマフラー(グレー)を編んで、フリースのようなもこもこ素材の毛糸が暖かそうでしたので、私の分用に色違い(茶色)の毛糸を購入したのですが、とうとう作らずじまい。
今年こそはと、冬が来る前に編みました。
ジャンボ編みなので、始めればササッと出来ちゃうですけどねえ~
始めるまでが・・・


日曜日の散歩

2011年11月06日 | チエの玉手箱
あいにくの雨模様ですが、日曜日の散歩兼ウォーキング(同じかぁ?)に出かけました。

ふじりんごが真っ赤に色づいていました。もうすぐ、収穫かな?




こちらは、被災者の方が入居している仮設住宅です。
自転車が立てかけてあったり、玄関のスペースにいろいろな物が置いてあるのが見えます。
ご不便な生活とは思いますが、希望を持ってがんばってくださいね。




11月20日には、延び延びになっていた福島県議会議員の選挙があるのですが、統一選挙で浪江町の町長選挙もあるんですね。
あちこちに住民が散らばっているので、たいへんだと思います。




こんなものにも出会いましたよ。
よおく見ないと分からないかな。カモです。
キジも見つけたのですが、うまく写真に納めることが出来ませんでした。

歩いてみると新しい発見がありますね。



第189話 きのこ採り名人

2011年11月05日 | チエちゃん
チエちゃんのお父さんは、村で「きのこ採り名人」と呼ばれておりました。

毎年、秋になると、チエちゃんの知らない山奥に出かけて、たくさんのきのこを採ってきます。
よく採れるのは、アカキノコムラサキシメジです。
どちらもきのこ汁にするとおいしいです。チエちゃんの家では、アカキノコを味噌漬けにしていました。

時々採れるのは、センボンシメジ(ぶなピーに似ています)。
イノハナは、シシタケ・コウタケとも呼ばれ、茶色の大きなきのこです。
乾燥させたものは真っ黒になりますが、炊き込みご飯や油炒めにするととっても美味しいのです。

それから、きのこの王様マツタケ。
お父さんは、たくさん採れたマツタケを地元の八百屋さんに卸していました。
これも貴重な収入源です。
マツタケは、クロマツやアカマツなどの決まった木の側にしか生えません。
お父さんはその場所を知っていたのです。
マツタケの出る場所は、親子の間でも教えないと言われるほど秘密なのです。
教えてしまったら、先に採られてしまうからです。
けど、チエちゃんは大人が言うほど、マツタケは美味しくないと思っていました。
ご飯の中に入っているマツタケは小さくて、食べごたえがないし、味だって大したことない。
シイタケの方がずっと美味しいよ。

滅多に採れないのは、ホンシメジです。
これは、お父さんも1シーズンに一度採れるか採れないかでした。

そして、チエちゃんが一番好きだったきのこは、ホウキタケ
白くてサンゴのようなおもしろい形をしています。
味は忘れちゃったけど、歯ごたえがあったかなあ~


今年(2011年)、原発事故の影響で、福島県の天然きのこは採ってはいけないことになりました・・・

きのこの画像紹介のため、「山形産松茸販売きのこや」さんのサイトをリンクさせていただきました。


ハロウィンのプレゼント

2011年11月01日 | チエの玉手箱
ニコッとタウンでお友達になったぱちくり屋さんから、ハロウィンのプレゼントをいただきました。
うれしい!
写真の魔女っ子缶バッジです。
カエルちゃんの缶バッジもおまけでいただいちゃいました。
トートバックに付けたよ。
どうも、ありがとう。



ぱちくり屋さんは、イラストやPOPのお仕事をしてるんだって。
絵がうまい人って、うらやましい~
私自身は、うまく描けないけど、絵を見るのは大好きです。
ぱちくり屋さんのブログをリンクさせていただきましたので、興味のある方は見てくださいね。
かわいいイラストがたくさんあります。
左側のブックマークにあります!