チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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昭和めもりーず通信簿

2008年07月28日 | チエの玉手箱
7月24日から始まったgooの「ブログ通信簿」サービス。

おもしろそうなので、飛びついてみました。

ごく普通の評価ですけど、主張度「4」は、うれしいな。

それから、それから、ブログ年齢「29」だって~。


でも、この通信簿良すぎです。このところ、ブログ熱、下ってます。

更新も適当だし、みなさんの所へお邪魔するのもサボっています。

ブログを続けるって、難しいなあ 




鵺の鳴く夜は・・・

2008年07月26日 | チエの玉手箱
 横溝正史の「金田一耕助」シリーズが、映画化やテレビ化され、流行した時期がありました。推理ドラマ好きの私は、毎回楽しみにしていたものです。

 「鵺の鳴く夜は恐ろしい・・・」

昭和56年公開の「悪霊島」のキャッチコピーです。

「鵺(ぬえ)」というのは、どんな鳥なのだろう? どんな恐ろしい鳴き声なのだろうか?
夜鳥と書くからには、夜に鳴く鳥に違いない・・・

 それから、突然、「もしかしたら、アレかもしれない。きっとそうだ。」と思い当たったのでした。

 高校時代、深夜放送を聴いていた私は、夏休みの間も、もちろん聴いていました。翌日は、思いっきり朝寝坊できるのですから、真夜中にひとりきりの楽しみを十分満喫していたのです。
お気に入りの放送が終了し、さて、休もうか・・・。その前に、出す物を出して・・・
当時、チエちゃん家のお手洗いは、母屋と離れた戸外にあったのです。
外に出て、満天の星を眺めている時に、その音は聞こえたのでした。

 ピョー、・・・、ピョー、・・・、ピョー、・・・

何の音だろうと思いました。こんな真夜中に誰か笛でも吹いているのかしら?
いや、笛じゃない。
それにしても、なんと物悲しい・・・

 ピョー、・・・、ピョー、・・・、ピョー、・・・

お風呂場の上の桑の木のあたりから聞こえてくるかと思えば、家の正面の方角から聞こえてくるような気もする。

翌日、両親や、祖母に聞いてみても、誰も知らないと言うのです。

それからは、その音を度々聞くようになったのでした。



「鵺」というのは、想像上の怪獣のようで、頭は猿、胴は狸、手足は虎、尾は蛇の姿をしているのだそうです。一方、鳴き声は「トラツグミ」であるということです。
生家を離れて以来、鵺の鳴き声は聞いていませんが、毎年夏の夜に思い出してしまうのです。

となりのトトロ

2008年07月18日 | チエの玉手箱
    ここを通るたび、トトロの棲みかへと続く けものみちを思い出します

 明日から「崖の上のポニョ」の公開だからでしょう、今夜はテレビで「となりのトトロ」を放送していましたね。
ご存知、宮崎駿監督の大ヒットアニメです。
子育ての時、何度もビデオに付き合わされたものでした。
「となりの・・・」は、小さい子どもたちにもウケていましたが、それよりも、実はチエちゃんたち親世代にウケていたのではないかと思うのです。
なにしろ、時代背景がチエちゃんたちの育つ頃、そのまんまだからです。

 そして、あの頃、確かにトトロは、身近に存在していたように思うのです。

 チエちゃんは、弟や従姉妹たち、近所のお友達と熊ん様へ、よく遊びに行きました。
長く急な石段を息を切らして登った境内は、周りを鬱蒼とした木立が囲み、真夏でもひんやりとしていました。
そこで、鬼ごっこやかくれんぼをして遊ぶのです。

夢中になって遊んでいる時には平気なのだけれど、一人ぼっちで物陰に隠れ、ジッとしている時など、ふと誰かに見られているような・・・不気味な気持ちになったものです。
神殿のさらに後ろの奥の院辺りは、近寄りがたい神々しさを感じたものでした。

秋ともなれば、大木はチエちゃんたちに、たくさんのどんぐりをプレゼントしてくれたのでした。

残念ながら、チエちゃんは、さつきとメイのようにトトロの姿を見ることはできなかったけれど、熊ん様の森には、絶対にトトロが棲んでいたと思っています。

 それとも、熊野神社の御神体だったのかな?



第150話 アイスキャンデーと青大将

2008年07月12日 | チエちゃん
その日、チエちゃんはおやつにアイスキャンデーを買うよう、おばあちゃんからおこづかいをもらったのでした。

夏の暑い日の冷たいアイスは、チエちゃんにとって最高の楽しみでした。
チエちゃん家に冷蔵庫は、まだありません。
ですから、アイスキャンデーは買い置きができないのです。

真夏の太陽がジリジリと照りつける中、チエちゃんはお金を握りしめ、ひとり通い慣れた砂利道を遠藤商店へと、喜び勇んで向かったのです。

ところが、不動様へと続く橋のあたりで、チエちゃんはビクッとしました。
道の真中に、怪しい物体が長々と伸びていたのです。

それは、2mもあろうか(実際はもっと小さかったのかもしれませんが、恐怖でチエちゃんにはそう見えた)と思われる青大将が、道を渡るところだったのです。


 どうしよう・・・ 
 ここを通らなければ、遠藤商店には行けない
 アイスキャンデーは食べたい
 でも、ヘビはこわい・・・


青大将はノロノロしていて、道の真中に伸びたまま、なかなか動こうとしないのです。
とうとう、チエちゃんは、アイスキャンデーを諦め、家へと取って返したのでした。

それから、2~3週間は、またヘビがいたらどうしようと思い、アイスキャンデーを我慢したのでした。

Dr.スランプの最終回知ってる?

2008年07月08日 | チエの玉手箱
 本日のgooニュースにこんな記事が・・・   



なつかしい作品が並んでいますね。
 あの頃、チエちゃんは確かに、少年ジャンプを購読していました。
「Dr.スランプ」は、鳥山 明さんの絵が好きでした。
中でも、床屋の親父「空豆クリキントン」がお気に入りだったな。
そう、チエちゃんはイーストウッドファンだったから。どうみても、パクリです。

それから、いろんな車が可愛く、デフォルメされていました。この人、車好きだなとも思いましたね。

 アッ、思い出しました。
ナオちゃんの彼の「タロサ」は、「空豆タロウ」のことをアラレちゃんが「タロさ」と呼んでいることから、チエちゃんが付けたニックネームなのです。理由は、長男だから。

 で、最終回はどんな結末だっけ?

 えへへ、覚えていません・・・

たぶんその頃、マンガより重大な変化がチエちゃんに起こっていたから・・・だろうと思います。


このベストテンは、「タッチ」を除いて、全てアニメを観ていたチエちゃんです。
(コミックは全てとはいかないけど・・・。ちなみに「タッチ」はあだち充さんの絵が好きじゃなかったのです。)


ネタ切れだな 

第149話 洗い張り

2008年07月04日 | チエちゃん
「洗い張り」をご存知でしょうか?
 現在でも、高級和服などはこの洗い張りをするようです。
ネットで検索すると、「着物・和服のクリーニング・洗い張り」のCMが並んでいました。

 チエちゃんのおばあちゃんは、初夏のお天気のよい日に、よくこの「洗い張り」の作業をしたものです。
「洗い張り」というのは、丸洗いできない和服・着物の縫い糸を一旦、全部解いて、布地に戻して、洗います。
そのあと、糊をつけて、板張りにするか、絹物は伸子(竹ひごの両端に針がついたもの)張りにして、乾かします。
それから、もう一度仕立て直して、着物にするのです。

 チエちゃんのおばあちゃんがやっていたのは、木綿ですから、板張りでした。
リンクしたサイトの絵を見ていただくと、お分かりいただけるのですが、専用の張り板があって、その上に、糊をつけた布を、濡れた別布でシワをのばしながら貼り付けていくのでした。

 もんぺ姿にたすき掛け、頭には姉さんかぶりという井出たちで「洗い張り」作業するおばあちゃんの横には、いつもチエちゃんがいたのでした。

 しかし、こうして「洗い張り」した布地を着物に仕立て直すことはなく、別の着物の継ぎ当てとかに利用していたように思います。
低血圧のおばあちゃんは、この作業の翌日、なかなか布団から起き上がれないのでした。

それなのに、なぜ、「洗い張り」にこだわっていたのかなあ?

あの張り板は、とっくの昔に処分されてしまったのだろうなあ・・・