チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

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ランエボのおねいさん

2014年11月21日 | チエの玉手箱
自動車通勤をしていると、毎日ほぼ同じ時刻にすれ違うクルマ(人)がいます。
中でも、私が気になっているのは、黒いサングラスをかけ、古いランサーエボリューションで通勤するおねえさんです。
サングラスをかけているのでその素顔はよくわかりませんが、クルマもサングラスも似合っています。
そして、女性でランエボに乗っているのは珍しいということです。
何をしている人なんだろう?
あれこれ想像してみますが、よほどマニュアル車が好きなんだろうな。

で、最近見かけないな~と思っていたら、今日、朝靄の中ですれ違った彼女はなんと黒のFDに乗り換えていました。
う~ん!なんとなく想像はしていたけど、やっぱり
おねいさん、走り屋だったのねえ~

ほうとう

2014年11月20日 | チエの玉手箱
11月も半ばを過ぎ、ここ福島では朝の最低気温が一ケタ台となり、ずいぶんと寒くなってきました。
寒い夜には暖かいものということで、息子のリクエストもあり「ほうとう」を作りました。
生めんを別ゆでにすることなく肉や野菜と煮込むだけなので簡単料理。
ほうとうめんはシコシコ腰が強く、汁にとろみが出て体が温まりますね。

ほうとうは山梨県の郷土料理ですが、福島にもこれと似た料理があります。
「だんご汁」です。
めんではなく、小麦粉に水を入れて練ったものを小さくちぎり、それを鍋に落として季節の野菜や肉と煮込む料理で、いわゆる「すいとん」のことをこの辺りではだんご汁と呼びます。
大根や人参、ごぼう、きのこ、白菜、ねぎといった野菜を入れるのですが、この他このだんご汁に欠かせない野菜が「かぼちゃ」です。
かぼちゃが入っていないだんご汁は、クリープのないコーヒーみたいなもの。
かぼちゃの甘みが汁をおいしくしています。

私が子どもだった頃、チエちゃん家では冬になるとよくこのだんご汁を作りました。
そして、食べながら母と祖母は必ずこう言うのです。
「今のだんご汁は、お肉も野菜もたくさん入っているからおいしいよ。戦争中は、こんなの食べられなかったからね。」
と言われても、戦争を知らないチエちゃんには当時ピンとこなかったわけですが、昭和40年代初期はやっと戦後20年。
高度成長の好景気に浮かれていても、人々の心にはまだ戦争の傷跡が深く刻まれていたのだなあと、この年齢になって初めてその言葉が理解できたような気がしています。



除染前モニタリング

2014年11月06日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです

今年8月、私の住んでいる地域で除染に関する説明会が開催され、9月には除染に関する同意書を提出し、やっと我が家にも除染の順番が巡ってきました。
福島市除染マニュアルによれば、優先順位は空間放射線量の高い地域、さらには標高の高いところから実施することとなっています。
我が家の優先順位は、真ん中よりやや後といったあたりかな?
さて、除染が始まるといっても、まだまだ第2段階ですが、昨日、除染前のモニタリング調査がありました。
委託業者による住宅の測量と放射線量の測定が行われ、除去土の保管場所を決定します。
その作業に市の監理員(こちらも委託業者)と住宅主が立ち会うのです。
放射線量の測定は、玄関先、庭の中央(我が家ではカーポート)、室内1階と2階、除去土の保管場所の5か所でした。
それぞれの箇所で、表面から1cm、50cm、1mの高さの3回測定します。
画像は、保管場所の放射線量を測定しているところです。
室内は0.1μ㏜くらいで、一番高かったのは庭中央の0.37μ㏜でした。
保管場所は、地上保管か地下埋設を選択できるのですが、我が家では敷地が狭いため庭を潰してコンクリート打ち、駐車スペースとしているので、除去土も少量になることからプラスチック容器に地上保管することにしました。
測定結果を基に委託業者が大まかな除染計画を説明し、私たちに伐採してほしくない庭木や要望などを確認して終了しました。



今回の作業に6~7人の業者さんが来ました。
すごい人件費だぁ!1軒の住宅を除染するのに一体いくらかかるんだろう?
なんかもったいない。
みんなの大切な税金が使われていることに申し訳ない気がしました。