熱海の海岸を散歩する 貫一・お宮の二人ずれ・・・ではありません。
女性4人連れの熱海温泉の旅でした。
この熱海の地を有名にしたのは「尾崎紅葉」の小説「金色夜叉」でしたね。
♪熱海の海岸散歩する・・・で始まる歌が爆発的に流行し、私も40数年前この物語の舞台を一目見ようと、熱海を訪ねた1人でした。
現在は、2代目のお宮の松と、貫一・お宮の像が海岸近くの国道沿いに建っていました。バスの中から眺めただけなので、蹴飛ばすことは不可。友人達と大笑いしながら昔を偲びました。
風情を感じなくなった熱海の海岸を散歩する気持ちになれず、移りゆく時代の流れと、変わりゆく町の光景を懐かしんだ旅でした。
熱海の夜景は、宝石をちりばめたような綺麗な風景でしたが、写真は失敗でした。
起雲閣は、大正8年に別荘として建てられ「熱海三大別荘」の一つとして称賛された建物だそうです。その後、旅館として生まれ変わり、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎などの文豪達が宿泊され、現在は、熱海市の指定有形文化財として保存されています。
緑豊かな庭園があり、大正、昭和のロマンあふれる日本家屋の美しさと、建築様式がそのまま残っていました。気持ちがほっとし、心安らぐ空間に身を置き、素敵な文化財に触れることが出来ました。