先週、佐渡を旅しました。
新潟港からジェットフォイルの高速船で両津港へ到着後、観光が始まりました。
私達7名は、観光タクシーを利用し、運転手さんのガイドで楽しく賑やかに佐渡を満喫しました。思いもかけず、ジェンキンスさんにもお会い出来感激でした。
佐渡は、昔から流人の島として知られています。順徳天皇や、日蓮聖人、そして能を大成させた世阿弥など多くの貴族や、知識人、文化人が流されたそうですが(70名余り)そのほとんどは、政争に敗れて絶海の孤島「佐渡」へ渡った、と言う悲しい歴史がありました。
そして、江戸の初期、徳川幕府が金山に目をつけて幕府直属の領地として金山開発に力を入れ、産出された金銀は徳川幕府の財政を支えたそうです。
この金銀を江戸に運ぶために港は(相川・小木)金の積出港として栄え、色んな文化が入り町人文化を築きあげ、順徳天皇や、日蓮聖人、世阿彌などの知識人がもたらした貴族文化、そして金山の発展に伴って役人達が江戸からもたらした武家文化が一つとなり、佐渡独自の文化を生み出したそうです。
佐渡は、豊かな自然に恵まれているだけでなく「歴史と文化」の島でもありました。
久しぶりに、佐渡の歴史を振り返った旅でした。
佐渡は、昔から能の盛んな所で、各地に沢山の能舞台があるそうです。
写真左は「本間家の能舞台」中央は「能楽の里」にある本格的な能舞台です。
本格的な能舞台で、18体の等身大のロボットが演じる薪能。
手、口、足の動き、目の表情など、良くできていて本物の人間が演じているようでした。
中央の写真は、金の鉱脈。上の方に白く上下につながっているのが鉱脈で、その中に金銀が含まれているそうです。暗い坑道の写真なので写りは良くありません。
尚、驚いたことにH元年3月まで採掘していたそうです。その後中止になった理由は鉱脈が枯渇したためとのことでした。
金山展示室の入り口。濃淡の緑が綺麗でした。
道路脇に咲いていた「カンゾウの花」
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