もうすぐ3月3日のひな祭りです。
私の故郷「茨城県・真壁町(まかべまち)」も、町おこしとして、ひな祭りが開催され、毎日大勢の見物客が訪れているそうです。
普段は、静寂に包まれた町内ですが、この期間中は大勢の人で賑わうので落ちつかない、と姉の弁。
私は、故郷のひな祭りではなく椿山荘の「雛のつるし飾り」を見てきました。
伊豆・稲取温泉のつるし雛をロビーいっぱいに飾ってあり、華やかで見事でした。気分は旅行?
雛のつるし飾りは伊豆半島の稲取に、江戸時代から伝わる風習で子供の成長を願い、動物、魚、果物、花などの縁起物を布の端切れで作り、竹の輪からつるしてひな壇の両脇に飾る全国でも珍しい伝統行事です。(今では、各地で見られます)
例えば、猿は、厄がさる。巾着は、わが子がお金に不自由しないように。花は、花のように美しく。這い子人形は、這えば立て、立てば歩めの親心。と親の深い愛情が込められた盛りだくさんのつるし雛でした。
人形3体です。顔の表情がうつむき加減だったり、手の位置が異なったりと、作りが凝っていました。
ごちゃごちゃと雑多な雰囲気ですが、23畳のスペースに約400本がつるされていて、雛の数は何と4000個以上あるそうです。
紅白の竹の輪から沢山の人形がつるされた「雛飾り」圧巻でした。
今、冬季オリンピックの開催中です。呑気に雛飾りなどを見て、選手の皆さんには申し訳ありませんが、テレビで拝見し応援していますので頑張ってください。
この都留市雛は神奈川県戸塚区にあるあとりえ和庵(わあん)という吊るし雛教室の生徒達の作品です。私はそこで講師をしています。
皆さんに写真を撮っていただき、このように紹介して頂くことは作り手のとても大きな励みとなります。今年も今日から展示しています。機会がありましたら、又是非お越しになってくださいね。お待ち申し上げております。