プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

☆法師温泉

2004-10-06 15:03:53 | 旅行記
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 日本秘湯を守る会でも名高い法師温泉「長寿館」。旧三国街道沿いにある一軒宿で、本館は江戸時代の旅籠の面影を残す。古くから数多くの文人墨客が訪れる名湯だ。与謝野晶子や若山牧水、川端康成、直木三十五、内村直也、中西悟堂等々、いずれもその道の大家が、口を揃えて評価するのは、鹿鳴館風の異色の建物「法師乃湯」。
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法師乃湯を一躍、全国版に押し上げたのは国鉄(現JR)のフルムーン旅行のポスター。上原謙と高峰三枝子が仲良く湯船に浸かっているシーンをご記憶の方も多いだろう。浴槽の底からお湯が沸きあがってくるのを身体で感じながら、川のせせらぎと風木の音を、丸木を枕に湯に浸かっていると、詩人になったような気分になるから不思議だ。

女房と二人で作った下手な一句を。

「風までも 声をひそめる 法師乃湯」(作chosan)  
「川音を 丸木まくらに 法師乃湯」(作shizue)

 


☆尾瀬の草紅葉

2004-10-06 11:05:10 | 旅行記
EPSN0107 今夏の猛暑の影響は、尾瀬にも及んでいた。例年より遅めとの予報通り、足元から燃え上がるような草紅葉には出会えなかった。だが、台風21号が通過した直後だったので、至仏山や燧ヶ岳の稜線が湿原から際立って青空にくっきりと浮かび上がっていた。

 2004年10月2日、JR上毛高原駅に集合した一行7人は、鳩待峠までタクシーで移動し、尾瀬ヶ原の「竜宮小屋」へ。ここで一泊し、翌日は富士見峠からあやめ平を抜けて鳩待峠に戻り、戸倉温泉でもう一泊し疲れを癒す、二泊三日のコースだった。木道の両側に広がる樹林を見ながら歩を進めると、緑の木々の間に真っ赤に燃えるナナカマドがひときわ目を引いた。尾瀬ヶ原は黄葉に早いせいか、人影もまばらで、その分よけいに湿原の広大さを印象付けた。水芭蕉の最盛期に訪れた時には、人の多さに辟易したものだが、今回は負け惜しみではなく、時期はずれがかえって有難かった。
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 二日目は、あいにく雨の中の行軍になり、浮き石に足をとられるシーンもたびたび。途中、富士見小屋で早めの昼食をとった。おにぎりとけんちん汁は冷え切った体を芯から温めてくれたし、小屋のおかみさんがサービスに出してくれたカボチャの煮物と漬物の味も格別だった。好意に感謝しながら、悪天候のなかを全員無事、下山した。、