海外旅行人気が高まる一方で、空港で添乗員に置き去りにされた男性が、旅行会社を訴えた裁判は、注目に値する。
事件の概要は、ヒースロー空港で、男性の手荷物検査が手間取り、添乗員は空港係員に、「ひとり遅れる」旨を告げた。が、係員に搭乗するように促され、携帯電話で「頑張って帰国して下さい」と男性に告げ、他の参加者と一緒に帰国した。
彼は、現地の旅行会社にホテルの手配や道案内等を依頼し、翌日、帰国したが、その間の費用は全て本人が負担した。
会社側は、「過失は無いので、費用等は負担しない」と主張し、話し合いで決着せず、提訴したものだが、同様の経験があるので、他人事と思えない。