プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★人は世につれ

2013-11-12 10:13:13 | 日記・エッセイ・コラム

 ポール・マッカートニーの来日と、島倉千代子の死去で、宮田輝や玉置宏の司会で始まる「歌は世につれ 世は歌につれ」の名調子を思い出しつつ、「人は世につれ 世は人につれ」と置き換えた。

 ビートルズがデビューした当時(1962年)、強烈なサウンドが耳触りで、理解出来なかったが、1966年に初来日し、日本武道館でコンサートが開催されて以来、徐々にその良さが分かり出した。

 当時、和製ポップスはマイナーで、日本武道館でのロック・コンサート反対の街宣車まで出る騒動が起きたが、その後、武道館がロックの殿堂と呼ばれるまでに変貌した。

 一方、島倉千代子の存在を知ったのは、社会人になった1966年(昭和41年)。職場に、仕事を囲い込み、教えてくれない先輩がいて、今で言ういじめに遭ったことがある。

 その人は、島倉千代子の”泣き節”の大ファンだと知り、本意ではなかったが、新曲のドーナツ盤を贈ったら、それまでの態度が急変し、処世術を学んだ。

 世相を反映するのが流行り歌なら、逆に、歌が世の中を動かすことがあるんだろうかと、分かったようで分からないまま齢を重ねたが、二人の歌手の足跡と自分の来し方を重ね合わせ、その持つ意味を噛みしめている。