プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★フグ:下関<北陸

2014-04-17 09:42:11 | 日記・エッセイ・コラム

 1米原のマラソン大会の前日、やや旬を過ぎたが、「若狭ふぐ」を食べたくなり、敦賀で途中下車した。

 一般的には、「フグ=下関」として知られるが、正確には、下関はフグの漁獲高1位ではなく、集積地として国内最大規模を誇る。

 全国で初めてフグ食が解禁になり、しばらく山口県内限定だったことで、ブランドの地位を不動とした。また、フグ食解禁令を出し、許可第1号店を「春帆楼」と命名した伊藤博文は、山口県出身と言えば、政治的・歴史的背景が分かろうと言うもの。

 さて、平成23年度の農水省統計によると、天然トラフグの漁獲量は、1位石川、2位福岡、3位香川,、4位富山で、山口は5位に過ぎない。

 しかし、石川の漁獲量の殆どが下関に送られたり、大阪へ出荷され、地元消費率が5%と極めて低い。カニや甘エビの人気に押されぎみの「能登フグ」のブランド化を図るため、昨年、ようやく「能登フグ事業協同組合」が設立された。

 金沢市内で、「若狭ふぐ」や「能登ふぐ」を出す店が増え、下関や知多半島まで出掛ける必要がなくなる日を楽しみに待っている。