プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★マラソンが取り持つ合縁奇縁

2015-03-24 16:44:38 | スポーツ
 3月22日のレースを走ったことで、心地よい筋肉痛が老体に春を告げる覚醒効果をもたらした。同時に、予期せぬ出来事に満たされた気分に浸っている。

 スタートして間もなく、「足、痛めたのですか?」と後ろから声を掛けられた。振り向くと、白髪まじりで、あごにひげを蓄えたランナーが、にっこり笑って、横をすり抜けて行った。

 「大丈夫です」と答えたが、声の主の正体をとっさに思い出せなかった。遠ざかる後姿を見ていたら、最近、病気療養中と聞いていた走友だった。

 彼は、30数年前に、2年間、一緒に机を並べた酒とゴルフ・麻雀仲間で、当時、二人ともランニングとは無縁だった。その後、別々の進路を辿り、疎遠になっていた。

 ところが、2001年11月23日、京都で開催された「福知山マラソン」で、当時のベスト・タイム(4時間15分33秒)でゴールしたら、先着した彼と顔を合わせて、びっくり。地元北陸ではなく、遠く離れた京都で、22年ぶりの劇的な再会を果たすとは、マラソンが取り持つ「合縁奇縁」と言えよう。

 その後、マラソン大会で顔を合わせるたびに、元気に参加出来ることの喜びをシェアしている。私には、恵まれた「走友」が大勢いるが、それぞれの価値観とライフ・プランを尊重しつつ、「不即不離」の程よい関係を大切にし続けたいと願っている。