★政治家の「民意・国益」」とは？

　「国益・民意」は、政治家の常套文句。小池東京都知事も同様で、都民は、派手な言動に振り回されている印象を受ける。

　東京五輪の４者協議で、都知事が、都政改革で最も重要視するとした情報公開、透明化が早くも霞んできた。

　翻って、五輪招致時のコンセプトは、「都市の中心部で開催するコンパクト」で、それを覆すのは、ＩＯＣをペテンにかけたようなもの。

　水泳・ボート・バレー等の3会場の建設費用は、東京都の調査チームの最終報告では、最大で約1,400億円弱。イージス艦の建造費は、1隻1,000数百億円といわれる。民意は、どちらに？？

　知事が連発する「アスリート・ファースト」や「レガシー」は、国際的な大会や国内の選手権会場となる競技施設を首都に造ることで、選手たちに夢を与え、実現すると思うのだが。

　

★民意の軽重：オスプレイの移転

　防衛省は、普天間基地にある米軍海兵隊の輸送機オスプレイの訓練を佐賀空港に移転する計画だったが、地元の反対を受けて撤回した。しかし、同空港への自衛隊のオスプレイ配備計画は、実現......

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　過去の政策を批判するのはた易い。都知事が掲げた喫緊の課題の「高齢者や待機児童問題」は、その後、どう進展しているのだろうか？