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★安倍元総理の国葬(前編):業績

2022-09-03 09:31:57 | 日記・エッセイ・コラム
 安倍元総理の国葬を巡り、費用や手続き論、業績等々の面から、日を追って反対の声が高まり、岸田総理が、国会閉会中審査に出席し、自ら説明する所まで追い込まれた。

 私は、いまは、賛成でも反対でもないが、閣議決定を急いだ当時は、反発を覚えた。国葬に値する業績の評価に疑問を感じたからだ。

 「アベノミクス」政策がスタートした時、「3本の矢」の2本「大胆な金融政策(超低金利」と、「機動的な財政政策(公共事業)」を3年間認め、その間に3本目の「成長戦略」を数多く創出する前提条件付きで支持した。

 しかし、その後の経過は、みなさんご存じの通りだ。輸出産業を中心に企業収益が増え、失業率も大幅に改善され、成功したかに見えた。

 ところが、肝心の国民の所得が増えたかと言うと、正反対で所得格差を拡大した。企業の内部留保が膨らみ、一部の富裕層が潤い、200万円以下の低賃金層が急増したのが現実だ。