最近の政治家の発言を聞いていると、失言と言うよりも人格を疑うものが多すぎる。
東京都議のヤジ事件は、「否認(≠避妊)⇒謝罪」と漫画チックなお粗末さで呆れるが、石原環境大臣の”金め”発言は、たとえ撤回&陳謝しても関係者に残した傷は癒えない。
一般市民が、酒の場で憂さ晴らしに口にする言葉と違い、政治家には、高度な見識が問われて然るべきだ。でなければ、年金並みの議員報酬を甘受すべきだ。
太公望の故事に、「覆水盆に返らず」とあるが、英語の諺にも同じように「It's no use crying spilt milk」(こぼれたミルクを嘆いても無駄)とあるように、世界共通の戒めの言葉だ。
政治家の「迂闊な発言・失言」とは、本音だと思えば、ショックが少なくて済む。