プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★日豪政府の違い

2018-06-01 17:02:37 | 日記・エッセイ・コラム
 娘家族が、かさばらないお土産を残して、オーストラリアへと旅立った。彼らを通して、政策や国民性の違いをまざまざと知ることになった。

 私の関心事「税制」は、日本では到底、考えられないドラスチックな改革を次々に断行している。

 ちなみに、日本で消費税(3%)が導入されたのは、1989年。1997年に5%になり、2014年に8%になった。10%実施は、2019年10月で導入から30年の年月だ。

 一方、オーストラリアで消費税が導入されたのは、2000年だが、最初から10%を断行した。

 財政再建のためには、重い税負担もやむなしと、国民も割り切っている。赤字国債残高は、対GDP比で日本が230%超に対し、オーストラリアは約42%。政府の基本的なスタンスの違いを思い知らされる。

 そして、オーストラリアは、年収面でも物価面でも日本を上回っており、今なお、進行中だという現実。日本で、年収1,000万円クラスなら、中流の中以上にあたるが、オーストラリアでは中の下レベルで、700万円を下回れば、下流の生活を強いられる。

 インフレがもたらす典型的な現象で、年金生活者は、難民認定者よりも苦しい生活を余儀なくされている。日本政府が学ぶべきは、オーストラリアのHECSなどより、政治のダイナミズムではなかろうか。
★1/1億人のたわごと
 2016年現在の国債残高は、1,062兆円。GDPの2倍を超えていても、国民の個人資産が多いので、日本は大丈夫とする専門家がいれば、国債が紙切れになり、ハイパー・インフレが到来す......


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