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チーム・バチスタ3 ~アリアドネの弾丸 stage2-3(第7話)

2011-08-24 22:57:03 | 福士誠治〚チーム・バチスタ3〛

stage2-3(第7話)

『真犯人』





田口と白鳥は玉村を訪ね、島津が手にしていた拳銃を見せてもらう。

銃は中国製トカレフで、弾丸も中国製だった。



東城医大に戻った2人。

Aiセンターで島津の友人の医師・野島が縦型MRIを見ていた。

野島が画像を見て、磁場調整がまだだねと。

その画像を見て田口は、

前に自分が撮った画像よりも悪くなっていることに疑問を持つ。



北山の火葬が行われた。

斑鳩は島津には不審な点が多いが、

島津の言葉を信じるとしたら矛盾が生じると。

宇佐見がどんな矛盾なのか問うが斑鳩は答えない。


「逮捕は明日だ。

松崎事件のやり直し裁判の判決が出る1時間前までに、

島津逮捕の第一報を流せるようにする。」


斑鳩がそう話してるところへ田口と白鳥がやって来た。

事件の検証をしたいから、東城医大へ来て欲しいと。



笹井と須賀が松崎事件のニュースを見ていた。

その時、須賀に宇佐見から電話が入る。


「何が分かったか教えてくれる?」



Aiセンターに田口、白鳥、事務長、笹井、須賀、玉村が集まっていた。

そこへ宇佐見が遅れて現れる。

検証を始めようと、みんなに金属を持ち込まないよう言う白鳥。

宇佐見にも拳銃を置くよう言う。



その頃、斑鳩は島津軟禁部屋へ行き、

知ってることは全て話せと迫っていた。



田口と白鳥が検証を始める。

北山の致命傷だった弾丸は、

銃から発射されたものではないと分かったと。

普通、弾丸は鉛で出来ていて磁石につかないが、

凶器の弾丸は鉛の代わりに鉄で作られ、

銅でコーティングされた鉄鋼弾だったと判明。

この弾丸では頭蓋骨は貫けないから、

あえて弱い骨のところを狙ったのだと。

室内にあった磁力を受けない塩ビ管を使い、

鉛筆と輪ゴムで弾丸を発射させたと言い、

スイカで実演する白鳥と田口。

白鳥は北山自身が塩ビ管を持っていたとしか思えないと。

そして、宇佐見に問う。


「答えを知っているのは君以外にいないから。」


白鳥と田口は考えていたことを説明し始める。

ショスタコーヴィッチが好きな友野が、

モーツアルトのCDをかけるはずがない。

あの時かかっていたのは、銃声入りのCDだったのだと。


宇佐見は前もって銃声入りのCDを用意し、

線条痕がついた弾丸を使って、北山の脳へ撃ち込んだ後、

話があると田口と白鳥を呼び出して、

予め銃声入りのCDをかけておき、2人に銃声を聞かせる。

そして自分だけ中に入ってCDを回収し、

意識を失わせておいた島津にトカレフを握らせて撃たせ、

島津の手に硝煙反応をつけたのだと。

その銃声が2発目のものだったんじゃないかと言う。


「これって宇佐見さんが考えたことじゃありませんよね?」


田口が言った時、斑鳩がやって来た。

斑鳩は島津がヒントしかくれなかったと言う。


「ショスタコーヴィッチ第5番第3楽章」



白鳥はパソコンへ向かうと、みんな続いた。

その時、白鳥は玉村に宇佐見の拳銃を預かるよう言う。

田口は島津が必死でパスワードを解こうとしてたことを思い出し、

もしかしてパスワードを解いたのではないかと。

斑鳩が持って来た資料から祈りを込めた曲だと分かり、

それを『panikhida(パニヒダ)』と言うらしい。

その言葉をパスワードに打つと、ロックが解除された。

すると、友野が殺された直前の時間のファイルが出て来て、

ファイルを再生してみると、北山と宇佐見の会話が流れて来た。


「この部屋で拳銃を使うことは、

相当危険だということが分かりました。

どうしてもこの部屋で殺人事件を起こしたいんですか?」


「ああ。派手な事件を縦型MRIの前でぶち上げたい。」


「まさか島津をここで殺すと?」


「いや、死ぬのは島津じゃない。俺だ。

銃がダメなら他の方法を考えろ。

この場で島津が俺を殺したように見せかける方法をな。」


友野は偶々2人に見えないところにいてこの会話を録音し、

パソコンにロックをかけて隠したが、

戻って来た宇佐見に見つかってしまい殺されたのだ。


「これでもう島津先生は逮捕出来ない。

可哀想に。北山審議官は死に損だったって訳だ。」


その言葉に反応した宇佐見は、隠し持ってた銃を白鳥に向ける。

田口がクエンチが起きて爆発するからと止めるが、

宇佐見は知っていると言う。

斑鳩も止めろと言うが、宇佐見は止めなかった。


「言ったよな。

俺に命令出来るのは、今も北山さんただひとりだ。

あんたは北山さんの死を無駄にした。」


そしてみんなを壁際に追いやり、うつ伏せにさせる。

そして田口を人質に取った宇佐見。


「追って来たのが見えたら、こいつを撃つ。」


そう言って去って行った。



白鳥は急いで後を追う。

斑鳩も拳銃を持って追っていった。

白鳥は斑鳩に聞く。


「本当は知ってたんじゃないの?

あいつらの計画を。」


「どうかな。

いずれにせよ、北山さんの死は無駄にはしない。」



宇佐見に手を引っ張られながら走っている田口。


「宇佐見さん、そんなに掴まなくても逃げませんから。

ちょっと休みませんか?

これ以上僕を連れて行っても邪魔なだけだし。」


すんなり聞き入れ、手を緩める宇佐見。

田口はどうして北山の命令に従ったのかと聞く。


「あの人がいなければ、とっくにクビになってた。

俺に命令出来るのは北山さんただひとり。

俺はあの人の下について、表沙汰に出来ない仕事をずっと・・・」


「今回もそのひとつだって言うんですか?」


宇佐見は事件を思い出す。

北山は島津に収賄の証拠を見つけたと近付き、

コーヒーに睡眠薬を入れて眠らせた。

その間に北山は縦型MRIに座り、

塩ビ管を持って宇佐見に銃弾で自分を殺すよう命じた。


「出来ません。

島津が目障りなら私が消します。」


「消したいのは俺自身なんだよ。

DNA鑑定に頼り、俺は誤った判断をした。

斑鳩は有罪の可能性があると言うが、俺には分かる。

松崎は無実だ。

判決が出たら国中が警察をバッシングする。

俺にはそんな姿を見るのが耐えられないんだ。

常に正しく強く、堂々と輝きながら市民を守る。

それが警察ってもんだ。

そうだろ? 宇佐見、頼む。」


「・・・・・出来ません。」


「今更何を言っている。

友野ってエンジニアを殺したのはお前だろ。

もし発覚したら全部俺がやったことにしろ。

これも仕方なく俺に協力したと言え。

やれ、宇佐見。これは命令だ!!

いついかなる時も感情は殺せ。

上司の命令には遂行しろ。

それが警察官というものだ。

撃て、宇佐見!!」


そして宇佐見は実行した。


「どうして黙るんですか?」


「誰にも分からない。

話しても理解してもらえるはずがないんだよ。」


田口に銃口を向ける宇佐見。


「もう分からない。

警察として何を守ればいいのか。」


「だったら辞めればいい。

警察を辞めて、宇佐見壮一に戻るんです。

全てを話して、罪を償って、やり直せば。」


「やり直す? 俺が?」


「ええ。過去は変えられなくても、

未来はいつだって選べます。」


「考えたこともなかった。

俺が自分で何かを選ぶなんて・・・」


「今からそうしましょうよ。

まずその銃を僕に。」


銃の構えを下ろして行く宇佐見。

そこに白鳥が来て、「宇佐見!」と叫ぶ。

宇佐見は白鳥に銃を向け、

引き金を引こうとしたのを田口が気付き、

庇おうと前へ出たところへ、

宇佐見の放った銃弾が田口に当たった。

驚いた宇佐見は動揺しながらも慌てて逃げて行く。

白鳥は田口に駆け寄り呼びかけるが、

田口は意識を失ってしまう。





あ~・・・やっぱウサタンかぁ・・・


なんかウサタンも悲しい人だね。


ある意味被害者な感じもします。


しかしウサタンが犯人ってだけじゃなく、


更に黒幕がいるようで・・・


やっぱ斑鳩?


けどそれじゃ~安易すぎるよねぇ?(-_-;)


ってか、もうむしろ斑鳩であって欲しい(笑)


それよりあれだね。


グッチーが撃たれたのって、


ぶっちゃけ白鳥のせいって気もしないでもない(‐∀‐;)



しかし福さまの演技は素晴らしいですな!!


惚れ惚れするさね。





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