この町では、古風な黒電話がそこかしこに置かれている。
そんな黒電話の向こうには、『カタリベ』と呼ばれる
黒いフードを被った謎の人物がいた。
噂話の怪異。
それが『本当のこと』になるこの町で、
『カタリベ』の黒い糸に導かれた少年と少女は、今日も奇妙な謎解きに挑む。
それは、『噂の語り替え』のために開かれる、すこし不思議なお茶会。
郷土を愛する皆様、この噂話を紐解くときは、お茶請けに甘いものをお忘れなく。
う~ん・・・可もなく不可もなくというか・・・物足りないというか・・・
黒電話やカタリベなど設定はいいと思ったんだけど、
消化不良でスッキリしない部分もあるし、謎解きと言っていいのか?とも。
噂の語り替えというが、語り替えること前提で話が進んでいるような?
そんなものばかりじゃないんじゃないかと思うんだけどな。
都合よく進んでる感が否めないからスッキリしないのかな?
ちょっと残念なところだ。
第十回 『密偵』
母の名前を借りてさえと名乗り、吉良上野介(伊武雅刀)の奥方、
富子(風吹ジュン)付き女中となったきよ(武井咲)。
富子は実家である上杉家の下屋敷で暮らしていた。
きよに課されたのは上杉家の動向と、浪士の誰も知らない吉良の顔を見ること。
きよの予想を裏切り、富子との日々は穏やかだった。
しかし吉良はなかなか富子の元に現れない。
そんな中、上杉家を継ぎ当主となった吉良夫妻の長男、綱憲(柿澤勇人)が
病に倒れ富子のもとに移される。
かいがいしく看病する富子の姿に、きよの脳裏に思わぬことが浮かぶ。
綱憲の身に何かあれば、吉良は駆けつけてくるに違いない…。
思わず綱憲の口元に布を運びかけ、きよは我にかえる。
と、その瞬間富子が入ってきた。
きよを信頼して胸の内を打ち明ける富子に、涙を隠すことが出来なかった。
そして綱憲が快方にむかい、きよは安堵する。
そんなとき、吉良が見舞いにやって来ることに!
ザックリ言うと今回はきよが上杉家下屋敷に密偵に入ったって話。
私的にはあまり盛り上がらなかった回です(笑)
きよが暴走しなくて良かったですよ。
上杉家当主である綱憲(吉良の実子)が病気のため
富子の元に移され、富子が看病をする中、
綱憲に何かあれば吉良が駆けつけるのでは?という思いが芽生え、
濡れ手拭いをあわや口元にかけようと・・・
そりゃダメだよ~。
いくら吉良の顔を確認しなければならないからって、
上杉家当主を殺したら仇討ちするどころじゃなくなっちゃうよ。
ビックリしたわ(-_-;)
気になることがあるんだけど、
あんな頻繁にきよの元へ菓子運んでたら怪しまれないのか?と。
いつかバレちゃうんじゃないかってヒヤヒヤするんだけど。
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