ペンタ朗の漫漕ブログ-Life is but a dream!

ボートを漕ぐ税理士の日日是好日

バックスプラッシュ

2020年03月10日 | ボート

亭久五での小森さんの「バックスプラッシュ」の話をきっかけに同報メールで盛り上がりました。
記録しておきます。

◆2020年3月5日(大野)
ところで、先週の陸トレ特別編で浜寺の小森さんが(佐鳴 服部さんの話として)、風呂でキャッチの練習をするときに、バックスプラッシュを上げるようにする ⇒ 水が負圧により手のひら(ブレード)に吸い寄せられる ⇒ そこをすかさずキャッチする、というようなことを紹介してました。
さっそく風呂でこれを試すと、たしかに水が手に吸い寄せられてきて、手(ブレード)が一瞬で水中に収まる感覚を味わえます。
ただしこれはノーワークの時、とのことでしたが(スピードが速くるとさすがにできないらしい)。
最小限のバックスプラッシュで鋭くキャッチ固める、という技、ありですかね?

風呂で試してみてください。
 
◆2020年3月6日(横山輝尚) 
大野さんが
「風呂でキャッチの練習をするときに、バックスプラッシュを上げるようにする」
と書かれていたことと関連するので、情報共有としてお送り致します。漕友でシェアし、その結果として艇速が上がることが皆の幸せだと思いますので。

私の漕ぎ方の悪い癖で、いわゆる「戻るキャッチ」がありました。入水からキャッチにおいて、ブレードがきちんと一枚水に入る前にテール方向への動きが始まってしまうものです。

数週間前、浜寺マスターズクラブのメンバーで付きフォアに乗っていた時にこの「戻るキャッチ」がまた起こりました。
その時にクルーメンバーだった小森さんともう一人(某指導者)から、これを直すために次のようなアドバイスをもらいました。

・フォワードでのブレード位置を今より高くする
 (ハンドルを今より低くする)

・ブレードをフェザーから垂直に戻すタイミングを
 今より早くする。気持ちとして、膝が曲がり始める
 時には垂直になっているように。(これは私のこの
 タイミングを矯正するための少し極端な言い方かも
 しれません。)

・ハンズアウェイで肘をピンと伸ばし切らずに、少し曲げて
 肘と腕に余裕を持たせておく。

・フォワード最後で入水に向かう時に、肘を伸ばしながら
 ハンドルをインサイド上方(バウサイドなら左上方)に
 フッと振り出し、振り出したその最前端で入水する。

恥ずかしながら、私はこの練習法(意識の置き方)を今までやったことがなかったので、最初は違和感ありありだったのですが、やってみたら、クルーメンバー(コックス含む)から「良くなった。それで良い。」と言われました。

この歳になっても改善出来るのはうれしい限りです。

「戻るキャッチ」でお悩みの方、試してみてはいかがでしょうか。

◆2020年3月6日(宮本)
私は自分のキャッチがどうなっているか定かではないのですが、ごく稀に80kg超Coxとして漕手のキャッチを見ると思うことがあります。

キャッチの入りが良くない人でも、横山さんがおっしゃるように、早めにブレードを垂直に戻すと、スムーズにキャッチが入るようになります。

強い向い風でない限り、早めにブレードを垂直に戻すことが効果あると思います。

さらに言えば、ブレードを戻す動作がピッタリ揃っているクルーはとても美しく見えますね。

◆2020年3月6日(大野)
フォワードでブレードの位置を高くする、というのは2480しゃんも言ってますね。
ブレードを早めに垂直に戻す、というのとともに、キャッチへの「準備をしておく」、ということなのでしょう。

キャッチ戻り・・・漕手の永遠の課題です。
だって、ある程度の速度で走っている艇の上で、さらにその進行方向にブレードを持って行って、水面にぶつからないように、かつ、一瞬のうちに水に入れて、一瞬のうちに反対方向に加速しろ、とは。簡単に言うけど、おまえが来てやってみろ、という感じですよね。

ときどき夢で、キャッチするんだけど水がゲル状でなかなか入らない…という悪夢を見ます。

ハンザウェイで腕を伸ばしきらない(突っ張らない?)というのは、一昨年(同志社OB)大沼さんも言ってました。伸びきっていたら「つかめない/キャッチできない」と。

脚と手が同じタイミングだと必然的に戻ると思います。脚が漕ぎ始めた時に手は漕いでしまってはいけなくて、つかむタイミングかな、と。

◆2020年3月6日(高橋ケースリ~)
たまたま、Youtubeでオックスフォードのセイガククルーの漕ぎをモーターで横から、撮影している動画を見つけました。
3番が、ラフコンディションの為かシートを外したりしてますが。

参考になるでしょうか?

https://youtu.be/3g1anxjwnuw

◆2020年3月7日(大野)
まあなんといっても体力ありますねー。疲れないんですかね。おまけにかなりのラフコン。波がガンネル越えそうな所もありました。でも、関係なく漕いでますね(やけくそかも?)
キャッチ前ブレード高かったりするんですけど(ラフコンだから?)、エントリーがすごく速いからあまり戻ってる感じはないですね。

◆2020年3月9日(横山輝尚)
コメント頂いた方々、ありがとうございました。
 
> フォワードでブレードの位置を高くする、というのは2480しゃんも言ってますね。
> ブレードを早めに垂直に戻す、というのとともに、キャッチへの「準備をしておく」、ということなのでしょう。
 
と同様のことを、シングルスカルを漕いでいて良く感じます。「戻るキャッチ」とは別の論点なのですが、キャッチへの準備という点で同じです。
 
シングルスカルだとどうしてもローリングしやすく、ローリングを抑えるためにブレードをフェザー状態で
入水前まで保ち、フェザーブレードが水面に触れることによりバランスを保つという状況になりがちです。特に私のようなシングルスカル初心者の場合。
 
このことのデメリットは、ブレードを完全に垂直にしないうちに入水してしまうこと。極端な場合、フォワード最前端までフェザーが続き、スクエアリングしながら入水します。これでは有効レンジが短くなり、水のつかみもグジャっと鈍くなります。
 
反対に、フォワードでローリングせず、ブレードを空中高めの位置に保ち、入水前にしっかり垂直に出来れば、スパッと入水し、その直後から気持ち良く加速が始まります。つかんで押し始めた瞬間の良い感じを手の平と足の裏で感じられます。
 
気持ち良いオールを引いて艇速を上げられるよう、これからも精進致します。
 
◆2020年3月9日(大野)
これも以前2480しゃんから、「シングルスカルで水面をすらないこと」という指導がありました。
スカル初心者はもちろんブレード低くしてすりたくなるのですが、これは癖になってしまい、いつまでたってもすったままになります。
やじろべえの原理からしても、水面をすることは「バランスを良くする」わけではなく、その逆です。

バランス崩れても気にせずブレードは思い切って上げて漕いだほうがいいですね(私も言うのは簡単ですが・・・)
ただ、ブレードをスクエアに戻すのはスイープのときよりは遅めにしています。

あと、私の個人的感覚ですが、スカルを漕ぐときは、オールのハンドル~シャフトは意識から消して、ブレードだけを意識して漕ぐといい感じです。(見えないのですが)背中の斜め左右後方にブレードが2枚浮いている感じ。
シャフトが意識に入ってくると漕ぎが乱れます。
ちなみに、スイープでも同じかもしれません。

◆2020年3月9日(横山輝尚)
さすが2480しゃん、素晴らしい指導をされていますね。
まさにその通りです。

まさに私が、シングルスカルのフォワードでブレードを高く維持しようと頑張っている段階です。

目指す漕ぎは、

ミドルからファイナルで左右のオールが水を速く強く押す
 ↓
ブレードがきれいに抜けてバランスが取れる
 ↓
フォワードでブレードを空中高い位置に保つ。
かつ、臍下丹田の重心を真ん中に置き、船をローリングさせない。
 ↓
入水前にブレードを確実に垂直にする。
 ↓
スパッと入水し、やわらかく水をつかみ、
グイーンと加速する。
 ↓
ミドルからファイナルで左右のオールが水を速く強く押す
(以下、無限ループ)

ですが、正に、言うは易く行うは難しです。
こう書いてみると、上記はスカルに限らずスイープでもその通り当てはまりますね。


> ただ、ブレードをスクエアに戻すのはスイープのときよりは遅めにしています。

考えてみれば私もそうかもしれません。シングルスカルでは、
「遅くとも入水前には垂直になって正しい入水が出来るように」
くらいの気持ちでしょうか。


> あと、私の個人的感覚ですが、スカルを漕ぐときは、オールのハンドル~シャフト
> は意識から消して、ブレードだけを意識して漕ぐといい感じです。(見えないので
> すが)背中の斜め左右後方にブレードが2枚浮いている感じ。
> シャフトが意識に入ってくると漕ぎが乱れます。
> ちなみに、スイープでも同じかもしれません。

これはいい事を教えてもらいました。次回私もやってみます。
私は、いい感じにシングルスカルを漕げる時には、手の指と腕にほとんど力を入れず、指先に羽毛が付いているような感じで、キャッチで指と背中と足の裏にクッという手応えを感じます。
これをいつも再現するのがまた難しい。

長文失礼致しました。

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