【 売れる営業 】実務営業コンサルタント 島田安浩 アクト株式会社代表

「営業紙芝居×顧客LTV最大化」実践講座 
営業実務コンサルタント島田安浩が「営業で悩む人を無くす」ために情報発信

『 話の振り方 』

2008年07月08日 11時36分29秒 | Weblog
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 No116) 『 話の振り方 』
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 ■ 「話のネタとか、趣味を勉強しろって言われても
    そもそも、客先でどうやってそんな話をすれば
    良いんですか?」


   「営業に行って、関係無い話をすると、上司に
    怒られますよ!」


   「話題を変えるって言うけど、具体的には…?」


   こんな、お便りが殺到した!



 ■ やっぱり、売れる人間の常識で話しをするのは


   危険なんですね。


   普通の人にとっては、なかなか、出来ない
   事なんでしょう。


   そこで、今日は話の振り方を考えてみます。



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■目次

【1】通常の企業間の商談とは

【2】人間は言葉に左右される

【3】質問するだけ

 ★ 確認下さい。
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【1】通常の企業間の商談とは
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 ■ 皆さんは、通常の企業間での打ち合わせや商談を


   する場を経験されたことが有るだろうか?


   私はこう見えて、以前は上場会社の役員だった!


   だから、メーカーのお偉いさんなどとお会いして


   お話しする機会がたくさんありました。


   「それが何で、しがないコンサルやってんの?」って


   『放っといてよ!落ちこぼれで、上場会社の役員なんて
    私にできる訳がないでしょう!ついて行けないの!!』


   まあ、実際、窮屈ですし、ドンドン大人の世界に入って
   行くってそんな感じで、悪ガキの私には住めない世界でした。



 ■ さて、そんな大人の会社同士で、打ち合わせをする場合ですが、


   だいたい最初の10分程度は、世間話をします。


   つまり、最初から本題に入るようなことはまずしないのです。


   皆さんが、法人相手の商談をしている場合、相手の社長さんは


   実は社長同士の打ち合わせでは、通常は世間話から入るパターン


   が、一般的なのです。


   皆さんのように、イキナリ、現状確認や提案や売込み!


   なんて言うのが、特別なんだと思った方が良いのです。



 ■ ですから、新聞をチェックして話題を見つけておいたり、


   雑誌に載っていた話題を話したりと、結構気を使います。


   どんな感じかと言いますと、こんな感じです。


   「どうもどうも、ご無沙汰してます。お元気そうで、」

   『部長も元気そうですね。』

   「最近は、ガソリンに値上げで大変ですね。」

   『そうですね!当社では、外回りはバイクに変更する
    ようになって、行けるところは出来るだけ公共機関を使うように
    指示されてますよ。』 

   「まあ、経費がかさんで大変ですもんね。…」


   と、こんな感じの会話をお約束で10分程度やってから、


   「ところで、今回は例の件でお伺いしたんですよ!」

   『あれですか~、検討はしてますが、時期が時期ですし~。」


   と、本題の話題に転換していくのです。



 ■ なんで、こんな回りくどい事をするのか、理由は分かりません。


   たぶん、イキナリ本題と言うのは失礼だと言う感じに成るのと、


   お互いに、何気ない会話で、互いの情報交換をし合って、


   相互理解を深める狙いが有るのでは無いかと思われます。


   まあ、お互いに取引先だったり、関係のある会社ですから、


   焦って、商談をする必要が無いですし、焦ると逆に悪い印象を


   与えかねない訳です。



 ■ ただ、皆さんが営業で始めて行った先で、社会情勢や


   新聞ネタから始めても、追い返されるのがオチです。


   だって、相手のお客さんは話しを別に聞きたい訳では
   無いですから。


   ここが一番の差です。


   営業マンは、招かざる客なのです!


   ですから、アプローチでは話しを聞いて貰う体制に
   持って行くことが重要ですから、間違っても、
   変な話題に話しを振っては駄目なのです。


   ただし、あなたが、電話でアポイントを取って現場に
   行っている場合は、話が変わって来ます。 


   一応来ても良いと許可を与えられたお客さんなので、
   アプローチで社会情勢や会社に関しての説明をしても、
   お客様は聞いてくれます。



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【2】人間は言葉に左右される
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 ■ あなたが、飛び込み営業でイキナリ客先に入った場合と


   アポを取って客先に行った場合で、お客様のあなたに


   対する受け入れ度合が違うのは理解頂けるでしょう。


   どちらの場合でも、話しを社長の興味が有ることに
   振るのは非常に簡単です。


   その前に、言葉に関して少し話をします。



 ■ 昔も話しましたが、


   「人間は言葉以外で考えることが出来ない動物である。」


   小林秀雄さんの書かれた文章の中に出ていました。


   中学生の時の国語の教科書に載っていました。


   この言葉は、非常に私の中で重要なキーワードに成っています。


   特に営業を始めてからは重要に成りました。


   「おはよう!」


   に対しては、


   「おはよう!」


   で返す筈です。これが普通です。


   「おはよう!」


   に対して、


   「私バナナ好き!」


   って返すと、変な人!頭がどうかしてる!とか思われるのです。


   これって凄くないですか?


   だって、言葉一つで、相手の言葉を限定出来るって事ですよ!


   そうなんです。


   実は、言葉を考えると、お客さんの言葉をある程度操作できる
   のです。



 ■ このように、人間は、人間同士の会話でコミュニケーションを
   とって群れで生きて来た動物です。


   一人では弱くて、狩りが出来ないので、集団でやったのです。


   さて、そんな人間は、実は非常に言葉に敏感なのです。


   敏感だから、どうしても、言葉に対して反応するのです。


   質問すると、それに対して答えます。


   挨拶すると、それに対して答えようとします。


   これは、自然に備わっている本能なのです。



 ■ 実は、これを理解していれば、いくらでも


   話を振ることが出来るのです。


   だって、言葉に対して反応するので、


   “質問”をするだけで良いのです。


   簡単でしょう?



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【3】質問するだけ
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 ■ そうなんです。


   実は、話しを振るとか難しく考える必要はなく、


   聞いてみるだけで良いのです。


   子供が大人に話す時のイメージを持つと分かり易いです。


   「おばあちゃん、あれなあに?」

   『あれは扇子だよ。』

   「何するもの?」

   『扇いで、風を作るんだよ。』
 
   「何で風を作るの?」

   『夏は暑いだろう、風が吹くと涼しく成るんだよ。』

   「何で涼しく成るの?」


   と、子供は質問しますが、非常に質問が上手いです。


   疑問を持ったことを直接分かり易い言葉で質問します。


   相手が答えた中の言葉を使ってまた質問します。


   非常に理想的に会話の進め方です。


   アナウンサーでも上手い人は、言い回しは違いますが、


   この基本を押さえて質問して、質問で会話を先導して
   行きます。



 ■ ですから、皆さんがやるのは、この質問を作成して
   おくだけです。


   そうすれば、お客様はその質問に対して答えます。


   そして、あなたは、相手の答えの中での言葉を選んで
   また質問をすると、相手はそれに対して答えてくれます。


   会話が弾んで行くのです。


   この時に重要なのは、相槌と興味を持って話を聞く姿勢です。


   これさえ持っていれば、自然といろんな話題に話しを振ることは


   可能です。



 ■ 「もう要らないから帰ってくれ!」

   『分かりました。あれ~あそこに掛けてあるのは、魚拓ですか?』

   「ああ、そうだよ。」

   『チョット遠くてよく見えませんが、鱒ですか?』

   「岩魚だよ。」

   『エッ!岩魚ですか?幻の魚じゃないですか!?
    いつ釣られたんですか?』

   「去年かな~」

   『去年ですか、どこで釣られたんですか?』

   「新潟に行って、やったんだが、まあ、チョットかけなさい。」


   こんな感じで、追い返されそうに成っても使えますよ!


   後は、勇気を持って使ってみることです。


 参考にして下さい。


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