【 売れる営業 】実務営業コンサルタント 島田安浩 アクト株式会社代表

「営業紙芝居×顧客LTV最大化」実践講座 
営業実務コンサルタント島田安浩が「営業で悩む人を無くす」ために情報発信

営業事件簿 12 『 少額訴訟! 』

2008年07月29日 14時29分23秒 | Weblog
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 No132) 『 少額訴訟! 』
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 ■ 「腰が痛いです!!」


   コアリズムのやり過ぎか、腰が痛くて、痛くて!


   今朝は、コアリズムを中止しました。


   しばらく様子をみて、再開します。


   もう、45歳なので、無理が出来ないです。


   ベンチプレスも、50kgでやってます。


   昔は、100kg上がったのが、嘘のようです!!



 ■ さて、今日は、“ 少額訴訟 ”に関してお話しします。




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■目次

【1】管理本部長!?

【2】回収にメス。

【3】少額訴訟を実行。

 ★ 確認下さい。
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【1】管理本部長!?
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 ■ 実は、私は非常に似合わない仕事をした経験があります。


   営業をズ~とやって来て、FC指導をして業績を上げて
   いた時に、急遽、管理本部長をやって欲しいと社長に言われました。


   初めて、断りました。


   私は、昔の会社の先輩で上司だった、社長に呼んで貰って、


   取締役で仕事をさせて貰っていました。


   お陰で、随分勉強が出来て非常に感謝してます。


   ですから、殆んど、言われたことに対して断った事は無かったです。


   ただ、この時は、断りました。



 ■ 私は、FCビジネスが非常に好きでした。


   自分の中で、後2年かけて、FCビジネスを完成させたと言う


   目標も持っていました。


   体制を構築させて、盤石の体制に持って行くつもりでした。


   でも、所詮、社長の頼みには逆らえませんでした…。



 ■ 「島田しか居ないんだよ!」


   この言葉を何度言われたでしょうか。


   仕方なく、引き受けました。



 ■ とにかく、現場に出てばかりいたので、中の事は良く分かりません。


   全部、体験してみました!


   私には、キツかった!!


   注文の処理、発注、在庫、工事組、納品確認、メーカーからの請求、


   など、直営店舗、FC店舗など合わせると凄い数です!


   中の処理ってこんなに大変なのね!!


   しかも、まだ、システムが入っていませんでしたので、


   エクセルを加工して活用していました。


   この1年で13回会社で泊まりました。…



 ■ いろいろ、やりながら確認する中で、問題点を発見してしまいました。


   それが、『 未回収 』です。


   リース取引などは、問題無いのですが、


   サプライ用品の販売や、月額定額商品などは、現金販売をしていました。


   その中で、ファクターによる引き落としをしているものが有ったのです。


   これは、ファクター会社に依頼して、お客様の口座から引き落としを


   代理でやって貰って、手数料を引いて振込んで貰うシステムです。


   この、未回収に関しての、請求処理が非常に甘いことを発見して
   しまいました。




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【2】回収にメス。
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 ■ 早速、調べ始めて、嫌に成りました!!


   ファクター会社は、お客様の口座にお金が有れば引き落として
   くれますが、無ければ引き落としをしないです。


   勿論、無かったからと言って、振込要求をお客様にするような
   ことまではやってくれません。


   そして、過去数年に渡って、放置されていることが分かって
   しまいました。


  
 ■ 事実は事実で、報告しないといけないので、取締役会で報告し、


   至急対策を検討しました。


   まずは、お支払い頂けて無いお客様の一覧を作成し、


   1件1件、お詫びと請求をさせて貰うことにしました。


   まあ、払ってないお客さんが悪いのですが、


   その後、再請求していない会社も悪いです。


   金額の大きい所には、役員が分担して対応しました。



 ■ その中で、思いっ切り怒鳴られたところが有りました!


   私が対応した中で、青山のお客様でかなり大きな会社です。


   私の言い方が悪かったのですが、


   「○年○月から、○年○月までお支払いが止まっております。
    至急支払って頂けますでしょうか?」


   こんな言い方をしたのですが、担当の経理部長が、


   『ふざけるな~!!1回も再請求もしないで、今更何を言ってるんだ!』


   どうも、私の態度が気に食わなかったようです。


   咄嗟に、営業マン時代の私に帰って、


   「すみません!」と土下座をしました。


   「私の言い方が、お気に召さなかったようで、申し訳ございません。」

   「当然、私どもの管理不行き届きは重々承知しております。」


   どうも、事務的に話す癖が付いていたようです。



 ■ お客様は、その私の態度で、冷静に成り分割で支払って
   頂けることに成りました。


   このように、未収を、1件1件潰すことを時間をかけて行いました。


   「金を払って!」


   この一言は、「契約して!」の一言より、私の場合は言い難く、


   嫌な仕事でした。



 ■ ほぼ、対応が終わりましたが、それでも数件の未収が残りました。


   そこに対しては、法的処置をするしかないと考えました。




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【3】少額訴訟を実行。
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 ■ 取締役会で、残ったお客様に対して法的に対応することを
   報告し、“少額訴訟”をすることに決定しました。


   顧問弁護士も居ますが、動いて貰うと余分に費用がかかるので、


   私が、裁判所に行くことにしました。


   私は、実践主義者なので、とにかく、行動する。


   それが私の哲学です。


   と格好良いことを言ってますが、管理部は1円でも経費を無駄に
   使わない!


   と毎日言っていたので、自分で出来る事は自分でやると言うことで、
   行動しました。



 ■ 取り敢えず、何も分からないので、裁判所に行ってみました。


   東京なので、良くテレビで見る。


   「勝訴!」とかってやる裁判所です。


   「何かスゲ~!」と思いながら、入って、受付でどこで
   手続きをするか聞きました。



 ■ 本館の裏に、別館みたいなのが有って、そこが少額訴訟の受付でした。


   とにかく、何も分からないので、まずは相談しました。


   非常に丁寧に教えてくれました。


   数件の未回収に関しての資料を持って行っていました。


   それぞれに関しての、訴状の記載方法や、


   添付資料など、本当に親切に教えて貰いました。



 ■ 勿論、この数件のお客様は、何度もお話しをして、


   それでも、お支払い頂けないお客様です。


   「訴えるなら、訴えれば!」


   と、言う感じです。


   ですから、話し合いをして最終手段と言うことでの訴訟だと
   ご理解下さい。



 ■ そして、2回目で資料を全て揃えて、提出しました。


   すると、次が訴えられている相手と私と、間に裁判所の人が入って


   話し合いの場が設けられます。


   良くテレビなどでやるような、大きな会場では無くて、


   小さな会場です。


   そして、当日、かなり緊張してその場に行きました。


   結局、相手のお客様は、どこも来られなくて、


   欠席で裁判所側が、支払い命令をする形で決着しました。



 ■ 裁判所の支払い命令と言っても、回収は自分達でしないと
   いけない訳ですが、この支払い命令を貰ったお客さんは、


   非常に対応が素直に成られました。


   それまでは、「絶対に払わない!」と頑固だったのが、


   「3回払いにして欲しい」とか、


   すぐに、全額を払って頂けたりしました。



 ■ 皆さんは、少額訴訟をした経験はないでしょう。


   商売は、代金を回収して終わりです。


   ところが、支払って頂けないお客様も居ます。


   その場合に、内容証明を送ったり、訴訟をしたりと
   成ります。


   でも、私の経験では、初動の対応が非常に重要です。


   すぐに、対応すれば、解決したものが、


   期間を開けると、「今更、何言ってんの?」


   と成り易いです。


 今日は、回収のお話しをしました。

 皆さんも、現金販売にはご注意を!!


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