先月末26日、英国で行われた試合結果です。
スーパーライト級戦(12回戦):
ジャック カテラル(英)判定3対0(117-108、116-109x2)レジス プログレイス(米)
*シャープな攻撃を交えながら前進するプログレイスと、好打でそれを迎え撃つカテラルという構成が36分間続いた好試合。サウスポー(左構え)同士により一戦は、どちらともつけがたい攻防が続きました。5回、プログレイスの左が英国人の肩に当たり、バランスを崩したカテラルがフロアにグラブをついてしまいダウンを宣告されます。しかしこのダウンによるダメージは全くなく、カテラルがペースを落とすことはありませんでした。
中盤戦以降、左を有効的に決め始めたカテラル。9回には見事なワン・ツーでお返しのダウンを奪います。その回後半、今度は左一発でダウンを追加したカテラル。試合の流れは英国人に大きく傾いていきます。ダウン後もプログレイスも奮戦しますが、カテラルの的確なパンチとダメージにより逆転至らず。結局はカテラルが大差判定でホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳=引退)、ジョシュ テーラー(英)との再戦に続いて3戦連続で元世界王者をその軍門に下すことに成功しました。
空位だったWBOインターナショナル王座を獲得すると同時に、世界再挑戦に大きく前進したカテラル。実績、知名度ともに、すぐにでも世界のリングに上がっておかしくない状態と言っていいでしょう。
下記はカテラルとプログレイスが活躍するスーパーライト級の、2024年11月8日現在の王者たちとなります。
WBA:ホセ バレンスエラ(米/防衛回数0)
WBC:デビン ヘイニー(米/0)
WBC(暫定):アルベルト プエジョ(ドミニカ/0)
IBF:リアム パロ(豪/0)
WBO:テオフィモ ロペス(米/2)
OPBF(東洋太平洋):永田 大士(三迫/1)
WBOアジア太平洋:永田 大士(三迫/1)
日本:李 健太(帝拳/1)