先月15日、大阪市住吉区スポーツセンターで行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋ミドル級戦:
王者国本 陸(六島)TKO初回2分39秒 挑戦者竹迫 司登(ワールドスポーツ)
*2021年5月に対戦している両雄。その時は当時の日本王者だった竹迫が、国本のガードを突き破る形でKO勝利に成功しています。
その後世界レベルの選手たちとの対戦で壁にぶち当たった感のある竹迫。対照的に国本は一戦ごとに確実に勝利を収め、日本、WBOアジア太平洋ベルトと順次獲得してきました。
3年半ぶりの再戦となった戦いは、竹迫が槍のような鋭い左ジャブで先手を取っていきます。常に仕掛けたのは竹迫でしたが、国本も固いガードで決して飲まれることはありませんでした。試合が2分経過しようとした直前、国本の強打が竹迫のテンプルに直撃し挑戦者がダウン。試合再開後、挑戦者も反撃しますが、最後は再び国本の強打の餌食になってしまいました。
前回の対戦で2分46秒でKO負けを喫していた国本。今回は7秒短い時間で雪辱と果たすとともに、保持する王座の防衛に成功しています。
下記は2025年1月3日現在のミドル級の王者たちとなります。
WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数3)
WBC:カルロス アダメス(ドミニカ/2)
IBF:ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン/1)
WBO:ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン/3)
OPBF(東洋太平洋):テイジ プラタップ シン(豪/0)
WBOアジア太平洋:国本 陸(六島/2)
日本:国本 陸(六島/3)
OPBF(東洋太平洋)ライトフライ級戦:
王者タノンサック シムシー(タイ)判定2対1(116-112、115-113、113-115)挑戦者谷口 将隆(ワタナベ)
*タノンサックが保持するOPBFタイトルに加え、IBF王座への挑戦権も争われた一戦。36勝(33KO)1敗の王者と、元WBOミニマム級王者谷口の一戦は、軽量級らしいテキパキとした激しい攻防が続きました。最終的には同級での経験が上回るタイ人が若干のリードを保ちゴールイン。第2の主戦場としている日本のリングで王座の防衛に成功すると同時に、2022年9月に苦杯を喫した矢吹 正道(Lush緑)との再戦の切符を手に入れています。
下記はこの試合が終わった時点(2024年12月19日)での、ライトフライ級のタイトル保持者となります。
WBA:空位
WBC:空位
IBF:矢吹 正道(Lush緑/防衛回数0)
WBO:岩田 翔吉(帝拳/0)
OPBF(東洋太平洋):タノムサク シムシー(タイ/2)
WBOアジア太平洋:尾崎 優日(大成/0)
日本:川満 俊輝(三迫/2)