DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

カーン、最後はボディー

2011年07月28日 22時16分53秒 | 世界ボクシング
先週末23日土曜日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた試合結果です。
2団体スーパーライト級王座統一戦:
WBA王者アミア カーン(英)KO5回2分47秒 IBF王者ザブ ジュダー(米)

*この試合の予想として、どちらかのワンサイドの勝利を考えていました。昨年5月にカーンがポール マリナッジ(米)と対戦した時、両雄の実力差以上の試合内容でカーンが快勝。王座の防衛に成功しています。

今回の王座統一戦も、上記の一戦同様スピードスター同士の対決。そのためにスピードで上回った方が大差の判定勝利を収めるであろうと考えていました。試合内容自体、カーンのワンサイドマッチ。しかし個々のハンドスピードではジュダーが上回っていました。

この試合でカーンが上回っていた点。それはテンポの早さです。右対左の対決の場合、ストレートパンチ(右構えなら右ストレート、サウスポーなら左ストレート)を当てた者勝ちが多く見られます。しかしこの試合では、カーンが左ジャブを多用し試合をコントロールしていきました。左・左・左、そして時々右。この予想外(?)の攻撃にジュダーは後退のみ。試合開始早々にペースを奪われたジュダーは、結局何もやらずに敗れ去りました。

試合を決めたのは両者が接近した際に放たれたカーンの右ボディー。現在の両者の勢いの差を感じさせた試合でした。

予想外の圧勝でIBF王座を吸収したカーン。WBA王座の5連続防衛にも成功しています。
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