DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ダルチニアン、逆転TKO負け

2013年11月12日 04時32分44秒 | 世界ボクシング
先週末9日土曜日、米国テキサス州で行われた試合結果です。
フェザー級10回戦:
ノニト ドネア(比)TKO9回2分16秒 ビック ダルチニアン(豪)

*6年3ヶ月ぶりに行われた両者の対戦。2007年7月の第一戦では、ドネアが5回TKOでダルチニアンを沈めIBFフライ級王座を獲得。その後ドネアはスーパースター路線を驀進。スーパーバンタム級まで(スーパーフライは暫定王座)の4階級で世界王座を獲得しています。対するダルチニアンはその後、スーパーフライ級で3団体王座を獲得し、安定政権も築きました。しかし階級をあげるに従い体重の壁に直面し、バンタム級時代には大一番で3敗(0KO負け)を喫しています。

今回の再戦では、復讐に燃えるダルチニアンの気持ちが十二分に伝わりました。試合が終わるまで、常に凄まじい緊迫感の連続。スピードでは劣るも、ダルチニアンが後手に回る場面は稀。逆にドネアには珍しく、顔が腫れ鼻血を出すシーンすら見られました。



8回終了時までの公式採点は2対0(78-74x2、76-76)でダルチニアン。私(Corleone)は79対73でダルチニアンのリードと見ました。ドネアは嫌いではありませんが、この試合に関してはダルチニアンに勝ってほしかった...。

最後に強打(左フック)を当て勝利を得たドネア。完全復活アピールまでには行かなかった感を受けます。偉大なる敗者ダルチニアン。この試合では絶好のコンディションで戦いに臨めただけに、スーパーバンタム、またはバンタムでの世界王座獲得を目指してほしいです。
コメント (2)
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