DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ツア、引退

2013年11月17日 10時41分32秒 | 世界ボクシング
現地時間の先ほど、ニュージーランドで行われた試合結果です。
WBAパン・アフリカ ヘビー級王座決定戦:
アレクサンデル ウスティノフ(露)判定3対0(119-109、119-110、119-108)デビット ツア(ニュージーランド)

*2年3ヶ月ぶりにリングに登場したツアですが、現役の世界ランカーに歯が立たず。大差判定負けを喫しています。ツアは敗戦直後に現役からの引退を発表しています。

ツアは1992年のバルセロナ五輪でニュージーランド代表として出場。ヘビー級で銅メダルを獲得しています。

その強打を売り物のにデビューから注目を集めたツア。1996年には後のWBAヘビー級王者ジョン ルイス(米)をわずか19秒で沈めWBCインターナショナル王座を奪取。1998年にはこちらも後のヘビー級王者(WBC)であるハシム ラクマン(米)を10回で破りUSBAとIBFインターコンチネンタル王座を獲得。

迎えた2000年、満を持して世界王座に初挑戦。相手はあのレノックス ルイス(英)。前哨戦となった試合前の睨み合いでは圧勝するも、肝心の本番では大差判定負け。その敗戦により何かを失った感じがあります。

  

終身戦績は52勝(43KO)5敗2引き分け。今回の試合に勝利すれば、WBC王者ビタリ クリチコ(ウクライナ)への挑戦という話もあっただけに、残念な敗戦、引退宣言に感じられます。実力はあるのに世界王座には手が届かなかったツア。まさに記録に残る戦士でした。長い間お疲れ様。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする