DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

クロフォード、圧勝(WBOスーパーライト級)

2016年02月29日 01時40分18秒 | 世界ボクシング
現地時間の半日ほど前(27日・土曜日)、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBOスーパーライト級戦:
王者テレンス クロフォード TKO5回2分9秒 挑戦者ヘンリー ランディ(共に米)

*右構えの選手同士の対決で始まったこの試合。試合が終わった時はお互いに左構えで戦っていた、ある意味興味深い一戦でした。

スイッチ・ヒッターとして知られるクロフォードですが、随所にその構えを変えるのではなく、一つの構えを選択したらそのスタイルで戦い通す選手です。今回の防衛戦では、初回の半分ほどを右構えで戦い、それ以降はサウスポー・スタイルを貫き通しました。

特に大きなアクションが見られなかったこの試合。両者は常にリング中央でパンチを交換しますが、盛り上がりは少々欠けていました。

安定したスタイルを持つクロフォードは、常に右ジャブを出し続けます。そのパンチで試合のペースとポイントを奪取していくのですが、同時に左パンチの打ち方が悪いという印象を残します。

王者につられてか、ランディも4回途中からサウスポーにスイッチ。しかし試合の流れが変わることはありませんでした。

5回に入り、それまで一定のペースに終始していた試合が突如終わりを告げます。クロフォードがそれまで見栄えが悪かった左でチャンスをつかむと、連打からの左でダウンを奪います。試合再開後、再び連打を浴びせた王者。レフィリーはそこで試合をストップ。内容的にも王者のワンサイド気味だった試合が終わりを告げました。

指名挑戦者を相手に実力差を見せつけて2度目の防衛に成功したクロフォード。今後は他団体王者との統一戦を目指していくのでしょうか?力はあるものの、試合が少々地味なのが気にはなりますが、同級での中心選手になってきました。
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