先週末1月30日、カナダで行われた試合結果です。
3団体統一ライトヘビー級戦:
王者セルゲイ コバレフ(露)TKO7回終了 挑戦者ジャン パスカル(カナダ)
*昨年3月に同じ会場対戦した両選手。その時は明白な力量差を見せつけコバレフが統一王座の防衛に成功。そのために今回の再戦が行われること自体疑問符が打たれていました。10ヵ月前の初戦以上に差がついた今回の戦い。両選手のスタイルにそれぞれ変化が見られました。
相変わらず手堅いボクシングを心がけたコバレフですが、この試合では左ジャブの的確性、数の多さが目につきました。序盤戦はこのパンチで試合をコントロールした王者。右パンチが出始めると試合は全くのワンサイド・マッチになっていきます。
昨年のロイ ジョーンズ(米)に変わって、フレディー ローチ氏を陣営に迎えたパスカルですが、今回の試合のみに焦点を当てると、その選択は誤っていたと言うしかないでしょう。時々大振りなパンチをスウィングするという持ち前の意外性がなくなり、王者同様に手堅いボクシングを展開。しかしそのスタイル自体がこじんまりとしてしまい、コバレフからするとありがたい変化だったのではないでしょうか。
初回半ば、パスカルが入ったところに左フック気味のジャブを当てたコバレフ。レフェリーはスリップと採りましたがこれは明らかなダウン。その「ダウン」からダメージは感じられないものの、試合の流れはロシア人が握りました。
3回以降一方的になったこの試合。パスカルは現在のライトヘビー級戦線でも指折りの実力者ですが、コバレフはその実力者を子供扱いに。5回、挑戦者をダウン寸前に陥れたコバレフ。パスカルがパンチをほとんど出していないだけに、レフィリーによってはここで試合を止めていたでしょう。
以降、何も出来ない挑戦者。そんなパスカル陣営は7回終了時にギブアップを申請しています。
実力者相手に圧倒的な力の差を見せつけて防衛に成功したコバレフ。最多のWBO王座の7度目の防衛、WBAとIBF王座は3度目の防衛に成功しています。予想/期待されるアンドレ ワード(米)との一戦は今年の後半に予定されています。その間、多分一戦挟むでしょうが、コバレフがだれと対戦するのか。その辺りも気になります。
3団体統一ライトヘビー級戦:
王者セルゲイ コバレフ(露)TKO7回終了 挑戦者ジャン パスカル(カナダ)
*昨年3月に同じ会場対戦した両選手。その時は明白な力量差を見せつけコバレフが統一王座の防衛に成功。そのために今回の再戦が行われること自体疑問符が打たれていました。10ヵ月前の初戦以上に差がついた今回の戦い。両選手のスタイルにそれぞれ変化が見られました。
相変わらず手堅いボクシングを心がけたコバレフですが、この試合では左ジャブの的確性、数の多さが目につきました。序盤戦はこのパンチで試合をコントロールした王者。右パンチが出始めると試合は全くのワンサイド・マッチになっていきます。
昨年のロイ ジョーンズ(米)に変わって、フレディー ローチ氏を陣営に迎えたパスカルですが、今回の試合のみに焦点を当てると、その選択は誤っていたと言うしかないでしょう。時々大振りなパンチをスウィングするという持ち前の意外性がなくなり、王者同様に手堅いボクシングを展開。しかしそのスタイル自体がこじんまりとしてしまい、コバレフからするとありがたい変化だったのではないでしょうか。
初回半ば、パスカルが入ったところに左フック気味のジャブを当てたコバレフ。レフェリーはスリップと採りましたがこれは明らかなダウン。その「ダウン」からダメージは感じられないものの、試合の流れはロシア人が握りました。
3回以降一方的になったこの試合。パスカルは現在のライトヘビー級戦線でも指折りの実力者ですが、コバレフはその実力者を子供扱いに。5回、挑戦者をダウン寸前に陥れたコバレフ。パスカルがパンチをほとんど出していないだけに、レフィリーによってはここで試合を止めていたでしょう。
以降、何も出来ない挑戦者。そんなパスカル陣営は7回終了時にギブアップを申請しています。
実力者相手に圧倒的な力の差を見せつけて防衛に成功したコバレフ。最多のWBO王座の7度目の防衛、WBAとIBF王座は3度目の防衛に成功しています。予想/期待されるアンドレ ワード(米)との一戦は今年の後半に予定されています。その間、多分一戦挟むでしょうが、コバレフがだれと対戦するのか。その辺りも気になります。