矢田、王座奪取ならず（WBOアジア太平洋ウェルター級）

先日4日・日曜日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
WBOアジア太平洋ウェルター級王座決定戦：
ジェイヤー　インソン（比）TKO7回2分26秒　矢田　良太（グリーンツダ）

＊これまで3敗を喫している矢田。しかしそれらの敗戦は、デビューから6戦目までに喫したもの。2014年4月に喫した最後の敗戦以降9連勝（8KO）を記録してきました。対するインソンはデビュー以来負けなしの好戦績の持ち主（12勝8KO）。勢いの乗る選手同士の戦いだっただけに、好試合が期待できました。しかし試合の方は予想外の比国人のワンサイドのものとなってしまいました。

矢田は終始積極的な姿勢を止めません。しかし長身サウスポーのインソンの前にその攻撃は空回り。3回、そして最終回となった7回にライバルの左でダウンを喫する完敗。日本が同王座の国内開催を認めて以来、出場する日本人選手が目立つWBOアジア太平洋王座ですが、今回が初のタイトル戦はもちろん、8回戦以上の試合出場となった矢田には少々ハードルの高い一戦となってしまったようです。

この辺りの階級になると、日本人の選手層がガクンと減ってしまうのは今も昔も変わらぬこと。世界はもちろん、アジア、太平洋地域王座とのレベルの差もまだまだあるようですね。