現地時間の昨夜(9月1日)、東京都大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBOスーパーフライ級戦:
王者井岡 一翔(志成)判定3対0(116-112x3)挑戦者フランシスコ ロドリゲス(メキシコ)
*本来なら大観衆で埋め尽くされた会場で行われるべき好試合でした。序盤戦はロドリゲスが積極的に仕留め、「ひょっとしたら王座交代もありえるのでは?」と思わせる試合を演じました。しかしそこは4階級制覇王。前後左右への自在なフットワークから、コツコツと左ジャブを付きペースを把握。時折見せる右ボディーで徐々に徐々にとロドリゲスにダメージを与えていきました。
中盤戦を完全に取った一翔でしたが、ロドリゲスも後半に吹き返し再反撃。最後の最後まで目の離せない試合でしたが、より安定したボクシングをフルラウンドに渡って展開した王者に軍配。中差ながらも明白な判定勝利を収め、保持する王座の3度目の防衛に成功。今後はIBF王者ジェルウィン アンカハス(比)との王座統一戦に向け動き出すようです。
私(Corleone)の採点は117対111で一翔。初回、3回、そして9回はロドリゲス有利と見ました。
2021年9月2日現在のスーパーフライ級王者たちの顔ぶれは、下記のようになります。
WBA(スーパー):ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジョシュア フランコ(米/2)
WBC:ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/3)
IBF:ジェルウィン アンカハス(比/9)
WBO:井岡 一翔(志成/3)
OPBF(東洋太平洋):福永 亮次(角海老宝石/0)
WBOアジア太平洋:福永 亮次(角海老宝石/2)
日本:福永 亮次(角海老宝石/1)