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あの試合から30年(NABOクルーザー級:1995年2月19日)

2025年02月19日 05時09分37秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前となる1995年2月19日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
NABOクルーザー級戦(王座決定戦
):
西島 洋介山(オサム)判定2対1(117-111、116-112、113-115)ジョン カイザー(米)

1990年代に世界の重量級に挑んだ西島の、記念すべき初タイトル戦が行われました。

WBOの北米地域王座であるNABOクルーザー級のこけら落としとなった一戦。西島の戦績は9勝(7KO)1敗で、この試合が行われる2ヵ月前に初めて10回戦を行っています。対するカイザーは7勝(3KO)6敗2引き分けの戦績の持ち主で、タイトル戦はおろか10回戦の経験もない選手です。西島、カイザーはともに、地域王座戦に出場するような実績も実力も持ち合わせてはいないように思えましたが、マイナー団体の初代地域王座決定戦としては、致し方ないのではないでしょうか。

(西島が獲得したNABOのチャンピオンベルト)/ Photo: Shutterstock

残念ながらこの試合の映像を探すことは出来ませんでした。しかし西島にとり、本場米国での試合はほぼ敵地といってよく、12回を戦い抜き2対1ながらも判定勝利を収めた事は非常に価値のある白星といって過言ではないでしょう。

この試合が行われてから既に30年も経ちますが、いまだに日本が生み出したミドル級以上の選手で最高傑作の一人といわれている西島。惜しいことに、同じ時代に国内のライバルはおろか、練習相手も居なかったということです。

(日本ボクシング界重量級の最高傑作の一人に数えられる西島)/ Photo: BoxRec

もし西島の現役時代に、その後日本、WBOアジア太平洋、OPBF(東洋太平洋)の3つのヘビー級タイトルを獲得した藤本 京太郎(角海老宝石=引退)や、現日本ヘビー級王者但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3)が存在し対戦していたら、とついついそのような夢物語を思い描いてしまいます。現在の日本ヘビー級ランキングを見てみると、名前を連ねているのは王者の但馬のみ。この寂しい状況が何時か破られる時がくるのでしょうか!?


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