ソリス、ニーニョ、ミランダ

今月4日、メキシコで行われた試合結果です。
WBA暫定スーパーフェザー級戦：
王者ホルへ　ソリス（メキシコ）TKO6回1分46秒　挑戦者フランシスコ　コルデロ（コロンビア）

WBCライトフライ級戦：
王者オマール　ニーニョ（メキシコ）TKO6回終了　挑戦者ロナルド　バレラ（コロンビア）

WBOフライ級戦：
フリオ　セサール　ミランダ（メキシコ）TKO8回終了　挑戦者ロナルド　ラモス（コロンビア）

＊メキシコの2会場で行われた3大世界戦。3試合揃ってメキシコ対コロンビアという構図になっています。
結果はメキシコの圧勝。ソリスは2度目、ニーニョとミランダはそれぞれ保持する王座の初防衛に成功しています。

シュトルム、バーンズ

先週末4日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBAミドル級戦：
王者フェリックス　シュトルム（独）判定3対0（117-111x2、118-111）挑戦者ジョバンニ　
ロレンゾ（ドミニカ）

＊昨年7月以来の防衛戦に臨んだシュトルム。最初の2回は慎重に戦いましたが、3回以降は試合をコントロール。大差の判定で8度目の防衛に成功しています。


同日、スコットランドで行われた試合結果です。
WBOスーパーフェザー級戦：
挑戦者リッキー　バーンズ（スコットランド）判定3対0（115-112ｘ２、115-113）王者ローマン　マルティネス（プエルトリコ）

＊25戦をして不敗をキープしていたマルティネス。敵地で思わぬ伏兵に敗北を喫し、王座と決別しています。

新王者のバーンズは29勝（7KO）2敗の選手。これまでに英連邦王座を獲得し、今回の世界挑戦＋王座奪取にこぎつけています。

湯場、4階級制覇ならず

先週末4日土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本/OPBF（東洋太平洋）スーパーウェルター級戦：
王者チャーリー　太田（八王子中屋）判定3対0（115-114、116-113x2）挑戦者湯場　忠志（都城レオ）

日本ライト級戦：
王者荒川 仁人（八王子中屋）TKO5回54秒　挑戦者大村 光矢（三迫）

＊この日の注目は、湯場が史上初の日本王座4階級制覇なるかどうか。8回までは一進一退の攻防が続いていました。しかし最終4回、太田が抜け出し僅差の判定を掴んでいます。王者の意地を見せると共に、日本王座の初防衛、OPBF王座の2度目の防衛に成功しています。

潔く敗戦を受け入れた湯場。太田との再戦＋記録達成を熱望しています。


その翌日、名古屋国際会議場で行われた試合結果です。
OPBFフライ級戦：
王者ロッキー　フェンテス（比）TKO8回2分13秒　挑戦者有富 康人（松田）

＊3試合連続で日本のリングに登場したフェンテス。三度日本人対戦者を寄せつけず、同王座の2度目の防衛に成功しています。

センチェンコフ、ザベック

先月末30日、ウクライナで行われた試合結果です。
WBAウェルター級戦：
王者ビアチェスラフ　センチェンコ（ウクライナ）判定3対0（115-115x2、116-113）挑戦者ホセ　ナバロ（ベネズエラ）

先週末土曜日、スロベニアで行われた試合結果です。
IBFウェルター級戦：
王者ヤン　ザベック（スロベニア）判定2対0（117-111x2、114-114）挑戦者ラファエル　ヤッキービッチ（ポーランド）

＊ヨーロッパ勢が2冠を占めるウェルター級戦線。センチェンコ、ザベックがそれぞれ地元で2度目の防衛に成功しています。

IBF戦は2008年11月以来の両雄による再戦。2対0の判定ながらも、ザベックがリベンジに成功。ちなみに第一戦は、2対1でヤッキービッチが勝利しています。

オーレードンが引き分け防衛

先週3日金曜日、タイで行われた試合結果です。
WBCミニマム級戦：
王者オーレードン　シットサナーチャイ　引き分け（1対0：114-113、114-114x2）挑戦者ポンサワン　ポープラムック（共にタイ）

＊同国人対決に臨んだオーレードン。6回に2度のダウンを奪われる大苦戦（2度目はスリップの判定）。6度目の防衛に成功はしたものの、会場からはタイ人同士の対決にも関わらず、ブーイングの嵐が起きたそうです。

色々（09‐05‐10）

最近（2010年9月5日ごろ）のニュースです。

1）バーナード　ホプキンス（米）が今年の師走、WBCライトヘビー級王者ジャン　パスカル（カナダ）に挑戦するという噂があります。

2）そのホプキンスにリベンジを許したロイ　ジョーンズ（米）が10月7日、地元米国フロリダ州のペンサコーラで再起戦に臨みます。今回のジョーンズの対戦相手はダニー　サンティアゴ（米）。

3）WBOフェザー級戦、王者ファン　マヌエル　ロペス（プエルトリコ）対ラファエル　マルケス（メキシコ）戦は、11月6日に延期となっています。

4）ザブ　ジュダー（米）が10月2日、米国ニュージャージー州で試合を予定しています。今回の対戦者はマイケル　クラーク（米）。

5）元スーパーライト級、ウェルター級王者リッキー　ハットン（英）はこのまま現役を引退するようです。

6）11月13日に予定されるマニー　パッキャオ（比）対　アントニオ　マルガリート（メキシコ）戦。この試合の前座で、元ミドル級王者ケリー　パブリック（米）が再起戦に臨みます。対戦者は現在までに決定していません。

7）前WBAバンタム級王者ウラジミール　シドレンコ（ウクライナ）が先月末28日、スーパーフライ級での再起に成功しています。空位のシルバー・インターナショナル王座（何だこの王座は？）をムブワナ　マツムラ（タンザニア）と争ったシドレンコ。大差の判定勝利（3対0：120-108x2、119-109）を収めています。

今週末の試合予定

2010年9月第1週末の試合予定です。

4日　土曜日
後楽園ホール
日本/OPBF（東洋太平洋）スーパーウェルター級戦：
王者チャーリー　太田（八王子中屋）対　挑戦者湯場　忠志（都城レオ）

日本ライト級戦：
王者荒川 仁人（八王子中屋）対　挑戦者大村 光矢（三迫）

ドイツ
WBAミドル級戦：
王者フェリックス　シュトルム（独）対　挑戦者ジョバンニ　ロレンゾ（ドミニカ）

スロベニア
IBFウェルター級戦：
王者ヤン　ザベック（スロベニア）対　挑戦者ラファエル　ヤッキービッチ（ポーランド）

英国
WBOスーパーフェザー級戦：
王者ローマン　マルティネス（プエルトリコ）対　挑戦者リッキー　バーンズ（英）

アルゼンチン
IBFライトフライ級戦：
王者ルイス　ラサルテ（亜）対　挑戦者ネリス　エスピノザ（ニカラグア）

メキシコ
WBA暫定スーパーフェザー級戦：
王者ホルへ　ソリス（メキシコ）対　挑戦者フランシスコ　コルデロ（コロンビア）

WBCライトフライ級戦：
王者オマール　ニーニョ（メキシコ）対　挑戦者ロナルド　バレラ（コロンビア）

WBOフライ級戦：
フリオ　セサール　ミランダ（メキシコ）対　挑戦者ロナルド　ラモス（コロンビア）


5日　日曜日
名古屋国際会議場
OPBFフライ級戦：
王者ロッキー　フェンテス（比）対　挑戦者有富 康人（松田）

ファナ、ムサラネ、そして高山

先日1日、南アフリカで行われた試合結果です。
IBFスーパーフェザー級王座決定戦：
ムゾンケ　ファナ 判定3対0（119-109、118-110、119-110）キャシアス（共に南ア）

IBFフライ級戦：
王者モルティ　ムサラネ　TKO5回2分27秒　挑戦者ゾロニ　テテ（共に南ア）

IBFミニマム級挑戦者決定戦：
高山　勝成（日本）TKO6回51秒　ツェポ　レフェレ（南ア）

＊ファナは世界王座に返り咲き、ムサラネは昨年11月に獲得した王座の初防衛に成功しています。そして高山。自身初の海外遠征、敵地のど真ん中で快挙達成。さらなる快挙に期待が膨らみます。

中々耳慣れない名前が多い南アフリカ人。同地の人々にとり、「高山」という名前はどのように聞こえるのでしょうか。

マイダナがV３

先月末28日、アルゼンチンで行われた試合結果です。
WBA暫定スーパーライト級戦：
王者マルコス　マイダナ（亜）判定3対0（117-110x2、115-112）挑戦者デマーカス　コーリー（米）

＊実力者が乱立する現在のスーパーライト級戦線。その中でもパンチャーとして抜きん出た存在感を示しているマイダナ。元世界王者コーリーの技巧に空回りする場面もあったようですが、7回にダウンを奪い判定勝利を収めています。

保持する暫定王座の3度目の防衛に成功したマイダナ。12月に、英国で正規王者アミア　カーン（英）との王座統一戦が噂されています。

和毅が4冠達成

先週末土曜日28日、メキシコで行われた試合結果です。
WBCユースバンタム級戦：
挑戦者亀田　和毅（亀田）判定2対1（96-95x2、95-96）ステファン　ヤモイェ（Stephane　Jamoye/ベルギー）

＊和毅にとり、プロ16戦目で最大の苦戦。試合後、まず引き分けが発表されています。その後和毅が2対1の判定勝利を収めていたことが判明。試合内容はジャッジ3人がそろって1点差をつけるもの。WBCは両者による再戦を義務付けています。