マルケス、４階級制覇に成功

先週末14日、メキシコで行われた試合結果です。
WBOスーパーライト級王座決定戦（暫定王座）
ファン　マヌエル　マルケス（メキシコ）3対0（119-110、118-110x2）セルゲイ　フェドチェンコ（ウクライナ）

＊年内に3試合を消化し、現役引退を予定しているマルケス。その第1弾として行われたこの一戦。暫定王座決定戦ながらも、大差の判定勝利で王座獲得に成功。マルケスにとり4階級目の世界王座獲得となっています。

次戦を7月14日、米国テキサス州で予定しているマルケス。対戦者は現在までに決定していません。

佐藤、最強挑戦者と初防衛戦

7月8日、横浜文化体育館で予定される試合です。
WBCスーパーフライ級戦：
王者佐藤　洋太（協栄）対　挑戦者シルベスター　ロペス（比）

＊世界王座獲得から1ヶ月弱。日本の最新世界王者佐藤の初防衛戦が決定しています。挑戦者は評価が高いロペス。今から楽しみな一戦ですね。

コスタリカの次はペルー

先週末14日土曜日、ペルーで行われた試合結果です。
WBAライトフライ級戦（暫定王座）
挑戦者アルベルト　ロッセル（ペルー）3対0（118-110、116-112、115-113）王者ホセ　ロドリゲス（メキシコ）

＊前日計量が終了するまで、この試合が行われること自体知りませんでした。ロッセルはペルー発の世界王者だとか。そういえば同、日試合が行なわれと噂されていたWBAスーパーフェザー級王者ブライアン　バスケスはコスタリカ　初の世界王者です。

両王者とも自国では希少価値があるだけに、正規王者との王座統一戦は難しいかもしれませんね。

色々（04‐17‐12）

最近（2012年4月17日ごろ）のニュースです。

1）2月にマルコ　フック（独）に大苦戦を強いられたWBAヘビー級王者のアレクサンダー　ポヴェトキン（露）。7月14日にドイツで、指名挑戦者ハシム　ラクマン（米）を向かえ3度目の防衛戦を行います。

2）6月16日、米国ニュージャージー州で注目のヘビー級戦が行われます。対戦カードはトーマス　アダメク（ポーランド）対エディー　チェンバース（米）。

3）ヘビー級の注目株タイソン　フュリー（英）が先日14日、空位のアイルランドヘビー級王座を5回TKOで獲得しています。フュリーにとり、英国、英連邦王座に続いて3つ目の王座獲得になります。

4）昨年11月、敵地ロシアでWBAクルーザー級王座暫定王座決定戦に臨んだジェームス　トニー（米）。その試合では大差の判定負けを喫しています。今月7日、ボビー　ガン（米）を相手に復帰戦に臨んだトニー。5回TKOで空位のIBUというマイナー王座のヘビー級王座を獲得しています。この試合でトニーは、11月の試合より50ポンドも重い体重で試合を行っています。

5）先月30日、豪州で行われたOPBF（東洋太平洋）ライトヘビー級の王座決定戦。サモアのトガシリマイ　レトアが、豪州のマニー　ブラミス（Vlamis）を3回でストップし王座獲得に成功しています。新王者のレトアは12勝（7KO）9敗1引き分けの戦績の持ち主で、過去10戦の戦績は1勝8敗1引き分けの選手です。

6）かつてスーパーウェルター級で安定政権を築いたロナルド　ライト（米）。6月2日に、2009年4月以来の試合を予定しています。対戦者はピーター　クィリン（Quillin）。26戦全勝（20KO）というすばらしい戦績の持ち主です。

石田、敵地でWBO王座に挑戦

5月1日、ロシアで予定されている試合です。
WBOミドル級戦：
王者ディミトリ　ピログ（露）対　挑戦者石田 順裕（グリーンツダ）

＊賭けられた王座云々より、対戦カードとしても非常に興味深いカードですね。

石田が乗り込むのは真冬ではなく5月のモスクワ。ビログは強敵です。しかし新王者誕生の可能性も十分あるでしょう。

シュトルム、力強くV12

先日13日金曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBAミドル級戦（スーパー王座）：
王者フェリックス　シュトルム　TKO9回終了　挑戦者/前WBC王者セバスチャン　ズビック（共に独）

＊見事に予想が外れた一戦。この2試合、引き分け、2対1の判定防衛が続いていたシュトルムですが、同国人で元WBC王者の肩書きを持つズビックとの戦い。長期政権を築いている王者の実力を見せつけての貫録勝ちを納めています。

9回終了時までの正式な採点は分かりませんが、私（Corleone）は2回を除いてすべてシュトルムに与えています。

固いガードと鋭い左ジャブを主体にしたシュトルムのスタイル。3回まではズビックも中々の戦いを見せていたのですが、4回以降ジョブに加え、左右のショート・ブローをシュトルムは放っていきます。ズビックも反撃を試みたのですが、そのほとんどがシュトルムの厚い壁に跳ね返される結果となっています。

9回終了時とともに白旗を上げたズビック。今後を考えるならいいタイミングでのストップでしょう。

久々の快勝劇を演じたシュトルム。保持する王座の12連続防衛に成功しています。

個人的にはセルジオ　マルティネス（亜）との頂上決戦を見てみたいです。

今週末の試合予定

2012年4月第2週末の試合予定です。

14日　土曜日
メキシコ
WBOスーパーライト級王座決定戦（暫定王座）
ファン　マヌエル　マルケス（メキシコ）対　セルゲイ　フェドチェンコ（ウクライナ）

メキシコ（上記とは別会場）
WBAスーパーフェザー級戦（暫定王座）：
王者ブライアン　バスケス（コスタリカ）対　挑戦者ヒルベルト　ゴンザレス（メキシコ）

米国ネバダ州ラスベガス
WBAライト級戦：
ブランドン　リオス（米）対　暫定王者リカルド　アブリル（キューバ）


20日　金曜日
米国ミシシッピー州
ミドル級10回戦：
ジャーメーン　テーラー　対　カレブ　トゥルアックス（Caleb　Truax）

ミドル級10回戦：
エリスランディ　ララ（キューバ）対　ロナルド　ハーンズ（米）

三田村、初防衛に成功

先日10日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ミニマム級戦：
王者三田村 拓也(ワールドスポーツ）TKO9回1分52秒　挑戦者中島 敏浩(久留米櫛間)

＊これまでのキャリアで、KO（TKO）勝利がわずか1の三田村。指名挑戦者を終盤にTKOし、昨年11月に獲得した王座の初防衛に成功しています。

意見番（04‐12‐12）

2012年4月12日ごろの意見番です。

＊今回は現地時間の明日13日、ドイツで予定されているWBAミドル級のスーパー王座戦についてです。

今回が12度目の防衛戦となる王者フェリックス　シュトルム（独）。その安定王者に挑戦するのは、同国人で前WBC王者となるセバスチャン　ズビックになります。 なんら理由はないのですがこの試合、王座交代劇が見れそうな予感がします。

淵上、天笠

先日9日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF（東洋太平洋）ミドル級戦：
王者淵上 誠（八王子中屋）TKO10回44秒　挑戦者郭 京錫（韓国）

＊昨年師走、激戦を制し同王座を獲得した淵上。日本王者から昇格後の初防衛戦をTKOで飾っています。


日本フェザー級戦：
王者天笠 尚（山上）判定3対0（97－91x2、97－92）挑戦者上野 則之（RK)

＊こちらも王者の初防衛戦となった一戦。4回、7回とダウンの応酬となりましたが、王者が明白な判定勝利を収めています。