ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

雛(ひいな)の祭り、飯塚

2015-02-25 14:33:43 | アウトドア

 飯塚・田川といえば炭鉱全盛時に栄華を極めた街であり、気は優しいが力持ち、荒くれ男ではあるが高倉健を代表とする義理人情に厚い男をイメージするところである。昨年亡くなった高倉健さん、地元である北九州でも追悼して映画が上映されるなど、惜しむ声が多かった。衛星放送でも高倉健特集を放映しており私もビデオに撮り込んで、「網走番外地」「緋牡丹博徒」「昭和残侠伝」を観た。私にとってはノンポリで不毛の青春を過ごした思いが強かった感がするけれども、学生時代に熱い血潮を漲らせて観た思い出の映画でもあり、これらの作品は懐かしくて眼頭が熱くなったりした。その他にも「幸せの黄色いハンカチ」や「鉄道員」「ホタル」など彼の代表作と言うものをこの3か月で鑑賞した。

 これらのシリーズを観て感じたことは、高倉健は北海道が良く似合っていると思ったこと。それに違和感なく筑豊が重なっていることだ。夕張の街並みなんてまさに飯塚や田川の炭住風景だ。もちろん、大雪山の冠雪した山並みは雄大で筑豊には無い。夕張に住む人たちにとっては心の糧になっていると思う。
 
 このように飯塚は荒くれ九州っ子のイメージが強いが、実は九州の玄関口、小倉と長崎を結ぶ長崎街道の宿場町で、飯塚宿として古くから栄えてきた。オランダから入った砂糖菓子を江戸に献上するのにこの道をたどったのである。だからこの街道をシュガー街道と名付けて街を再発見しようとしている。飯塚宿はシュガー街道の中でも特に栄えた宿場であり、お菓子も「千鳥屋」、「ひよこ本舗」、「成金饅頭」と老舗が軒を連ねている。このため女性にとっても思い入れが深い街なのだ。
 
 
 飯塚の街はJRウオーキングを歓迎していた。
 
 さて、先週のJRウオーキングはこの飯塚が舞台だった。雛(ひいな)のまつりウオーキングだ。2014年度のウオーキングも2月末で一応締め切り。私はこの日までにスタンプが29個であり、30個の区切りまであと1個。何としてでも参加せねばと気合を入れていた。

 前夜から春一番が吹き荒れて、ウオーキングが開催されるのか一抹の心配はあったが、朝6時の時点で風は止んで雨が少し残っていた。小倉駅からJRに乗り、折尾・直方を経由して飯塚駅へ。コース地図をもらってスタートしたのが9時前。小雨が降っていたためか、参加者はそれほど多くなかった。駅前通りを直進して遠賀川(犬鳴川と彦山川)を渡って旧市街に。朝が早いためか、商店街はまばらではあったが、千鳥屋本店やひよこ本舗は店を開けていてウオーキング客にお茶の接待をしてくれていた。

 
 
 アーケード内にあるひよこ本舗などの店々。

 時流の波に押されて、どこでも商店街は閑散としているが、飯塚宿の雛祭り、各所に雛が飾られていて、伝統と言うか趣きが感じられて良かった。もう何度も訪れている街なのだが、何度通っても飽きない。史跡を思い起こさせる街並みが珍しいのだろうか。

 
 スタンプ30個でGETしたウオーキングポーチ。ペットボトルケースの方が何となく格好良い。 

 距離が短かったので10時過ぎに新飯塚駅のゴールに到着、30個目のポイントをGET。賞品のウオーキングポーチを頂いた。ところが期待が大きすぎたのか、このポーチを手にして少々がっかり。なんとなく安っぽくて収納も大してできない。昔の20個賞品のペットボトル入れの方が高級な感じがする。とはいえ今期のウオーキングも無事に終了。3月からはまた新たにスタートする。元気で歩きたいものだ。



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教頭先生はお友達

2015-02-21 19:46:19 | アウトドア


またまた今日も孫の話。

先日、ピアノレッスンに来ていた奏汰君の同級女子が何かの話の時に、学年で一番悪いのは奏汰君とバァバに言っていた。彼女の談によれば、奏汰君は毎日、教頭先生に叱られているのだそうだ。この話は本当のようで、彼女の5年生の兄もそういうことを言っていた。となると学校中の子供たちが奏汰君を知っているのかもしれない。何でも一番ということは良いものだが、こんなことで一番とは!

どんなことで叱られているのか判らないが、要するに自由奔放、自分の気に入ったものは積極的なのだが、意に添わないものは守らないというか、無視するのだ。特に掃除などの共同作業をしていないのが気になる。遊んだ後は片付けよ、と指導はしているのだが。 それでも根っからの人懐こさは変わらなく、奏汰ママの談によれば登校時に陸橋の上から教頭先生を見かけると大きな声で、「教頭先生、おはようございま~す」と叫んでいるとのこと。叱られても叱られても挫けないというか、まるで気にしていないかのようだ。友達感覚なのだ。教頭先生も日課のように奏汰君をしつけているのかもしれない。有り難いことだ。


 開会挨拶と司会進行役の二人。手造りの発表会でした。 

その奏汰君、先日3学期の父兄参観があったので妻と二人で出かけた。テーマは「2年生になってできたこと」 自分の得意技を披露するというものだ。奏汰君は縄跳びと聞いていた。発表スケジュールを見ると、「九九」「漢字」「朗読」「鍵盤ハーモニカ」「劇」「縄跳び」などが書かれていた。子供たち自身で司会進行や出演者・作品紹介などを担当した手作りの催しで、小学校2年なのに、もうこれまでできるのだと感心した。

特にすごいと感じたのが朗読で「平家物語の冒頭部」や漢詩「春望」などを読み上げていた。意味が分からずとも語感が快かったのだろうと思った。



縄跳びを披露した5人と2重跳び30回にチャレンジした奏汰君

さて、縄跳びを得意技としたのは5人。全員男児だ。交差跳びや片足とび、2重跳びなどを披露したのだが、奏汰君はラスト前で2重跳び30回にチャレンジした。出始めはよかったのだが、やはり固くなっていたのか10回過ぎる頃に引っかかって、その続きもまたまた引っかかって・・・。 でもなんとか無事に30回、跳べました。跳ぶ姿勢が悪かったので、縄の長さが合っていなかったのとグリップのところが回転しづらかったのかもしれない。

最後はクラス全員で歌を歌った。子供たちの無事にやり終えたという感慨が伝わってきてよかったと思った。
そして夕方・・・。妻の携帯が鳴った。奏汰君の担任の先生からで、登校路で1年生の子らと一緒にブリキの看板に石を投げて遊んでいると苦情が入ったとのこと。親と連絡が取れなかったので第2の連絡先、妻に掛かってきたのだった。事態を聞いた妻、もちろん親ともども本人にも言い聞かせますと平身低頭で謝ることしきり。せっかく縄跳びを頑張ったのに。


発表会最後はクラス全員で合唱。熱意が伝わってきました。

奏汰パパ・ママも普段から言い聞かせているのだが、マイペースの奏汰君、なかなか思い通りにゆかない。ネアカで挨拶だけは文句なしが救いだ。そういえば、先生が「謝り方は文句のつけようもないほど良かった!」と言ったとのこと。怒られてばかりだから謝り方を学習したのかも。春になればもう3年生。小学校も中等生だ。規則・決まりを守れる人に育って欲しいものだ。

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春立ちぬ

2015-02-14 20:44:34 | 平々凡々

立春も過ぎて光が力強く感じるようになってきた。北風は冷たいが、それでも春の息吹を感じられ、土筆や蕗の薹の映像が流れると心がときめく。光の春に誘われるように庭に出ると、いつのまにかミニ菜園は雑草に覆われているのに驚く。冬の間は懸命に芽を出していた玉ねぎもこれから光の恵みを受けて一気に膨らんで行くのだろうか、凛として立ち上がっている姿が頼もしい。12月に色づいた夏みかんも間もなく収穫期に入る。何事にも気が早い妻は早く採れとせっつくが私は断固として3月までは持ちこたえる積りだ。甘く実るには何よりも時間が大切だと信じている。




 夏ミカンと金柑 

隣にある金柑も夏みかんと同じように黄色く色づいている。食べ方を知らないので、金柑は妻のテリトリーだ。レモンと同じように友達へのお裾分けに役立っているようだ。その金柑、ここ数日、つがいと思われる大きな鳥がついばんでいる。名前は知らない。鳩と同じくらいの長さで色はグレー。身体が細長く、素早く飛ぶ。前の川にも水どりが遊んでいるが、やはり名前を知らないので愛着が湧かない。知っているのはメジロと鶯くらい。そういえば枇杷の木の茂みに造られたメジロの巣、冬の空っ風のために幾分さびしくなった気がするが、子作りをするのだろうか。枇杷の収穫期とダブらねばいいが。
2月に入ってJRウオーキングも始まった。まず2月の早春ウオーキング。昨年3月から始まった平成26年度の締めくくりとなる。私は現在29ポイント。30ポイントの賞品(アクティブウエストウオーキングポーチ)まであと1個。22日の飯塚のひいなの祭りウオーキングで到達する予定。3月からはまた新たなスタートだ。



ひいなの祭り、我が家も雛飾りを出した。今年はアンちゃんという可愛いお姫様が居るので気合を入れて飾った。お雛祭りはアンちゃんを抱っこして写真を撮るつもり。思いがけなく授かった思いが強く、まだまだ元気で行く末を見届けなくてはと思う。まもなく5か月になるアンちゃん、人見知りをしだしたようでママ以外は受け付けないときがある。体重も6キロを超え、おんぶしている妻も肩が痛いと湿布を貼っているが、それでもアンちゃんが泣き出すと痛さを構わずに懸命にあやしている。ミルクを飲めばいいのだが、母乳以外は受けつけない。和君がなだめ役だったのだが、最近はその神通力も消えたようだ。とはいえ、兄ちゃんらしくこまごまとお世話しているのが嬉しい。

今週末から北九州は気温が上がるとの予報。このまま春に突入してくれると良いが。まずはミニ菜園の除草。庭仕事が楽しい季節ももうすぐだ。

コメント (16)
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