ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

百万回生きたねこ

2013-02-27 13:04:58 | 

 

 

 

妻が“みる”コンサートのチケットが当たったという。それも6枚。影絵劇で、日曜日に北九州芸術劇場大ホールで開催されるという。孫3人、女3人で6人分ちょうどの筈だったのだが、最終的に、たっ君だけがパパとキャンプを希望したので、たっ君のチケットが私に廻ってきた。

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北九州芸術劇場は数年前に出来たリバーウオークという小倉城横の紫川に面した商業施設の中にあり、大ホール、中ホール、小ホールの3つで構成されている。小ホールは和ママのピアノ発表会やクリスマスコンサートで何度もお世話になっているので、よく知っていたが、大ホールは初めて。どんなところだろうと影絵もさることながら、施設の興味も強くて楽しみにしていた。

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 さて、当日。初めて大ホールを訪れて驚いた。バルコニー形式の3階席ホールで、客席は1250以上あるうえに、オーケストラボックスや花道などは当然として、照明や音響設備も最新式のようだった。

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 開演の2時前には客席はほとんど埋まっていたが、私達と同じようにやはり幼児連れが多かった。私も知らなかったのだが、この影絵劇は、あのアコムが主催しているもので、耳が不自由な人達にも楽しめるように“みる”というコンセプトで、内容を手話で表現している。あのアコムがねぇ、となんだか不思議な感じがしたのだが、良いことには変わりがない。私も素直に楽しむことにした。

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<o:p> 北九州芸術劇場大ホールと影絵劇団の人形紹介</o:p>

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 初めにミニ音楽会(三重奏)があり、大ホールの雰囲気に慣れた後に、第2部がいよいよ影絵劇。 最初に影絵の紹介があり、手や頭を使って「狐」や「カニ」、「鳩」、「白鳥」などを作ってくれたのだが、影絵も得意な和君、見た瞬間にそれが何かを大声で叫んでいた。 自分も知っていると嬉しかったのだろう。

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影絵劇が始まった。題は「百万回生きたねこ」。 実を言うと私は知らなかったのだが、有名な絵本なのだった。百万回も死んでその都度生き返った不思議なトラネコなのだが、最後に白い(清楚で可愛い)ネコと家庭を持ち、子供達が巣立ったあと、年取った妻ネコも死んでしまう。一人ぼっちになったトラネコは毎日毎日、百万回も泣き、最後は死んでしまう。愛する妻ネコの元へ行ったのだろうか。そして、今度は生き返らなかった・・・。

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<o:p>大ホールの前で奏君・和君。後ろに小倉城が見える。 右:1Fではパフォーマンス? 音楽に合わせて色んな人が自由参加で踊っていた。</o:p>

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この物語にはいろんな思いが詰まっているのだろうが、最後に「死んで良かった」と思える不思議な気持ちになった。簡単な絵本なのだろうと思うが、久しぶりに心温まる話だった。

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またまた・・・火事! ご冥福を祈ります

2013-02-23 21:11:33 | 平々凡々

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木曜日の夕方、けたたましいサイレンの音が立て続けに響いた。通りでは人の掛け声や走る音も聞こえて騒々しい。どうしたのだろうとテラス越しに外を見ると、東側50mほどの地点から白煙がものすごい勢いで吹きあがっていた。アパートから火が出ているのだった。廻りは住宅が立て込んでいて、延焼の恐れがあると瞬間的に思ったのだが、消防自動車はもう来ていて消防隊員がホースを引っ張って注水の準備をしていた。風は北風だったので我が家には届かないと一安心はした。まもなく、注水が始まって、延焼もなく火は治まったのだが、火の元は私も知っている70歳過ぎの一人住まいの老女性宅で、彼女は意識不明の状態で救急車で運ばれたらしい。

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彼女は毎日6時過ぎにリハビリを兼ねて我が家の前の道路を往復して走るのが常であって、私の出勤時間と重なることが多く、笑顔で挨拶を交わす知り合いだったのだ。我が家のミニ菜園の出来、特にトマトが大好きのようで、声を掛けてもくれていたのだが、その女性が危ないと聞いて気をもんでいたのだが、翌日、残念ながら亡くなったと知った。

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出火原因が何だったのかは知らないが、気付くのが遅れたのか、アパートの2階だったので逃げ出せなかったのか、しっかり者の彼女が亡くなったとは今でも信じられない思いだ。寒い中、トレパン姿で懸命に走っていた彼女の姿が眼に浮かぶ。ご冥福を祈ります。

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それにしても最近は火事が多い。県下では毎日のように火災のニュースがでている。1年ほど前は我が家の北30m地点で火事があったし(この時は火の粉が飛んできて怖い思いをした)、今回は東50m地点だ。今年は異常に寒いのが原因の一つでもあろうが、我が家も注意しなくては。

 

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<o:p>左から、 玉ネギの芽、そら豆の花、枇杷の花</o:p>

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今日は久しぶりに日も射して風も無かった。ミニ菜園が雑草に浸食されつつあったので、随分久しぶりに菜園の手入れをした。ソラマメは花が咲きだし、玉ねぎも芽が大きくなってきた。春大根は引き抜かれて残念だったが、いよいよ春の到来だ。元気に育って欲しい。

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眼が廻る!

2013-02-20 14:33:43 | 平々凡々

 

    悪寒がする。寒い。いつの間にか布団がベッドから落ちている。暗闇の中で布団を引き寄せて巻き付ける。今何時だろう、もう起きる時間なのだろうか。尿意を感じた。トイレに行かなければと、リモコンで蛍光灯を付け、ベッドから起き出した。すると、途端に酒に悪酔いしたみたいに、酒の匂いが胃から迸り、吐き気がする。それと共に、眼が廻る! いや、眼ではない、世界がぐるぐる廻っている。1秒間に2廻りくらいのスピードで本当に世界が廻っているのだ。まっすぐ立とうとしても足元がふらつく。と言っても階下のトイレに行かなければ・・・。這いつくばるようにトイレに下りた。排尿が終わると、今度は激しく吐き気がするので便器で吐こうとするが、何も出ない。水を飲むと、世界が廻るのは少しは落ち着いた。が気分は悪い。時計を見ると5時半だった。この日は出社日だったが、とてもじゃないが出勤できない。休むことにしてとりあえず布団に潜り込んだ。

  

 今流行りの ポケモンのカードゲーム。複雑な?ゲーム、私にはとても太刀打ちできません。

   上の記事は昨日、火曜日の朝のことだ。2度寝して眼を覚ましたのが8時半。何も知らずに会社に出勤しているとばかり思っていた妻が私を見て驚いた。「どうしたの?」私、この日初めて眼が廻るという体験をした。もちろん遊びや運動などで身体を回して眼が廻るということはあるが、気分が悪くて眼が廻ったことは一度もなかった。妻や娘が、めまいがすると言っても私自身がその経験がないのだから、どんなに辛いものかよく分からなかったのだが、本当に眼が廻るのだと思い知ったのだった。

   会社に体調不良で休むとメールを入れ、再びベッドに横になったのだが、この頃には身体が重く、気分は優れないものの、吐き気もめまいも収まって徐々に快方に向かっていた。けれど、原因は何だろう! 嘔吐下痢症なのかなと思ったのだが、私と同じものを食べたはずの妻は何も異常がないので、私だけの問題なのかもしれない。ただ、前日の月曜日、学校の補講・再試が終わって、今期の授業が済んだ安堵感から、夕方のジムでのエアロビで頑張りすぎたこともあって、夕食時は少し疲れ気味ではあった。

   しばらく横になっていると落ち着いたので、私が通っている呼吸器内科に出かけた。原因や対策などを教えてもらわなければと。先生の話では、もちろん疲れもあるが、耳(三半規管)が悪くなっているかもしれないので、何度も目まいが起こるようだったら耳鼻科に相談しなさいと教えてくれた。そういえば、ここ1週間くらい時々耳鳴りがしていたことを思い出した。

   それにしても・・・この2年で病院通いが多くなった。還暦前までは薬要らずだったのに。先日はPET検査まで受けた。(結果は来週、担当の皮膚科で教えてくれることになっている)最近は手術直後ということもあって、ウオーキングや山登りをしていない。それもあって、お腹部分がふっくらしてきた。運動をして高血圧、糖尿病だけは断固として阻止せねばなるまい。

  

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検体、海を渡る

2013-02-15 10:22:31 | 平々凡々

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 バレンタインで頂いたチョコ。手紙も添えられて感激でした。   

 

  でっかいほくろというか、痣というか、私の腹部の尖閣諸島の切除手術を行ったのが昨年の1219日。無事に手術は終わり、傷跡は残ってはいるものの、順調に快復している。先生の見立てに寄れば、この痣は皮膚がんの一種で脂腺癌ということだ。ただ良性か悪性かの判断がつかず(先生の所属している産業医大でも事例が無いそうだ)、なんと切除した尖閣諸島(検体)は、世界的に権威であるイタリアの学者の元に送られたと教えられたのが手術から2カ月後の水曜日のこと。私も驚いた。先生が口を濁していた訳だ。病理判定が日本では出来なかったのだ。イタリアで、私の検体はどのように扱われているかは分からないが、生れた時からの痣が突然変異した例としてホルマリン漬けで紹介されるのかもしれない。

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私としては、貴重な事例などはどうでもよく、切除したことで問題が解決すればよいのだ。ところが、先生はまず転移の問題はないと思うが・・・PETがん検査をした方がよいだろうという。完全に安心という判断を下せないのだ。

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<o:p>和君が私へのプレゼントを見て、しきりに「お腹がすいた!」。 そうだろう、そうだろう。 明日一緒に食べようね。</o:p>

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私は体調などどこにも違和感はないので転移などしていないと思い、PET検査はする気はなかったのだが、心配症の妻がこの際検査した方がよいと言いだした。検査した方が安心ではあるが、このPET+CT検査は保険が効かないので大金が必要になる。無理して検査することもないと思うのだ。

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私の想いとは裏腹に、娘も交えて世界はいつものように回り、PET+CT検査は明日の1345分からと定められた。当日は朝から水・お茶以外は飲食禁止という。パンフを見ると検査は34時間懸かると書いている。となるとほぼ1日の絶食になる。仕方ない。これで重めに推移している体重が少しでも減ることを願うことにしよう。

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春よ、来い! 早く、来い!

2013-02-12 21:10:09 | 平々凡々

   

   昨日、ジムの帰り道で。4分咲きの梅の花。青空に映えていました 

    立春を過ぎて陽射しが強く感じ始めた。それまではか細い繊細な光だったのが、輝く光帯のように木々に降り注いでいる。風は身を切るようにまだ冷たいのだが、部屋の中では温室のようだ。奏汰君、啄人君が通う保育園の白梅も咲き始め、ほのかな香りが漂い始めている(と思われる。 私は匂い音痴なのでよく分からないが) 

    昼も長くなってきた。あと1ヶ月少しでお彼岸だが、日の入りがだんだん長くなってきた。ただ朝はまだ遅い。出勤日は6時前に起きるが、真っ暗で寒いのが辛い。でもあと1ヶ月の辛抱だ。 このところ菜園の手入れもしていないし、2月から始まった早春ウオーキングにも参加していない。所用が重なっているのと、開催駅が九州中南部が多いのが原因だ。3月からのウオーキングに期待することにしよう。

  このような訳で、運動といえばジムでのエアロビだけ。とりあえず週に3回は出かけることにしている。ローインパクトが2回、ステップが1回だ。スタジオではその他にも骨盤調整フィットネスやヨガが開催されているが、私は体が硬いので参加する気にならない。

   

  数日前は雪でした。このところ日替わりで天気が変わります。体調管理が大変です。

  いつも思うことだがインストラクターの先生達は元気だ。動き自体に切れがあるし、何よりも格好が良い。私も見よう見真似で同じように格好良くと思うのだが、そうは行かない。第一、体型が違う。お腹が出て足が短いということだけで、もうアウト。鏡に映った自分を情けなく感じながらも、ただ一つ猫背矯正を意識して背筋を伸ばすことだけに集中するようにしている。

   さて、明日は昨年暮れに切り取った黒色腫の病理判定が分かる。皮膚癌は、間違いないと言われているが、問題は転移しているかどうか。広めに削り取ったので大丈夫だろうと先生は言っていたが。 これが終わらないと落ち着かない。 

 

 

 

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立春

2013-02-04 11:21:49 | 平々凡々

  

 ミニ菜園のそら豆。 

 一昨日の夜、北海道で地震があったそうだ。震度5だったとか。私はもう白河夜船、平和な夢を見ていたので知らなかった。道東がひどかったようで、釧路のkiriさん、北見のハマナスさん、怪鳥さん、大丈夫だったでしょうか。札幌や岩見沢も揺れたようだが、被害のニュースが報道されていないので大したことはなかったと思う。

 それにしても最近は地震が多い気がする。温暖化の影響と思われる気象現象の過激化と相俟って、私達の生活が危機にさらされている。このまま平穏に余生を、なんて甘い考えは通用しないのかもしれない。

 今日は立春。あいにく小倉は雨模様の天気だが、昨日の節分は良い天気に恵まれた。午前中は恒例の医師会主催のがん検診フェアがあって、私は3種類(前立腺がん、大腸がん、肺がん)の検診を受けてきた。検査項目は希望者が多いと抽選になるのだが、私は3種目も当たって、ラッキーな方だろう。肺がん検診はレントゲン撮影をするのだが、当選は男性300名、女性700名の1000人だと係員が言っていた。

 11時前には検診を終えて家に戻った。陽射しが気持ち良いので、ミニ菜園の様子を見たり、布団を干したりした。ミニ菜園、玉ねぎを植えているのだが、寒かったこともあって、まだ細い。今月末頃には間引きしなければならないだろう。そら豆は順調に育っているようだ。もう少し大きくなれば竹などで支柱を建てなければならない。ただそれにもまして気になるのが雑草。陽射しが強くなるのに合わせるように、草もいっぱい生えてきた。肥料が全部雑草に吸いつくされているような気がする。

 金柑の枝に止まっていたアゲハ蝶のさなぎはどうなったのだろうと探すと、ちゃんと同じところに居た。擬態と言うか、金柑の葉とそっくりなので、目を凝らして注意しないと見つからない。羽化はあと2ヶ月くらい先だろうか。

 

 土曜日は家族そろって曽根干潟にある牡蠣小屋に。炭火焼のカキ、渡りガニをは絶品だった。

 夕方、奏汰・啄人の腕白ブラザーズがやってきた。アウトレットとかの帰りだという。ちょうど良い機会なので一緒に豆撒きをした。「鬼は外! 福は内!」 最初は小さな声だったが、慣れるに従って声も大きく、豆も大量に投げるようになってきた。今年1年、災厄が無いように。

 夕食の時は恵方巻きを食べた。もともと福岡は恵方巻きの習慣はないのだが、最近はバレンタインと同じで恵方巻きで売上アップを図るところが多い。どうせならやはりゲン担ぎをしたいので、「南南東」を向いて食べた。

 明日から札幌は雪まつり。arisuさんやmiyさん、wanikoさんなどがその豪華な雪像写真をアップしてくれると思うが、ここ数日の南風で雪が溶けだしているとか。楽しい雪まつりに仕上がって欲しい。

 

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