日曜日、北九州は朝から青空が広がっていた。北風もなく絶好のゴルフ日和、と言いたいところだが、実は餅つき。今年最後のゴルフが29日なので、急遽予定を繰り上げることになった。私としても年末の恒例行事を早く済ませて心置きなくゴルフに専念したいので、特に異存はない。
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前日に倉庫からモロブタやザル、餅取り卓などの餅つき道具を出して事前準備。もう何十年ものことなので、マイペースだ。今年も10キロのもち米を妻が用意していた。それを3つに分けて、昨晩のうちから研いで水に浸けていた。
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我が家に餅つき機が登場したのはもう10年以上になる。それまでは昔ながらに杵でぺったんぺったん搗いていた。家族親族が集まって、年の瀬の1大イベントだった。その頃の主役はやはり男衆。ねじり鉢巻きに、景気づけの茶碗酒。粉雪が舞い散る中で、釜を焚き、セイロから上がる蒸気が威勢よく感じられた。そうそう、釜には大根を入れていたっけ。
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餅つき機に代わると同時に、主役となったのが妻。搗きたての餅はものすごく熱い。とてもじゃないが私には触れない。それを小餅に切りちぎるのが妻の役目となった。私には丸めるのでさえも熱いので、こればかりはすごいと思う。
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妻が何年振りかで餡を作った。小豆を一袋もらっていたので、それで餡餅をと考えたようだ。店で売っている小豆より質が良いようで、赤飯にするか餡子にするか迷っていたようだ。 餡子と言えば、子供の頃は餅つきの前の晩、お袋が夜なべで餡を丸めていたのを思い出す。お菓子が少なかったあの頃、丸めた餡を口の中に入れてもらうのが無上の喜びだった・・・。
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一臼目が終わった頃に、次女家族がやってきた。さっそく餡餅をぱくつき、二臼目の酢餅を堪能。奏君はのどに詰まらせるかもしれないので、来年までお預けだ。
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昼過ぎに餅つきは終了。餡餅の出来が良かったので妻も嬉しかったのだろう、早速ご近所や弟たちにもお裾分けした。もちろん、二人の娘家族には来年も良い年でありますようにと鏡餅も付けて。<o:p></o:p>
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餅取り粉で汚れた室内や餅つき道具を洗って、片付け終わったのが3時過ぎ。さすがに疲れ果てて歩くのもしんどかったが、天気が良いのでもうひと働きとエアコンや蛍光灯などの掃除も。結局座り込んだのが5時。疲れたが重荷を下ろした1日でした。
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夜、ドキドキする想いでフィギアスケートを見た。浅田真央さん、トリプルアクセルを見事に跳んで日本選手権4連覇。心配していたオリンピックの出場権も文句なしに獲得。妻ともどもほっと安心した。
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