ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

すわ! 原発事故?!

2016-11-22 12:18:19 | 旅行
 階下の異様な足音で目が覚めた。どうしたことかと眼をこすりながら降りてゆくと妻が「また東北で津波が! 原発の電源がまた止まったみたい! 」と慌てている。時計をみると7時半だったが、妻も起きたばかりでテレビを付けて驚いたようだ。テレビでは福島沖の地震で津波が発生しており、直ちに避難せよと繰り返し放送している。それに原発の冷却水ポンプが止まって冷却ができなくなっているとの情報も。

 放送によればマグニチュード7.4,震度5弱程度の地震で、観測された津波も1~2m程度なので大したことは無い?のになぜ電源喪失?と不思議に思ったのだが、よく聞いているうちに冷却水ポンプは電源喪失では無く、地震による水位低下による自動停止だったようで、程なく再稼働したと報道があった。これで一安心したのだが、妻などは興奮しきりで「やはり原発は怖い」と叫んでいる。安全神話が崩壊した今、危険を先取りした対策が本当に有効なのか、本能的に疑問視しているのである。最近は福岡の地盤陥没のように思いもかけない事故が多発しているから。原発不信を消すべく、地道な努力・改善をしてほしいと切に望みたい。

さて、秋もたけなわ。九州にも行楽の秋がやってきた。先週、妻と二人で久しぶりに温泉に行った。日本一の温泉県大分県にある長湯温泉だ。場所は湯布院の南1時間ほどの鄙びたところにある。日本一の炭酸泉ということでも有名なところだ。

 今年開通した日豊線沿いの高速道路を利用し湯布院インターで降りて一般道を通るルートで行ったのだが、途中別府の手前、安心院付近では濃霧のため高速道の一部が閉鎖されたハプニングはあったが無事に湯布院インターに降りたのが昼過ぎ。時間的に余裕もあったので、昼食がてら湯布院の街中に立ち寄った。小糠雨が降っていたが金鱗湖界隈は観光客で溢れていた。特に眼が着いたのが中国からの団体。カップルが殆どで見事な紅葉や湖面をバックに互いに撮ったり撮られたり。日本の美を満喫していた。
 
 
 金鱗湖
 
 
 
 昼食は金鱗湖畔でピザを。
  

 その夜は長湯温泉の老舗、大丸旅館に泊まった。秋の夜長ではあったが、温泉に浸かり心地よい疲れと美味しい食事、旨い酒の酔いもあって9前にはもう寝てしまった。

 
 夕食のメニューの一つ。黒毛和牛100g
 
 朝食はおかゆ料理
 
 ラムネ温泉。源泉は飲めます。

 翌日は朝一番に、今度の目的の一つ日本一の炭酸泉、ラムネの湯に入った。炭酸を逃がさないために湯の温度を源泉の32℃に保っているのだが、プール並の温度なのでやはりなんとなくぬるい。だが、しばらくすると身体の表面に小さな泡が絡みついてくるのでなんとなく肌が綺麗になるような感じがする。毎週湯治に来る人がいるらしいが、それもあり得ると思った次第。ただ私は熱い湯が好き、湯冷めしてしまった。

 長湯温泉から竹田市の岡城趾までは約30分、私たちは紅葉が見事だろうと岡城趾まで足を伸ばすことにした。岡城趾に来るのは20年ぶりくらい。荒城の月で有名だがやはり春より秋の方が風情があるような感じがする。荒涼な風景が廃城にはよく似合う。

 
 
 
 
 
「荒城の月」滝廉太郎。 土井晩翠の詩碑もありました。天気が良ければ後ろに久住連山が見えます。
 
 昼食は妻「栗おこわ」、私は温麺 
 

 帰りに城下町にある老舗の但馬屋でお土産を求め、お勧めの昼食を食べた。今回の旅行は熊本大分対象の地震復興協力に依るものだったが、ちょうど紅葉が見事で食事も美味しく、温泉で身体も癒やされて楽しい旅行だった。
コメント (10)
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おどろき、桃の木、さん・・・・!

2016-11-11 10:21:56 | 平々凡々
 急に寒くなって街中ではマスク姿の人が多い。この異常気象も一つのサプライズだと思うのだが、このところ頻繁にサプライズが起きている。

 初めが一週間前。北九州市を震源とする震度3の地震があった。私はインターネット接続の不具合があって、前屈みになってルーターの配線接続を確かめていたのだが、その時に妻が「地震よ! 揺れてるわ!」と叫んだのだ。震度3程度の地震だったので大したことは無かったのだが、問題は震源が北九州市だったということ。この街が震源の地震は今まで一度も無かった。安定した地盤だと思っていたのに。

 次がニュースでも大きく取り上げられている博多駅前の大陥没。まさにサプライズ! 次々と地面が陥没している様は驚きを通り越して身の毛がよだつほど。早朝だったこと、危険を早く察知したことで車や人などに被害が無かったのが喜ばしいが、それでも大変な出来事だ。いつ我が身に災難が降りかかるか分からないと思うと、今まで無事だったのが僥倖とさえ思える。

 そして最後に某国の大統領選。サプライズの典型みたいな地滑り的勝利。英国のEU離脱投票の例から、ひょっとすればと一抹の危惧を抱いてはいたのだが、それが現実となったのにはまさに驚いた。この番狂わせ?の最大の原因はやはり格差の拡大だろう。職が無い惨めさは察するにあまりある。世界の潮流がこの方向に加速しているような気がする。何とか手を打たないと大恐慌や、人種間戦争が発生する恐れもあるのでは無いかと思える。

 個人的に言えば、株価の低下や円高で証券価値が下がってしまうのが一番怖い。これからの生活が成り立たなくなるのだから。心配していたように選挙当日は日経平均は1000円も下落したのだが、なんと翌日にはそれ以上値上がりし、円も安くなってV字回復となった。これもサプライズだ。ただ、この期待感が薄れた時にどうなるか、心配ではある。

 
 
 果物が大好きなあんちゃんです。その中でも柿は大好き。

 
 手作りの雛人形、豪華な衣装で雅びな飾りです。ありがとう。

 身近なサプライズもあった。まず北の大地から、緊急物資としてタマネギとジャガイモを送ってもらった。九州では作物不良で野菜が高いのだ。それに前後して思いがけなくもひな人形とニセアカシアの純粋蜂蜜が届いた。人形大好きなあんちゃんが喜んでいるのだが、壊すといけないので私の書斎に置いている。桃の節句には座敷に飾るつもりだ。そしてアンちゃん。最近はなぜか私に抱っこをせがむ。バァバを差し置いて。重くなったので安定感を求めているのかも知れないが、単純に嬉しい。帰る時は「せんせい、さよなら、あんちゃん、さよなら。じいじギュッ、チュッ」と挨拶する。保育園での挨拶がベースとなっているのだが、ギュッはハグ、チュッはほっぺとほっぺを合わせる親愛の表現だ。言葉や動作の表現も豊かで本当に見飽きない。
コメント (12)
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