階下の異様な足音で目が覚めた。どうしたことかと眼をこすりながら降りてゆくと妻が「また東北で津波が! 原発の電源がまた止まったみたい! 」と慌てている。時計をみると7時半だったが、妻も起きたばかりでテレビを付けて驚いたようだ。テレビでは福島沖の地震で津波が発生しており、直ちに避難せよと繰り返し放送している。それに原発の冷却水ポンプが止まって冷却ができなくなっているとの情報も。
放送によればマグニチュード7.4,震度5弱程度の地震で、観測された津波も1~2m程度なので大したことは無い?のになぜ電源喪失?と不思議に思ったのだが、よく聞いているうちに冷却水ポンプは電源喪失では無く、地震による水位低下による自動停止だったようで、程なく再稼働したと報道があった。これで一安心したのだが、妻などは興奮しきりで「やはり原発は怖い」と叫んでいる。安全神話が崩壊した今、危険を先取りした対策が本当に有効なのか、本能的に疑問視しているのである。最近は福岡の地盤陥没のように思いもかけない事故が多発しているから。原発不信を消すべく、地道な努力・改善をしてほしいと切に望みたい。
さて、秋もたけなわ。九州にも行楽の秋がやってきた。先週、妻と二人で久しぶりに温泉に行った。日本一の温泉県大分県にある長湯温泉だ。場所は湯布院の南1時間ほどの鄙びたところにある。日本一の炭酸泉ということでも有名なところだ。
今年開通した日豊線沿いの高速道路を利用し湯布院インターで降りて一般道を通るルートで行ったのだが、途中別府の手前、安心院付近では濃霧のため高速道の一部が閉鎖されたハプニングはあったが無事に湯布院インターに降りたのが昼過ぎ。時間的に余裕もあったので、昼食がてら湯布院の街中に立ち寄った。小糠雨が降っていたが金鱗湖界隈は観光客で溢れていた。特に眼が着いたのが中国からの団体。カップルが殆どで見事な紅葉や湖面をバックに互いに撮ったり撮られたり。日本の美を満喫していた。
金鱗湖
昼食は金鱗湖畔でピザを。
その夜は長湯温泉の老舗、大丸旅館に泊まった。秋の夜長ではあったが、温泉に浸かり心地よい疲れと美味しい食事、旨い酒の酔いもあって9前にはもう寝てしまった。
夕食のメニューの一つ。黒毛和牛100g
朝食はおかゆ料理
ラムネ温泉。源泉は飲めます。
翌日は朝一番に、今度の目的の一つ日本一の炭酸泉、ラムネの湯に入った。炭酸を逃がさないために湯の温度を源泉の32℃に保っているのだが、プール並の温度なのでやはりなんとなくぬるい。だが、しばらくすると身体の表面に小さな泡が絡みついてくるのでなんとなく肌が綺麗になるような感じがする。毎週湯治に来る人がいるらしいが、それもあり得ると思った次第。ただ私は熱い湯が好き、湯冷めしてしまった。
長湯温泉から竹田市の岡城趾までは約30分、私たちは紅葉が見事だろうと岡城趾まで足を伸ばすことにした。岡城趾に来るのは20年ぶりくらい。荒城の月で有名だがやはり春より秋の方が風情があるような感じがする。荒涼な風景が廃城にはよく似合う。
「荒城の月」滝廉太郎。 土井晩翠の詩碑もありました。天気が良ければ後ろに久住連山が見えます。
昼食は妻「栗おこわ」、私は温麺
帰りに城下町にある老舗の但馬屋でお土産を求め、お勧めの昼食を食べた。今回の旅行は熊本大分対象の地震復興協力に依るものだったが、ちょうど紅葉が見事で食事も美味しく、温泉で身体も癒やされて楽しい旅行だった。
放送によればマグニチュード7.4,震度5弱程度の地震で、観測された津波も1~2m程度なので大したことは無い?のになぜ電源喪失?と不思議に思ったのだが、よく聞いているうちに冷却水ポンプは電源喪失では無く、地震による水位低下による自動停止だったようで、程なく再稼働したと報道があった。これで一安心したのだが、妻などは興奮しきりで「やはり原発は怖い」と叫んでいる。安全神話が崩壊した今、危険を先取りした対策が本当に有効なのか、本能的に疑問視しているのである。最近は福岡の地盤陥没のように思いもかけない事故が多発しているから。原発不信を消すべく、地道な努力・改善をしてほしいと切に望みたい。
さて、秋もたけなわ。九州にも行楽の秋がやってきた。先週、妻と二人で久しぶりに温泉に行った。日本一の温泉県大分県にある長湯温泉だ。場所は湯布院の南1時間ほどの鄙びたところにある。日本一の炭酸泉ということでも有名なところだ。
今年開通した日豊線沿いの高速道路を利用し湯布院インターで降りて一般道を通るルートで行ったのだが、途中別府の手前、安心院付近では濃霧のため高速道の一部が閉鎖されたハプニングはあったが無事に湯布院インターに降りたのが昼過ぎ。時間的に余裕もあったので、昼食がてら湯布院の街中に立ち寄った。小糠雨が降っていたが金鱗湖界隈は観光客で溢れていた。特に眼が着いたのが中国からの団体。カップルが殆どで見事な紅葉や湖面をバックに互いに撮ったり撮られたり。日本の美を満喫していた。
金鱗湖
昼食は金鱗湖畔でピザを。
その夜は長湯温泉の老舗、大丸旅館に泊まった。秋の夜長ではあったが、温泉に浸かり心地よい疲れと美味しい食事、旨い酒の酔いもあって9前にはもう寝てしまった。
夕食のメニューの一つ。黒毛和牛100g
朝食はおかゆ料理
ラムネ温泉。源泉は飲めます。
翌日は朝一番に、今度の目的の一つ日本一の炭酸泉、ラムネの湯に入った。炭酸を逃がさないために湯の温度を源泉の32℃に保っているのだが、プール並の温度なのでやはりなんとなくぬるい。だが、しばらくすると身体の表面に小さな泡が絡みついてくるのでなんとなく肌が綺麗になるような感じがする。毎週湯治に来る人がいるらしいが、それもあり得ると思った次第。ただ私は熱い湯が好き、湯冷めしてしまった。
長湯温泉から竹田市の岡城趾までは約30分、私たちは紅葉が見事だろうと岡城趾まで足を伸ばすことにした。岡城趾に来るのは20年ぶりくらい。荒城の月で有名だがやはり春より秋の方が風情があるような感じがする。荒涼な風景が廃城にはよく似合う。
「荒城の月」滝廉太郎。 土井晩翠の詩碑もありました。天気が良ければ後ろに久住連山が見えます。
昼食は妻「栗おこわ」、私は温麺
帰りに城下町にある老舗の但馬屋でお土産を求め、お勧めの昼食を食べた。今回の旅行は熊本大分対象の地震復興協力に依るものだったが、ちょうど紅葉が見事で食事も美味しく、温泉で身体も癒やされて楽しい旅行だった。