ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

ミルク金時

2006-07-30 21:14:17 | 平々凡々

 

 土曜日、なぜか家に居る。暑くて暑くてたまらないので、自己的保養日(ずる休み)にしたのだ。

 土曜は工場が夏季だけ出勤で、営業系や関連会社・お得意様は休みなので、外線電話が無い。このため、業務に支障が無い範囲で休む人が多い。私も特に急ぐ仕事が無いので、休養することにした。

 

 今日は1日、妻の替わりに和音君のお守りをしようと考えていたが、和音君は旦那の実家の方に連れてゆくとのことで居ないらしい。ご両親がぜひとも逢いたいと、昼食のお呼びだとのことで、そのまま日曜の夕方まで自分たちのマンションに帰ることになったのだ。ご両親にしても可愛い孫で、見たいのはやまやま、その気持ちは充分に分かる。さもありなんと我慢だ。妻は寂しいらしく、大丈夫かねぇと何度も言う。暑い中を熱中症にならないように気をつけなさい、と。

 

 昼前に、娘夫婦が和音君を連れ去ると、途端に家の中が暑くなってきた。風が無いので、部屋の中が蒸し風呂状態だ。妻と話し合って、ミニコンポの修理に電気量販店に行くことにした。ボーナス商戦真っ最中の土曜ということもあって、お客は多く、その対応に追われて、私たちへの応対が悪い。新品を買う時は満面笑顔でも修理など、サービス業務は付け足しと思っているらしい。先週、次女が買いに来たらしいけど、対応が悪かったので他の量販店に替えたと聞いたが、このように対応が悪ければ当然と思った。とりあえず、修理を依頼した後は、かき氷を食べに行くことにした。

  写真は撮り忘れたので替わりを。食べたのはこれより30%ほどボリュームアップしたもの。

  白玉はなかった。

 

「お多福餅本舗」という老舗の和菓子屋で、妻が人づてにおいしいと聞いていたもので、昨年は行けなかったので2年がかりで食することになった。商店街の中にある古めかしい引き戸の店だった。妻が宇治金時、私がミルク金時を注文した。共に500円だ。この店の氷は北海道のパウダースノーのように目が細かいとあるブロガーに紹介されていたが、まさに本当だった。きめが細かくあずきの甘さと良くマッチしてとてもおいしい。ミルクが口の中でとろけるのが、幸せいっぱいだった。ところが例によって、冷たさで頭が痛くなって、食べきれず途中棄権。珍しくも異常を示さなかった妻が私の残りまで全部平らげた。嬉しそうだった。

 

この日は久しぶりに夫婦二人だけ。二人だけの夕食を作るのがしんどそうだったのと、焼肉を食べたいと言うので、久しぶりに近くの焼肉屋へ。二人だけの外食は寂しいけど、ゆったりとした時間を過ごした。

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携帯

2006-07-28 21:32:10 | 平々凡々

 

ブログを始めて3ヶ月を過ぎ、生活のリズムとしてカウントされるようになってきた。一番変わったことは早寝早起きだったのが、遅くまで起きていることだろう。10時には就寝していたが、最近は12時近くまで起きていることもある。といっても朝はあいかわらず早く目がさめる。ブロガーさんのコメント時間を見ていると深夜族が多いのは時流だから当然として、驚くことに朝の4時過ぎにタイプしている人もいる。徹夜してるんだろうか、それとも仕事で早起きしてるんだろうか。世の中は広い。

 

 ブログの楽しみはなんといっても、コメント投稿だろう。いろんな人の意見・考え方を見て、聞いて思ったことを書き述べる。ただ、これには当然守らねばならないルールはある。当たり前だが、中傷、誹謗はもってのほかだ。また、特に気をつけなくてはならないと自戒しているのが、相手をあまりにも身近に感じることによって、ついつい愛情表現の裏返しとなってしまう皮肉の言葉だ。私は、特にその傾向があると思うので、注意しているが、酔った時などは、本性が出てしまう。投稿すれば、もう修正が効かないので、しまった、と思っても後の祭りだ。いままでに何度、ごめんなさいと思ったことか。

 

わが町のメディアドーム。競輪などが開催される。今日の夕日です。

 

 コメントを交歓して、互いに意思の疎通を図ることも楽しい。思わず盛り上がってしまうことも多々ある。こんな時はブログをしてて良かった!と感じる。また、我がブログにカキコしてくださるブロガーさんにも感謝している。皆様から、素直に、自分の考えを評価して欲しいと思う。その意味で書き込んでくださったお礼のリコメントは必ず書くようにしている。

 

 出張が多いので、ブログを見れないことも多い。近頃は電車の中でブログが見れたらいいのに、と思うようになってきた。私の母港、ブ○○チでは、携帯でも更新とか投稿が出来るようだが、私はしていない。あるみめうるわしい(確認してないが間違いないと思う)ブロガーさんはパソコンが壊れたといって携帯で自由に?ブログを更新している。この人は自由に携帯を使いこなして先進的な人なんだ。

 

ところが、私は出来ない。実を言うと私の携帯は会社からあてがわれたもので、使える機能もぐっと制限されている。出来るのは電話とメールの基本機能にあと若干の+αくらいなものだ。さらに、キーを押すのが異常に遅いのと老眼なので長文を打つなんてとてもとても不可能に近い。

 

携帯は確かに便利だ。どこにいても仕事は出来るし、情報も入る。「猫に鈴」で、自由時間がないという欠点はあるが、それ以上のメリットがある。出張で直行、直帰ができるのも、携帯のおかげだ。

 

(今日のテーマは秋田の○○湖近くのレディブロガーさんと静岡の可愛いブロガーさん、および京都の妹のような娘さんに遊んでもらってる淑女にヒントを頂きました。ありがとうございました
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笑い

2006-07-26 20:55:17 | 平々凡々

「オレオレに 亭主と知りつつ 電話切る」

「酔ってても ギャルを選んで 寄りかかる」

誰の作かは知らないが、サラリーマン川柳で紹介された人気作だ。私のような平々凡々の中年サラリーマンの悲哀が感じられて、ついつい嬉しくなる。私と同じような考えの人がいるのだ、と。

 

一生懸命に働くお父様方の愚痴として、

「昼食は 妻がセレブで 俺セルフ」

「妻の声 昔ときめき 今動悸」

なども、我がことのように感じる。バブルがはじけてなのか、男女同権時代なのか、世の中は女性の時代に移りつつあるかのような感もする。「やめてやる 3億当たれば 言ってやる」も、まさに!と思う。

 

 女に比べて、男は繊細である。(と思う)女は最後の最後は開き直って、正面から物事を捉えられると思うが、男はどうなんだろうか? 競争社会の一員として、逃げることができない社会の枠組みの中に、自分の意思ではないかもしれないが、きちんと組み込まれている男は、自由が無いし、いやでも協調せねばならない。ストレスも多い。そんなストレスを川柳はにやりと発散させてくれる。アルコールもいいが、川柳では「よう、ご同輩」と声を掛けたくなるのだ。

 

 笑う門には福来る! という。しばらく前までは大声で心の底から笑えなかったように思える。唇の端をちょっとゆがめるだけの、おとなしい笑いだった。心のどこかに暗いわだかまりがあったのだろう。それが最近は声を出して笑えるようになってきた。また、自分の失敗談を家族に話して互いに笑いあうことも多くなってきた。どこかに達観できた部分があるのだろうか。

 

 来年は還暦を迎える。「えっ、もう」と自分で思う。何にも分かっていない自分に驚く。60年生きてきて自慢できるものが無い。そうであれば、自分の感情にもう少し正直に、喜怒哀楽を素直に表現できるようになりたいと思う。死ぬ間際にまで自分を偽って生きていくのは、何のために生きてきたのか、存在を否定するかのようで嫌だ。だからといって、むやみに怒るのではない。笑顔が明るい顔になりたいのだ。和音君は何も見えず、何も聞こえないはずなのに、周りを見回して声がするほうに顔を傾ける。時々笑顔を見せる。この笑顔が邪心のない実に嬉しげな笑顔なのである。このような笑顔の持ち主になりたいものだ。

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新人教育

2006-07-23 06:10:48 | 平々凡々

 午前中の4時間、新人教育だった。kiriさんも研修教育で疲れたと言ってたけれど、もともと無口な私がしゃべり続けたので、口の中にイガイガができたようで、がらがら声になるし、疲れてしまった。

 我が社の新人は10月までが研修期間であり、各現場実習を主に教育を受ける。昨日は技術開発部の業務実習がめぐってきたのだ。我が部門はライン部門であり、少数精鋭化という唄い文句の犠牲で人が少なくなり、業務に追われて忙しい。このため、このような付帯業務の場合、ライン担当では手が廻らないため、部門長が担当することが多い。ところが、私が社会復帰したので、これ幸いとグループ長が私の業務の一つとして教育・技術の継承を掲げ、そのため私が担当することになった。やれやれ。

 今回の指導テーマは設計書の見方である。現場では設計書に基づいて製造するので設計書に記載されている内容の見方は必ず分からなくてはならない。現場実習がほぼ半分済んだ今頃に教えるのは不思議であるが、これが我が社の特長であろう。計画的な教育がなされていないのだ。

 設計書は英語と数字の羅列である。コメントはもちろん日本語だが、病院のカルテと同じで、慣れると英語の方が作成するのに早いし、見やすい。したがって、単語の意味から教えることになるが。専門用語が詰まっているようで理解しがたいようだ。その前に、電気にたいするベース知識も必要である。直並列や抵抗などの基本語句が分からないのでは話にならない。技術系新人3人のうち、一人は私の後輩であったが、残念ながらあまり出来は良くないと感じた。学校での勉強は大切だ。スタート時点でふるい落とされることになる。

 とりあえず、1時に終了。短い時間で詰め込んだので、彼らは頭の中がごちゃ混ぜになってるかもしれない。でも、理解できる人は居るのだ。彼らは若いし、希望に燃えている。君らが原動力とならなくちゃ。

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腹が立つこと

2006-07-20 21:13:48 | 平々凡々

 屋久島、安房川上流

 

 雨が激しい。びしょ濡れだ。平年なら梅雨も明ける頃だ。腹立たしいのでいつも感じているフィットネスクラブのサウナの悪口を書き並べる。マナーが非常に悪いのだ。少しでも爽快になるだろう。

 

 当クラブはバブル華やかなりし頃に地元のデパートが建てたものだが、例によって客が遠のいたため経営が成り立たず、大手のスポーツクラブに渡ったものだ。当時としては高級でもあり、施設の中にはテニスコートやインドアゴルフもあって異彩を放っている。浴場にはサウナ風呂としてフィンランドサウナと湿式サウナの2種類が用意されている。

 

 フィンランドサウナの利用者は圧倒的に老人が多い。ヤングは少ないようだ。その老人達だが地元の土木建築関係の親方や自営業者などの、いわば知名人が多い。彼らは昔からの知り合いであり、仲がいいのは喜ばしいが、我が物顔に振舞っており、マナーが悪いのだ。

ご承知の通り、フィンランドサウナは乾式であり、高温の乾いた空気が売り物である。サウナ室は90100度で保たれ、板張りとなっている。湿式サウナは逆に低温(と入っても5060度くらいだが)水蒸気で満たされ、タイル張りとなっている。このなかでフィンランドサウナ客のマナーの悪さを列挙する。

 

●乾式なので水を嫌うのに、あろうことかタオルに水を含ませて持込み、

 座る席に水を絞って振り掛ける。

●足を投げ出したり、階段席の中央に陣取ったり、背もたれしたりで、他の

 客が座れない。 

 ●室内にかみそりを持ち込んでひげを剃る。剃った毛はどうなるんだよ。

 ●室内に濡れタオルを干す。

 ●テレビチャンネルを断りもなく、変える。

 ●敷き板やタオルを広げて場所取りをする。

 ●つばや痰を吐くことがある。

浴場、脱衣室では 

 ●汗を落とさないままに水風呂に入り、頭まで漬かる。

 ●タオルを風呂の中に漬ける。

 ●冷水器でタオルや水着を絞る。

 

街中のサウナ室は、水気防止としてタオルを敷いており、時々交換しているが、ここは人件費の節約だろうか、タオルなどは敷いてなく、板張りのままだ。だから水に濡れると板がびちょびちょになり、気分が悪くなる。また汗の塩気とあいまって腐るのが早い。半年に1度くらい板の手直しをしているようだ。

山頂に近いダム。水力発電用だ。

 

 人の振り見て我が身を直せ、というが彼らの傍若無人ぶりは眼に余るものがある。身内の関係だったら、注意しあえばいいのに。自分の家ではそれなりの人なのだろうな、と思う。これが日本人の姿なのだろうか。もちろん、礼儀正しい人もいる。そのような人とはサウナ室の中でよく話す。サウナが楽しめるようになってもらいたいものだ。

 ダムから引き込む水道。下が発電所

好評だったので、仕事で訪れた屋久島の風景を紹介しました。

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暑い!!

2006-07-18 20:59:03 | 平々凡々

 

 屋久島の風景。登山道路から安房町を俯瞰する。

 

 暑い。孫がいない日中はエアコンを入れる理由がないので居間は蒸し風呂状態だ。窓を開けてはいるが、雨が降りそうな曇り空で、殆ど風が入らない。扇風機で空気をかき混ぜてはいるが、生ぬるい風だ。

 

 連休で婿が家にいるので、孫は昨晩から帰っている。始めてすごす自分の家、マンションの居心地はどうだっただろうか。ベッドは快適だろうか、エアコンの風が直接当たらないだろうか、など考えてしまう。

 

この二日間、久しぶりに行事がなく、のんびりと過ごした。といえばゆっくり休養したようだが、実を言えば暑さで何もする気が起きず怠惰にすごしただけだ。孫がいるのでお守りという名目はあったが、ちょっと前なら、昆虫採集とまではいかずとも、少なくとも釣りには出かけていたはずだ。体力・気力の低下を感じる

 

紀元杉

 

その間、はかどったことといえば、ブレイブストーリーを読み終えたことだ。この本については別に感想を述べる機会があるかもしれないが、途中3度くらい涙が溢れてきたくらい、強い感銘を受けた。私は涙もろいので、特別かもしれないが、主人公の少年には「けなげ」という言葉が一番あっているかもしれない。

<o:p></o:p> 

映画も封切されており、妻と観に行こうと計画していたが、ネットで調べると割引がないという。この前観たダ・ヴィンチ・コードは50歳以上の夫婦は1000円という割引があったのに。普通で入れば1800円もするというので、レディースデーなどの割引日に観ることにした。二人で1600円も違うのではとても手が出ない。これだけあればおいしいものが食べられるというものだ。

<o:p></o:p> 

夕方、次女夫婦が来た。昨日、呼子に行き、4時間待ちをものともせずに河太郎で「イカの活き造り」を食べてきたという。そのときに干物や野菜などを買ったので土産を持ってきたのだ。婿はかわいそうに、えび・かににアレルギーがあって刺身などは食べられないが、イカは問題なかったようだ。

<o:p></o:p> 

ほどなく、長女夫婦も孫を連れて帰ってきた。母乳相談に経験豊かな助産婦さんのところに行き、マッサージしてもらったら、びっくりするほど乳の出が良くなったらしい。そのときに和音君をお風呂に入れてきれいに洗ってくれたとのことだ。手足には脱皮したかのように皮膚に白皮が張り付いていたのだが、ごしごし洗って落としたそうだ。きれいになっている。こわごわとお風呂に入れていた娘達にとっては、まさに驚天動地だったようだ。赤ちゃんは少々乱暴に扱っても大丈夫だ、と云われたようだ。頭からお湯を掛けたりもしたらしい。70過ぎのおばあちゃんだったが、あらためて経験の大切さを知ったみたい。

<o:p>島の中央部まで続いているトロッコ。乗せてもらった。昔は屋久杉の切り出し、今は電力設備のメンテに使っている。</o:p>

<o:p></o:p> 

夕食はステーキだった。妻が私の出番と、張り切って料理した。ただ、国産肉は1枚しかなく、他はオーストラリア肉だったので、妻と長女を除いた4人で好きな肉を選ぶじゃんけんをした。1番は次女、続いて次女婿、長女婿、私の順だった。私には全部の肉が同じように見えて国産肉を見分けることができなかったが、さすがに料理のプロの次女は分かったようで、あっさりと国産肉をゲット。後は各人それぞれに選んで泣く人もいなかった。(子供の頃は次女が負けると涙ぐんでいたものだが)

<o:p></o:p> 

急遽、赤ワインを冷凍室に入れて冷やしたが、冷え方が不足していたようだ。ラベルはスペイン製と書いてあったが、口の中にしこりのような違和感が残る。防腐剤が多いのだろうか。それとも赤ワインの特性なのだろうか。おいしいワインを求める人の気持ちが分かったような気がした。

 

写真は時々仕事で訪問している屋久島。

 

<o:p></o:p> 

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お七夜

2006-07-15 21:06:33 | 

 和音君

 

 中国に進んだ台風4号の余波のせいで、ここ数日異常な暑さが続いている。今日も予報は35度。梅雨は明けてないというのに夏本番だ。昨夜は日中の暑さを断ち切るように集中豪雨に見舞われ、雷が暴れまくっていたが、朝の空は快晴だ。

 

 生野菜たっぷりの朝食をそそくさと食べ、居間を来客用に設営する。といっても応接台を出して座布団を敷くだけだが。今日は和音君の名づけ祝いなのだ。

 

 長女が退院して我が家に孫とともに帰ってきた。里帰りというのだろうか、産後の肥立ちの期間、我が家に居る。このため、お七夜は我が家で開催することになった。

 

 11時半、娘婿がご両親を連れて到着。相変わらず元気そうだ。和音君はベビーベッドで寝ていたが、見る目つきが優しい。孫は3人いるが、すべて女の子で初の男孫なのだ。すやすや寝ているのを見て安心した様子である。

 

挨拶もそこそこに、早速娘婿が和紙製の命名書に筆で「78日生 和音」と書く。実は昨日、私が居ない時に、私の習字道具を取り出して、妻と娘を加えて3人がそれぞれ練習書きをしたそうである。見てみると、3人とも合格といえる出来栄えだったが、結局、本番はお父さん、つまり娘婿が書くことになったのである。

 

 

 

 書き終わったころには和音君も起きておっぱいを飲みだしたので命名書を飾って記念撮影だ。主役は和音君であり、写すたびにそれぞれの夫婦間を人形のように移動する。赤ちゃんも大変だ!

 

 お昼は、娘夫婦が頼んだ仕出屋の弁当を頂いた。赤飯で鯛の尾頭付きだった。ビールでも出るのかな、と思ったがご両親、婿とも飲まないのでビールのビの字も出ない。たまにはと酒類はあきらめた。健康的な昼食だった。そして食後にスイカ。妻が準備していたものだ。スイカは当たり外れがあるというが、近頃は糖度を表示しており、安心して買える。甘みがあっておいしかった。

 

 

 生まれて1週間。娘のおっぱいも出ており、和音君も元気だ。ただおっぱいを吸う力が弱いと云っているが、じきにむしゃぶりつくようになるだろう。次はお宮参りだ。8月上旬になるから暑い盛りになる。赤ちゃんには酷な季節なので、秋口まで延ばすことになるかもしれない

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夏祭り

2006-07-13 18:26:17 | 平々凡々

 台風3号が九州の西、東シナ海を通りニクタラシイ北朝鮮へ抜けた後、北九州は連日35度の猛暑だ。おまけに湿度が高いので蒸し風呂に入った感がする。だけど雨が降らないのが嬉しい。気象庁からの梅雨明け宣言はないが、今日は夏空だ。各所でもそうだとは思うが、梅雨が明けるのを待つように、夏祭りの季節の到来だ。

 

 我が福岡県では「博多祇園山笠」「戸畑祇園大山笠」「小倉祇園太鼓」を夏の3大祭りと称してPRしている。博多祇園山笠は博多っ子純情で紹介されたように、祭り好きの博多っ子が仕事を投げ打って命を懸ける熱狂的なもので、またたくまに全国区になった祭りだ。知っている人も多いだろう。

 

  博多祇園山笠

 

 我が街、小倉は「無法松」で有名な祇園太鼓である。「暴れ打ち」や「乱れ打ち」など、鉦や掛け声に合わせて、ただ太鼓をたたくだけなのだが、これが熱狂してしまう。鉦のリズムや打ち手の撥捌き、足捌きに加えて掛け声などの合いの手の嬌声で、勇壮な太鼓から色気も感じられる華やかな太鼓まで変化する。同じリズムの繰り返しで延々とたたいているが、きっと無我の境地に入っているのだ。

 

 太鼓は街ごとに伝えられており、打ち手はその町内の英雄である。太鼓競演会が開かれ、優勝でもすれば、その栄誉を山車に飾って酔いしれる。近頃はデパートや高校、大学の女性もサークルとして参加しており、華やかになった。胸にさらしを巻いてはっぴ姿で太鼓をたたいている姿をみると、興奮しない男はいないだろう。

 小倉城での競演会

山車と太鼓

 

 夕暮れになると、太鼓は山車に乗せられ、浴衣姿の子供達が2本の綱で「やっさやれやれ♪、小倉の祇園♪♪」と掛け声を合わせて街中を深夜まで引っ張って練り歩く。街街は太鼓の行列と押しかけた見物人で溢れ、歩くこともままならない混雑となる。このため、迷子にならないように親は子の手を引き、あるいは肩車し、カップルは手をつなぎ・・・愛が成就することになる。(祇園太鼓で結ばれたという話を結構聞く)

 

 今年は14日から16日まで開かれる。小倉っ子にとっては誰と見物に行くのか、頭をかかえる大問題であり娘達にとっても浴衣の着こなしや下駄などのアクセサリーで悩む期間なのだ

 

 

●信州美人さん、どうもです。

 お祭り大好きで嬉しいです。無法松の映画をご存知でしたか。阪妻ではないですよね。三船敏郎でしょうか。この地では無法松の唄も良く歌います。

 <o:p></o:p>

●はなはなさん、ブログ復活良かったですね。

 旦那がお祭り男とはおみそれしました。青森はねぶた祭りで有名ですが、秋田は竿灯祭りですか。8月なんですね。盆の時期のようですね。女性の炊事部隊は、博多では「ごりょんさん」と呼んで奉っています。縁の下の力持ちで、なくてはならない人たちです。女性達も精一杯男衆を守り立てているようです。女の手のひらの上でしか動けない動物ですよ、男は。<o:p></o:p>

 <o:p></o:p>

sirotanさん、暑い毎日ですね。<o:p></o:p>

 子供の頃は、神社の横でしたか。鎮守の杜でしょうか。郷愁に誘われます。 綿菓子や水あめを買うのが楽しみでした。

 <o:p></o:p>

bearさん、ビール飲んでますか?

 北海道は神社、仏閣が少ないですね。歴史が浅いからだろうな。だから祭りも無いんだな。 青森のねぶた祭りを見に行かなくっちゃ

 <o:p></o:p>

kiriさん、まいどです。

 霧フェスティバルですか、霧の摩周湖と関連あるのでしょうか。なんか、幻想的な感じがする祭りのようですね。「夏祭り」は井上陽水の曲にもありまして、私はギターで弾いてましたよ。彼の若い頃の感受性豊かな曲が好きでした。少年時代も良い曲ですけど。

 <o:p></o:p>

●ロザリンさん、元気でしょうか。

 え~っ!!、浅草生まれだったんですか。寅さんと同じ~?下町っ子だったんですね。お祭り大好き人間だったんだなぁ。無法松の唄は、九州では有名で、中高年のカラオケでは必ずでます。私も下手ですが歌えますヨ。

 <o:p></o:p>

Bonbonさん、暑い中をごくろうさまです。

 都会に住んでるから、あちこちで祭りはあるでしょうね。花火大会もこれから各所であるだろうし。私は最近はもっぱら留守番役です。家でビール飲むのが一番です。

 <o:p></o:p>

●ななみーさん、元気がでましたか。元気が一番。

 絵文字、使いたいんだけど、ちょっと違和感もあるし。絵文字の色は変えられないのかなぁ。もっともっと増えたらいいのに。京都の祇園祭は、全国の総本社だから、それなりに格式あって、落ち着いていいと思うけど。でも貴族による貴族のための祭りだね。庶民の祭りじゃないから、勢いが感じられないね

 <o:p></o:p>

●アリスのママさん、体調はどうですか。

 花菖蒲の絵はきれいでした。あらためて申し上げます。博多山笠のフィナーレは15日、早朝。各流れが

 タイムを競って走ります。それは見ものです。実況中継もあるし、見物電車も走ります。今年は小倉祗園 

 と重なりました。浴衣姿の女性はきれいに見えますよ。ジーンズ姿を見慣れてるから和服姿に惹かれますね。日本人だからもう少し和服を着なくちゃ!(着物協会の応援しました)

 <o:p></o:p>

●りんごちゃん、ありがとう。

 絵文字はむつかしい。もっとバラエティに使えるようにしなくっちゃ。清水市は港祭りですか。盆踊りとは別ですか? 市民総踊りだと町中が浮かれるんだね。良い祭りだ! 花火10000発とは豪勢な! YOU君連れて観に行くんでしょ。(YOU君へ)浴衣姿の投稿を期待してますよ
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和音君

2006-07-11 20:23:23 | 

孫が生まれた翌日、雨の予報であったが、起きてみると日差しが強く暑い。日差しを見るのは久しぶりだ。台風が南の風を巻き込んでフェーン現象になっているのだ。妻が長女から頼まれたといって、100円ショップで色々なものを買い揃えた後、待ちかねて○○産家へ向かう。自然分娩を希望していた長女は病院ではなく、産家で産んだのだ。

 

分娩室に入ると、いたいた。畳に敷いた布団の上で、娘の横に人形よりまだ小さい赤ちゃんが横たわっている。産着に包まっている。眠ってはいないようだ。赤ちゃん色というのであろうか、全体的に赤いが色艶は良い。一重で切れ長の眼をしている。髪の毛は多くもなく、少なくも無い。髪の毛が多い子は病弱だ、と聞いたことがあるので安心だ。ただ眉毛が殆どない。よく見ると産毛のような眉毛があるのだが、無いように思える。眼をつぶったり、薄目を開けたり、見えないはずだが周りを見渡しているような感じがする。予定日より3日遅れて、身長46.5cm、体重2490gで生まれた、和音君だ。思ったよりも造作が良い。決して猿顔ではない。しわも無いように思える。誰に似たのかな、と思いながら 「これから、よろしくネ」と挨拶。

 

午後には分娩室を出て、和室に移るとのことで、勝手知ったる妻は洗濯物の整理や片づけをしている。娘はおっぱいを含ませなければならない、と授乳の準備だ。さすがに見てはいけ無いだろうと談話室に出た。

 

 乳はまだ出ないのだが、含ませることで乳が出るようになるとのことだ。また赤ちゃんは3日分の栄養を携えて生まれてくるので、その間は何も飲まなくても良いのだそうだ。目安として、体重が10%減までは大丈夫らしい。母体の不思議を知った。

 

 昼を過ぎ,お腹も減ったのでパンを食べ、入院している父に見舞いかたがた、出産の報告に行くことにした。父はあいかわらず、横になっている。足腰がとみに衰えた。「長女が赤ちゃん産んだよ、男の子だったよ、ひまごなんだよ」と言っても反応がない。90歳を過ぎ、認知症がひどくなっている。時々笑うがそれも眼に精気が無いのが哀しい。

 

 洗濯物など、ひとしきり面倒を見て再度、産家へ。ちょうど娘婿のお父さん夫婦とお姉さん家族が来ていた。お父さん夫婦は生まれてすぐ駆けつけたと聞いていたので連日のお見舞いだ。3人の孫に恵まれてはいるが、すべて女の子なので男子誕生は嬉しいに違いない。二人の笑顔を見て、我が娘ながら、あらためてよく頑張ったと思った。こんなに、皆さんから祝福されて生まれてきたんだから、きっと幸せになるに違いない
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生まれた!

2006-07-08 23:55:15 | 平々凡々
18時40分、メールが入った。見ると無事に男の子が生まれた、とのこと。良かった、やっと生まれた、の思いである。折り返し、携帯を掛ける。母子ともに元気か?子供は無事か?支障は無いか?などなど。無事なことを確認して、やっと生まれたんだ、と安心した。初孫ではあるがまだ実感は無い。

  それは、赤ちゃんを見てからだろう。話を聞いていた同僚から祝杯の嵐が巻き起こった。実は歓送迎会の席だったのだ。

 7月に入って1週間、歓送迎会は3回目だ。1日おきに開かれている。先般報告した会社復帰に併せて社内組織や人事異動があって、その関連の歓送迎会がこの5日間で3回開かれた。長女の出産予定日と重なったが、会社の行事なので欠席するわけもいかず、やきもきしていた。

  予定日以降、我が家は臨戦態勢で娘婿、妻に加えて次女までが長女の容態を気遣っている。初産なので痛みが激しいのだろう。長女が痛みを耐えるのにテーブルを押すのを受け止める役、腰を押して痛みを和らげる役、汗をぬぐう役、とそれぞれ役割分担している。私だけが部外者みたいな感じがしたが、それも仕方ないとあきらめていた。

  この4日間で、数分毎の陣痛が始まったと思って、病院に連れ込んだのが2回、ところが、病院内では陣痛が治まって自宅待機となっていたのだ。長女もきつかったと思うが、娘婿と妻もその間ずっと付きっきりで看病していたので疲れ方は半端じゃなかった筈だ。それが今日、私が出勤した後の10時に、病院に入り、それから8時間、無事に男の子が生まれたのだ。まだまだ遅れると思っていたので正直びっくりした。2700グラム位かなと思っていたのに2490グラム。この数日のどたばたでやせたみたい。

  長女は私に似て小柄のため、無事に赤ちゃんが産めるか、心配していたが良かった。陣痛の痛みは決して男には分からないと云われるが、女の仕事を無事に勤め上げた娘を褒めてやりたいと思う。この4日間の娘の頑張りはもちろんだが、娘婿も妻もよく頑張ったと思う。妻の出産の時、出勤して立ち会わなかったといまだに文句を言われている私からいえば、この1週間、娘婿はよく頑張ったと思う。それに引き換え、私は連日、飲み会だったと言われることだろうが、その中傷は腹の中に飲み込んで、良かったと心の底からしみじみと感じている。
  名前は「和音」と書いて「かずと」と読む。夫婦で決めており、ずっと秘密にしていたが昨日初めて明らかにしたものだ。長女が息子に「早く会いたいよ、和音君」と呼んでいたと思うが、良かった。(何度も同じフレーズと思うが、本当に良かった、と思ってるので・・・)

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