奏汰君。誕生後12時間です
朝、7時22分。次女に男児が誕生した。2684gと小さいが予定日より12日も早いのだから仕方ないだろう。母子共に元気だ、という知らせを会社で受け取った。
今朝、まだ暗い6時に娘の介護に赴く妻を病院に送り届け、私も次女に「頑張れ」と声を掛けた。元気そうだった。手術室には7時前に入るらしい。毎月検診しているので安心はしているが、やはりどことなく不安な気持ちを心に秘めて病院から会社へ向かった。
空は快晴。いつもの通勤路を歩くが、たんぼは霜が下りて真っ白だ。吐く息も白い。風が無いのが救いだが、凍えるように冷たい。日が射し始めて明るい朝だ。 誕生したら、孫に今日の上天気の寒い朝のことを話してやらなくては、と思いながら手袋をこすり合わせる。
そこへ、妻からメール。無事に産まれた。とたんに寒さは吹っ飛び、歩調も早くまるで駆け出さんばかりに会社に飛び込んだ。そして、母子の健康状態を尋ねると、元気との返事。芯から安心した。
お祝いのメールを婿殿に打って、名前を尋ねると、「奏汰」と書いて「かなた」と読ませるそうだ。重箱読みになるかも知れないが、響きは良い。長女が和音君で、次女が奏汰君。共に音楽に関係しているようだ。
「汰」を辞書で引いてみると、満ち溢れる様を示しているようだ。だから素直に読み取ると、音楽が満ち溢れている情景を指すことになる。だが、あまりに溢れると「驕る」ことにもつながるようなので、教育が肝要であろう。ともあれ、名前も決まったことだし、一安心だ。
お兄ちゃんになった和音君。風邪ひいて鼻水が・・
さて、私の血筋の男子3人、ケン・和音・奏汰。よく見るとイニシャルが3人ともK。これは偶然なのであろうか。変なところで負けず嫌いの性癖がある私である。変なところが似ないで欲しい。