縦走の途中、大台ケ原から戸の上山を望む。
1週間ぶりの更新だ。学校や会社の仕事が忙しかったこともあるが、何よりも書斎が寒い事がその理由だ。暖かな居間でカーペットに座り込んでウトウトするのが無上の喜びになってきたのだが、その他にもセントラルヒーティングではないので、暖めるのは居間だけにしないと、驚くような暖房費に泣くことになると年金生活者の愚痴だ。とはいえ北海道の皆様に言わせると、暖かい九州なのに!と言うことになろうか。しかし、60年以上もこの気候の下で生きてきたのだ。身体はすっかり九州人。だから寒さには弱い!
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さて、土曜日は束の間の上天気、朝から北風もなく、晴れ間が出ていた。天気が悪ければフィットネスでエアロビなのだが、窓から足立山を眺めた瞬間に気が変わった。足立山縦走だ! 先だっては足立山から小文字山を縦走したのだが、今日はまず足立山に登り、そこで調子が良ければ門司の戸の上山まで足を伸ばそうと考えた。一昨年の秋に戸の上から足立を縦走したが、その逆のコースになる。トレッキングシューズを買ったので、その足慣らしの意味も有った。
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初めてのシューズなので、厚手の靴下を2足も履き、9時半に意気揚々と家を出た。途中で食料を調達して登山口に着いたのが丁度10時。案内板では頂上まで3キロ弱80分。だが前回も難なく登っていたので気負う事もなく、淡々と足を運んだ。赤土の急な登りは滑るのが恐いが、さすがにトレッキングシューズ、さしたる苦労もなく70分で標高598mの足立山頂へ到着した。
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左手正面が壇ノ浦の戦の主戦場、彦島沖。中央右に武蔵・小次郎の巌流島が小さく見える。
ここから遠くに望む戸の上まではアップダウンが激しい6キロの道のりだ。3時間以上も掛かるだろうが天気も良いし、ためらう場合ではないと、気合を入れなおして戸の上に向かった。
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いつも思うことだが、縦走では下りが悔しい。下ればまた登らねばならないではないか! それに、下りは滑りこける危険が常にあるし、膝を痛めるのも恐い。平坦な縦走コースは無いものだろうか。「坂の上の雲」のオープニングで、尾根伝いの道が写っていたが、あの道のようになだらかで景色がよければ一番いいが、このコースでは大台ケ原の一部でしかそんな道は無い。
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結局、戸の上山(518m)にたどり着いたのが1時50分。2時間半掛かった事になる。3時間を想定していたのだから結構早く着いた。さすがに疲れたので、関門海峡を見下ろしながら遅いお弁当を食べた。今年の大河は「平清盛」、壇ノ浦の戦いの舞台を目の当たりにして、武門の栄枯盛衰を思い浮かべたりもした。
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戸の上を下りて、門司駅に着いたのが3時過ぎ。約10キロの行程だった。
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<o:p>日曜日、牡蠣小屋に繰り出して、牡蠣を堪能。月曜日、黄帯でポーズを決めてくれた和君。</o:p>
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翌日、足腰が痛い。特に太ももが。足腰には自信が芽生えてきていたのに。まもなく始まるJRの早春ウオーキング。それまでには体調を整えないと。
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