DVDでRKO白黒映画「吸血鬼ボボラカ」を初鑑賞。題名に吸血鬼とありますが吸血鬼は出ません。伝染病やウィルスに迷信や風などの目に見えないものの表現や描写が見事だと思える想像力を刺激する映画でした。
数年前にコロナ禍を経験したからこそ興味深くも真実味も持って見れた気もします。昔も手洗いが基本だったんですね。風向きも重要だというのは今回知れました。昔から見えないウィルスとの戦いというのは繰り返されていた事が分かります。今作の撮影に照明も素晴らしく木々の枝の影を動かす事によって風の表現が上手く出ていて美女と光と闇のコントラストが美しく良かった。ボリス・カーロフも独特の存在感がありました。