どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「自殺マニュアル」

2003年10月15日 | 映画

今日は久々に映画仕事。早く終わったので渋谷へ「レイズライン」の福谷監督の商業映画デビュー作「自殺マニュアル」を観に行く。しかし場所が分からずギリギリに入場する事になる。シネ・ラ・セットという映画館は分かりにくかった。中に入ると映画館というよりもなんか喫茶店みたいで変わってた。ソファーに座って観る事にした。しかしソファーが低くてすぐに腰が痛くなる。普通の席にした方がよかったかな?予告編が色々流れるが画質の悪さにげんなりする。VHSで流してるとしか思えない。そりゃないだろ!って感じだ。長い予告タイムが終わりいよいよ本編の上映。本編は綺麗な画質での上映だったのでホッとする。しかしHDで撮影されてる筈だからもう少し綺麗な筈。上映時の出力はデジタル出力されてないんじゃないかな?少し残念。ビデオっぽさが少し気になったがストーリーの面白さに惹かれて睡眠不足ぎみだったけどじっくりと見れた。自殺の方法とかが紹介されたりするが知らなかった自殺法もあって「へえ~」と驚いたり。編集のテンポが少しゆるいがシナリオの構成のテンポがいいのでぐいぐいと見れる。だんだんとそのテンポに慣れてきて音楽と共にいい感じになってくる。主役の女優がなんか演技が変というか違和感を感じ気になったが、実はこれは後でちゃんと演出だった事が判明!それに気が付くのは映画が終わった後の監督の挨拶で分かったのだが「なるほど!」と目からウロコが落ちる感じだった。
まあ、それが分からずともラストの方でなんともいえない良さを感じていたんですがね。これから見る人の為に内容は明かさないが、よく出来たシナリオです。「レイズライン」と似た感覚のある映画。監督らしさが出ています。すでに続編の話もあるようです。なのでこのパート1は観ておいた方がいいでしょう。
CGを担当しているのは今、僕もやってる映画にも関わってる人らしい。CGのシーンの見せかたやトーンがよかった。細部がよく見えないのが味があっていい。本編は細部まで少しはっきり見え過ぎな気がした。

帰りにパンフを買ってその場で監督にサインしてもらった。ミーハー。

なんにせよ「自殺」って良くないね。「自殺はやめましょう!」

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