どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「くたばれハリウッド」

2003年10月02日 | 映画

色々と大変で時間がかかったCM仕事がようやく終わった。終電も終わってる。食事も出なかったので食べてない。もろもろ完全に撤収して六本木へ営業、アシスタントとラーメンを食べにゆく、そして僕はそのまま六本木ヒルズまで映画を見に行く事にした。「くたばれハリウッド」という映画を見る。ゴッドファーザー等のプロデューサーであるロバート・エバンズの自伝ドキュメンタリー映画。ナレーションも本人がやってる。パンフにも書いてあったが完全な俺様映画です。写真をコラージュしたちょっと面白い映像表現で彼の生きざまが描かれていて所どころ共感したりもする。映画作りという共通の夢に賭ける男の生きざまが面白い。役者からプロデューサーになったという経歴が凄い。映画は本が一番大切という考え方と賭けに出るような映画つくりへの情熱や姿勢が印象的。本気で映画を良くしようと一生懸命になってるのが分かる。アリ・マックグローとの結婚と幸せのエピソードから
破局への流れがとてもジ~ンとくるものがあった。本気で愛していたという感じとナレーションが良かった。全てを手に入れて全てを失った男の話だというが別に全てを失ってはいないじゃないかと思う。本人の視点で描かれてるからだな。別の視点で見てみると良い面もあるが色々と悪い面もある男だと思う。映画の最後のダスティン・ホフマンによる物真似が面白い。役者に愛されるプロデューサー。その魅力とは何かが少し分かったような気がした。

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