どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「スーパーマン リターンズ」

2006年08月12日 | 映画
今日は久々に某巨匠CM監督とのお仕事。あっさりオーケーが出てスムーズに終了。早く帰れたので先行レイトショー上映の「スーパーマン リターンズ」を観に行きました。
「スーパーマン」は僕が生まれて初めて大スクリーンで観たアメリカ映画です。
小学校低学年の時、大ファンとなり筆箱とかもスーパーマンのロゴだったぐらいで、スーパーマンごっこして学校のガラス割って負傷したり、と色々と思い出深い映画でアメリカ映画にハマった元であり合成とか映画の面白さに目覚めたのも、この映画の影響は計り知れない。
そんな「スーパーマン」の新作という事でとても楽しみにしていました。
オープニング、あのテーマ曲が流れて飛び出すタイトルにもうワクワク。時々、CGっぽいのが気になったりもしましたが、そんな事は忘れるぐらいのスピード感と映像の素晴らしさに惹き込まれてゆきました。美術のデザインなんかも前作のイメージを踏襲していて良かった。リメイク作だと思っていたのですが、ちゃんとした新たな続編でした。その割には新しいスーパーマンは凄く若く見えるのですが・・まぁ、それぐらいは許そう。知らない新人の役者さんでしたが、なかなかイメージもぴったり。有名俳優でなく新人がやっているのが良かった。スムーズに入って行けます。ロイス役の女優さんも名前は知ってたけども殆ど知らない女優さんで良かった。綺麗でしたし。撮影がとても良くて暗部がしっかり黒く表現出来ており、中間部の微妙なトーンが生きていた。このトーンは大画面のスクリーンでしか味わえない美しさでした。「遥かなる大地へ」以来の映像の質の良さに驚く。今日見た劇場が良かったのか?どうやらソニーとパナの新開発したビデオカメラで撮影されたらしい。パンフを読むと後処理で色々といじったりもしたようだが、これはちょっと今後に注目ですね。
「スーパマン」の一番好きな所は空を飛ぶシーン。怪力で人々を救う所。最初に現れる場面では最高にドキドキワクワクする展開で映像も迫力があり、良い見せ場でした。カメラの移動感も気持ちが良い。空飛ぶシーンはどんな映画でも何故か大好き。これは小学生時代に憧れた影響か?映画の中でなら人も空を飛べる。っていう所が究極の映画の魅力だと思ってます。
映画の内容についてはまだ公開前なので詳しくは書きませんが、とても満足の出来でした。長い上映時間でしたが集中力も切れませんでした。後半では感動的?なシーンもあるのですが、横に座っていた女性が号泣していたり、何故かそんないいシーンなのに何処かからかオナラの匂いがしてきたり、と周りに惑わされ映画の中に集中出来なかったのか僕には泣けませんでした。僕は前半から中盤までの展開。生活環境の変わった世界に戻ってきた後の心境とかそういう所が良かった。と感じたし一番感動したのはやっぱり空を飛ぶ所でした。最後は・・なんとなく読めてたし。
エンドクレジットでもテーマ曲が流れて気分は高揚する。本編中の曲はJ・ウイリアムスじゃなくJ・オットマンっていう「ルール2」の監督でもある作曲家によるスコア。やっぱり本編にもJ・ウイリアムスによる曲が流れて欲しかったが、なかなか悪くない出来でした。しかもこの人、共同編集もやってる。凄い才能の持ち主です。最後に流れるクレジットロールは普通のロールでちょっと残念。最後も立体文字のスクロールにして欲しかったよ。手間暇はかかるだろうけども、ここはこだわり所でしょ。
帰ってDVDで「スーパーマン」を一部見直す。クラーク・ケントの時の間抜け具合は前作のC・リーブの方がいい味だしてるなぁと思った。今回の方は差があんまりないのよ。だから、何故みんなクラーク・ケントがスーパーマンだと気付かないのかが逆に凄く不思議。ちょっと無理があったが、まぁしょうがないかな。
スーパーガール も期待の新人でリターンズして欲しいなぁ。

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