どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ラストコンサート」

2018年12月17日 | 映画
今迄見た映画は全てチープな感じで凄く面白いって訳では無いけど、何処か憎めない感じのある作品だったルイジ・コッツィ監督の映画「ラストコンサート」が少し前から気になっててブルーレイが少し安くなったので購入。
初めて鑑賞しました。若者の純愛悲劇物語なんだろうと思ってましたが、若き白血病の女性と挫折した中年のピアニストとの恋愛悲劇物語でした。
ブルーレイだけど映像はそんなに綺麗では無かったですがフォギーフィルターを使ったフィルム撮影の光と風景が美しい撮影で主人公の女優さんが綺麗に撮られてました。
台詞は少なく映像と音楽で物語が進みます。結構唐突で意外な展開でグイグイ前半進みますが段々と登場人物に感情移入出来て後半は先は読めるんだけど心を揺さぶられて最後は涙してしまいました。
音楽がまたとても良くて泣かされます。
B級なSFやホラーの監督ってイメージでしたがこんなにベタで真っ直ぐなラブストーリーをちゃんと作れる監督さんだったんですね。
色々と突っ込み所はありましたが素直に良い映画だと思いました。
古い映画ですが見れて良かったです。


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