どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ロング・グッドバイ」

2019年12月09日 | 映画
DVDで前々から気になっていた評判の良い映画「ロング・グッドバイ」を初鑑賞。レイモンド・チャンドラー原作のハードボイルドもので監督はロバート・アルトマンで主演がエリオット・グルードでした。事前情報は殆ど知らなかったので新鮮に見れてタバコ吸いまくりの探偵の静かなる芯の通った優しさや生き方に独り言のような喋りが印象的でした。カメラの動きやカット割も独特でアルトマン監督らしさもあり音楽もまったり心地良く見れました。なかなか話の全貌か曖昧で見えて来なかったけれど興味深く多くを語らないのでこちらもゆっくりと色々と深く考え推理したりして見れました。
少し背景がちゃんと理解出来てるのか不安になる部分もありましたが流れには付いていけました。
そして最後に予想外の展開を見せてくれて驚きと共に哀しくもスカッとするような複雑な感覚になりました。
ラストカットの引き絵が素敵で「第三の男」を思い出したりもした。
ラスト数分でとても好きな映画になりました。
また登場する動物達が皆良くて冒頭の猫はとても可愛かったし犬も良かった。


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