最近釉薬について質問が多いので、どんぐりまん流のうわぐすり考え方をご披露いたします。
釉薬はガラスです・・・
粘土の表面をガラスコーティングして焼き固めたものが陶器です。
粘土+灰でガラスが出来ます。
以上が大原則です。
さて灰には、融けやすい灰と融けにくい灰があります。
これでコントロールできるんですね。
アクセルとブレーキみたいなものです。
融けやすい灰は木の灰です。
融けにくい灰は竹や稲の灰です。
この植物は、おそらく土の中からいろんな養分を吸い上げて体を作っているんですね。
そして燃えてもなお残る灰は、土の中の成分とほぼ同じものなのです。
学者の人たちは、その秘密をあばいて、成分を明らかにしました。
それが釉薬の本に書いてある
長石何パーセント
硅石何パーセント
カオリン・・・
というものになるわけです。
さて
ガラスが釉薬なわけですが
実際陶器作りをすると、くっつきが良いとか悪いとか
沈殿しやすく仕事がしにくいとか
思ったような色合いが出ないとか
問題が出てくることがあります。
そこでそれらを改善するために何かを加えていくわけです。
陶器のボディは粘土ですから、釉薬に粘土を混ぜると付きが良くなります。
そして沈殿もしにくくなりますから仕事がしやすくなります。
カオリンなどもその仲間ですね。
これ・・・加えすぎると
マットになります。
融かすために入れる灰も入れすぎるとやはりマットになります。
だって灰そのものは、燃えないで残ったとても火に強いものなのですから。
適量を混ぜ合わせることによって、ガラスになるわけです。
さあ、ここまでで長石の説明がありませんねえ。
よく本には、
釉薬の基本は長石
と書かれています。
間違いではないのですが、ここからスタートすると頭がこんがらがってしまいます。
土と灰で釉薬が出来る
これが大原則でした。
長石や硅石はそれだけでもガラスになれるものなのです。
ですから分けて考えたほうが、わかり易いです。
灰釉の陶器は良く見ると
粘土の表面が灰に侵食されて引っ込んでいます。
長石や硅石で作った釉薬をかけた陶器は盛り上がっているんです。
いったんまとめ
釉薬は灰から出来たものと石から出来たものがある。
明日は色について書いてみようかな。
益子陶器市コミュもよろしく。

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釉薬はガラスです・・・
粘土の表面をガラスコーティングして焼き固めたものが陶器です。
粘土+灰でガラスが出来ます。
以上が大原則です。
さて灰には、融けやすい灰と融けにくい灰があります。
これでコントロールできるんですね。
アクセルとブレーキみたいなものです。
融けやすい灰は木の灰です。
融けにくい灰は竹や稲の灰です。
この植物は、おそらく土の中からいろんな養分を吸い上げて体を作っているんですね。
そして燃えてもなお残る灰は、土の中の成分とほぼ同じものなのです。
学者の人たちは、その秘密をあばいて、成分を明らかにしました。
それが釉薬の本に書いてある
長石何パーセント
硅石何パーセント
カオリン・・・
というものになるわけです。
さて
ガラスが釉薬なわけですが
実際陶器作りをすると、くっつきが良いとか悪いとか
沈殿しやすく仕事がしにくいとか
思ったような色合いが出ないとか
問題が出てくることがあります。
そこでそれらを改善するために何かを加えていくわけです。
陶器のボディは粘土ですから、釉薬に粘土を混ぜると付きが良くなります。
そして沈殿もしにくくなりますから仕事がしやすくなります。
カオリンなどもその仲間ですね。
これ・・・加えすぎると
マットになります。
融かすために入れる灰も入れすぎるとやはりマットになります。
だって灰そのものは、燃えないで残ったとても火に強いものなのですから。
適量を混ぜ合わせることによって、ガラスになるわけです。
さあ、ここまでで長石の説明がありませんねえ。
よく本には、
釉薬の基本は長石
と書かれています。
間違いではないのですが、ここからスタートすると頭がこんがらがってしまいます。
土と灰で釉薬が出来る
これが大原則でした。
長石や硅石はそれだけでもガラスになれるものなのです。
ですから分けて考えたほうが、わかり易いです。
灰釉の陶器は良く見ると
粘土の表面が灰に侵食されて引っ込んでいます。
長石や硅石で作った釉薬をかけた陶器は盛り上がっているんです。
いったんまとめ
釉薬は灰から出来たものと石から出来たものがある。
明日は色について書いてみようかな。
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