栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

はんこの不思議

2011-09-16 23:36:20 | 雑記
役所の手続きに行くと

「はんこ」と言うものが必要である

なぜか本人よりも「はんこ」の方が信用されているような気がする時すらある

ところが

「三文判でいいですから・・・」

と、どうでも良いような物言いをされる場合というのもある

もっとすごいのは

車の手続きの時などに多いのだけれど

「はんこありますから、ついておきます!」

などと言いながら、はんこ箱のフタを開けると

あらゆる苗字のはんこが入っていたりする

そんな車屋さん・・・



焼き物の裏にも

はんこがあるのと無いのとでは

お客さんのうけが違ったりする経験がある


日本人はどうしてこう、はんこが好きなんだろう?

そもそも「はんこ」の文化というのは世界的にみるとどうなんだろうかねえ?


もう時効が成立していると思うのだけれど

その昔警察官だった時

ある同僚が反則切符にはんこをついてもらうのを忘れたことがあった

違反者の人は県外の人で

今のように携帯電話があるわけでもないし

連絡のとりようがなかった

その警察官は

隣の同僚に

「おい!お前の足の指をかせ!」

そう言って

「小指あたりの大きさで良いだろう。」などとのたまいながら

指印を偽造したのである

違反者の人が反則金を支払えば

それにて一件落着

反則切符のはんこなどなんの問題にもならないのだが

これって

公文書偽造だぞ



そしてまたある時

なんの書類だか忘れてしまったけれど

はんこを二箇所押してもらうところを

一箇所でわすれてしまった同僚がいた

この時は

上司が

ピラピラの紙を用意して

転写紙のごとく

一箇所押してあるはんこを写しとり

必要箇所に押して

見事に偽造を完成させたのであった


とにかく

はんこなどというものがあるから

こんなことが起きる・・・違うか


世の中に

発見されていないはんこの偽造は

どれだけあるかわからない

こんな日本にだれがした


なお

当時の同僚の名前は忘れたので

つっこまれても回答できません。あしからず。


記憶にございません