陶芸のうわぐすりは
まず基本となる混ぜ方があって
それをアレンジして自分にちょうど良いところを探していくのだけれど
料理のようになめて味見をしてみるというわけにもいかず
焼いてみないとわからない
焼くと言っても
私のように個人で作っていると
月に1度か2度火を入れるので
結果が出るまで時間がかかることになる
生きていると
いろんなことを考えねばならぬので
うわぐすりの事を忘れてしまうことがある
(首かたむけてみてください。)
一応ノートに書いてみたり、そのうわぐすりが入っているバケツに張り紙をしてみたりするのだけれど
その事自体を忘れて(笑)
正体がわからなくなったバケツ多数(笑)
次の窯の時テストしてみようと思うのだけれど
締切りに追われると、結局バタバタと窯に詰めて
火をつけて
やれやれと椅子に座って
「あれ?」と言うことになる
なにかこう
便利な器械があって
うわぐすりの成分が判明するという
嬉しいことはないだろうか?
さらに焼けてしまった作品から
成分を割り出してくれると
これはもう
おりこうさんで、かわいいかわいいしてあげねばなるまい。
焼き物作っているより
こういう器械を作った方が
よほど世のため人のためになるのではなかろうか?
単純に考えると
遠心分離機のような物で
うわぐすりを回転させて
比重の違いで地層のような
成分の層ができると思うんです
それをそのまま焼いて
溶ける層と溶けない層と
あるいは色が変わる層と
そういうサンプルをいっぱい集めると
おおよそわかってきそうな気がする
当初は一種類のサンプルが試験出来る
一型を開発
様子を見ながら
複数のサンプルが試験できる二型を出して
さらには
サンプル照会機能がついた三型を出す・・・
妄想はふくらむばかりである