栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

ケムシが横断している

2014-05-10 23:04:52 | 雑記
道路をケムシが横断している

何のために横断しているのかわからないが

車なども通る道路なので

ケムシにしてみれば命がけなのだ

そういうケムシが1匹や2匹ではない

散歩に出ると結構な確率で見かける

こっちの草むらとあっちの草むらにそれほどの違いがあるとは思えないのに

なぜ横断するのか?

あんまり気になるので

散歩の足を止め

そこにいた茶色のフサフサのケムシに尋ねてみた





「What you are name?」

「Oh! My name is Andre」

で、このアンドレ君

見事にフサフサなのが気に入らないが

そこは私も大人なので

ぐっとこらえて

「なぜ?道路を横断しているのか?」と聞いてみた

「なぜ?って。 理由がなきゃいけないのかい?人間は道路を横断するのに理由があるのかい?」

・・・

う~ん

そこに山があるからだと言った人がいたが

それと似たような問答だろうか?

そもそもケムシに質問した私がバカだったのかもしれない


その時

車が近づいてきた

「あぶない!急いでこっちに渡るんだ。」

「急げと言っても、おいらケムシだぜ。そんなに速く動けるもんか。」

そう言うと

車に向き直って

タイヤとタイヤの間に素早く身をかわした

車が通り過ぎたあと急いで近づいてみると

アンドレくんは無事で

「ケッ!道路は誰のもんだと思ってんだ!」と鼻息荒くわめいていた

「おいら達は人間が生まれるよりず~と前から地球上で生きてきたんだぜ。

それをなんだい。好き勝手しやがって。こんなんじゃ、すぐ滅んじまうぜ。」

なんだかこのケムシ

すごく偉い者に思えてきた

「人間この先どう生きていけば良いのかねえ?」と聞いてみると

「まず・・・毛だな。毛を生やせ。」


そこかい


やっぱりケムシに聞くんじゃなかった