孫の相手

昨日は


息子夫婦がアパートから新居への引っ越しの準備をすると言う


三歳になる娘がいると仕事がはかどらないので


預かってくれとの事で


爺と婆は待ち構えていたのであります


お昼の準備は要らないと言うので


爺と婆の分もあるのかと


用意せずに待っていると


孫が食べるコンビニのうどんを一つ持ってきた


それはレンジでチンすれば良いと言うので


慌てて残り物を出して爺婆も一緒に食べることに・・・


息子は


「うどん食べ終わったら、お昼寝すること！約束だよ！」と娘に言い


孫も「うん！」と良い返事


「一時間くらいは、必ずお昼寝させてね。」と私たちに念押しして帰っていった


しかしながら


爺婆の家は楽しいのである


寝てなんかいられないのである


さっきの良い返事はどこへいった？


大統領のように次々と要求を出して、ギンギンしている


爺は用意したお昼寝布団で先に寝ることにした


するとほっぺはペチペチするし


整体の先生のように首はひねるし


丸くなって寝ていると


今度は婆の方に注文を出しに行った


婆も色々と寝るように仕向けるが


聞くものではない


孫を寝せるより


日米首脳会談の方がまだ簡単ではないだろうか


結局全然眠らず


絵本を読み


おもちゃで遊び


おやつを食べ


家の周りで三輪車に乗り


道の駅まで散歩に行き


アンパンマンのテレビを見て


腹が減ったと餃子を鷲掴みにして食べ


デザートのリンゴを食べていたところに


息子夫婦が迎えにきた


このまま帰ると寝てしまうから


風呂に入れてから帰ると言うので


今度は風呂の準備


まあ・・・昔のように水を汲んで薪を割ってなどと言うこともなく


スイッチを押せば１０分ほどで入れるのだが


爺婆の穏やかな生活は嵐のようにかき回されたのであります


（いつものことだけど( ´艸｀)